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長尾謙杜が語る、映画「おいしくて泣くとき」心也は芯がある”強い少年”

2025年03月17日 07時00分

インタビュー

“人を純粋に想う優しさ”をまっすぐに描いた感動作として話題を読んだ森沢明夫の小説「おいしくて泣くとき」が、実写映画化されます。主人公・心也を演じるのは、本作が劇場映画初主演となる長尾謙杜さん。ヒロイン・夕花を當真あみさんが演じます。
本作で、幼い頃に母親を亡くし、孤独を抱えながらも心優しい高校生・心也を繊細かつ丁寧に演じた長尾さん。本作への想いや俳優業への意欲、作品のタイトルにちなみ“最近泣くほど感動したこと”など、たっぷりとお話いただきました!

心也は芯がある“強い少年”

――最初に、作品への出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

まず、タイトルにびっくりしましたね。「“おいしくて泣くとき”って、どんなとき?」って感じだったんですけど、いざ脚本を読んでみると、切なさもあり、心が震える温かい作品だなと思いました。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

笑顔が多い現場でした。當真さんもそうですし、スタッフさん含め、みんな仲良く楽しく撮影できたかなと思います。何より横尾(初喜)監督がすごく人柄の良い方で、楽しかったです。

――監督とはどんなお話をされましたか?

ずっとたわいもない話ばかりしていました。シーンについて當真さんも含めて3人で話すこともあれば、監督とご飯に行ってプライベートな話をすることも多かったです。ちゃんと真面目な話もするし、ふざけるときはふざけるし、そういうメリハリはついていたかなと思いますね。監督のご家族の話や、僕の普段のプライベートの話もしました。

――シーンについての話し合いもあったとのことですが、心也を演じるにあたって監督とどのようなお話をされましたか?

“心也は強い少年だから”というのは、ひとつのキーワードとしていただきました。ケンカが強いとかそういう意味ではなく、サッカー部のエースとしてみんなを引っ張る力がある、ちゃんとした芯を持った強さというか。そういう部分は大切にしながら演じていましたね。

――そういう強さがあるからこそ、夕花を守ろうと思ったんでしょうね。

そうですね。最初のほうは、心也はしっかりしていて強いイメージがあって、きっと夕花のほうがちょっと弱さが見えているんですけど、ストーリーが進むうちに、それが逆転したりもするんですよ。2人の強さが重なる部分もあれば逆転する部分もあるので、そういうところも見てもらえたら面白いんじゃないかなと思います。

――心也に魅力を感じたところや好きなところはありますか?

さっきも“強い少年”って言いましたけど、まっすぐだなと思います。すごく正直だなと思うし、正義感があふれていますよね。あとやっぱり年相応の、この年代だからこその不器用さもあって、心也なりに考えたうえでの行動がすごく詰まっているなって。夕花を守ろうと行動したのも、そのときの心也だからこそ動けたんじゃないかなって思いますね。多分大人だったらいろんなことを考えて動けなかったりしたんじゃないかなと思います。
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僕が高校生の頃は釣りのことばかり考えていた

――高校生の心也を演じられていますが、長尾さんは15歳高校生の頃はどんな子でしたか?

クソガキでした(笑)。心也と違って長尾謙杜はずっと授業中しゃべってた(笑)。なんかもう頭の中でずっと「学校終わったら遊びに行こう!」って考えてるみたいな。授業中も放課後のことを考えてましたね。釣りに行くんだったら、もう釣りのことしか頭になかったです。あとは、スケボーもしてました。

――高校生の頃から釣りがお好きだったんですね。

そうですね。学校から帰ってすぐ釣りに行ったり、掃除の時間も校庭の端っこで餌になるミミズを集めてたり(笑)。でもそのときから、ジュニアのお仕事はちゃんとやってましたよ(笑)!? そんなに勉強も出来なくて本当にポンコツでしたけど、青春に何一つ無駄はないと思っています。僕が高校生のときは、“約束”という言葉をこんなに大切にしたことはないし、こんなに重みのある約束をしたことはなかったです。友達と「この後ほんなら駄菓子屋で集合な〜」、「行けたら行くわ〜」みたいな約束しかしてなかったです(笑)。だからやっぱり、心也は夕花を「守ってあげよう」という気持ちで動いていて、本当にかっこいいですよね。

――30年後の心也はディーン・フジオカさんが演じられていますよね。

30年後の心也をディーンさんが演じられるって聞いたときは、うれしかったしビックリしました。でもディーンさんがかっこよすぎるから、「俺、30年後にディーン・フジオカになってるかな!?」って長尾として少し不安はありましたね(笑)。母にも30年後の自分がディーンさんになる話をしたら、「んなわけないやろ!」って言われました(笑)。で、「すごくいい成長の仕方してるな」って言われて、その後小さい声で「そうなってくれたらええんやけどなぁ……」って言ってました(笑)。おいっ!と思いましたけど、頑張ってディーンさんのようにかっこよく成長しないといけないですよね。

――ディーンさんにはお会いされましたか?

撮影ではお会いする機会がなかったんですけど、クランクアップ後に、たまたま同じ音楽番組にディーンさんも出演されてたんですよ。ごあいさつしたら、「心也くんだ!」って言ってくださいました。
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――長尾さんは、真剣なシーンの直前は心也の気持ちを作るために音楽を聴かれていたそうですが、どのような音楽を聴かれていましたか?

何を聴いてたんだろう……? いろんな曲を聴いてましたね。普段はヒップホップばっかりなんですけど、真剣なシーンの前はさすがにヒップホップは聴いていなかったです(笑)。結構、バラードが多かったですかね。どのシーンでも、こういう曲が流れてるよなって想像しながら演じることが結構あるんですよ。あと、作品全体をひとつの曲として、ここがサビだなとか、ここがラスサビだなって盛り上がるところを決めているかもしれないです。

――ちなみに長尾さんがサビだなと思うシーンはどのあたりでしたか?

結構この映画はサビ多いな!って思ってました。でもラスサビというか大サビは、やっぱり四つ葉のクローバーを探して、その後、心也と夕花がどうなるのか……っていうところかなと思います。

©2025 映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

おいしくて泣くとき

2025年4月4日(金)公開
 

幼いころに母親を亡くした心也(長尾)は、ケガで部活動を休んでいたところ、同級生の夕花(當真)と学級新聞の編集委員を任されることになる。次第に距離を縮めていった二人は、ひょんなことから「ひま部」を結成することに。しかし、家庭に居場所のない夕花は、ある事件をきっかけに心也の前から姿を消してしまう。交わした“約束”を胸に彼女を待つ心也だったが、その後、夕花が現れることはなかった。突然の別れから30年、初めて明かされる彼女の秘密とは……?


出演
長尾謙杜 / 當真あみ / 水沢林太郎 / 芋生悠 / 池田良 / 田村健太郎 / 篠原ゆき子 / 安藤玉恵 / 美村里江 / 安田顕 / ディーン・フジオカ

 

スタッフ
原作:森沢明夫「おいしくて泣くとき」(角川春樹事務所刊)
監督:横尾初喜
脚本:いとう菜のは
音楽:上田壮一
主題歌:Uru「フィラメント」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
製作幹事:WOWOW
制作プロダクション:AX-ON
制作協力:パイプライン
配給:松竹

映画『おいしくて泣くとき』4月4日(金)公開

©2025 映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

おいしくて泣くとき

「おいしくて泣くとき」メインビジュアル

長尾謙杜(Kento Nagao)

2002年8月15日生まれ。大阪府出身。
2021年になにわ男子のメンバーとしてCDデビュー。メンバーカラーは黄色。グループの衣装担当として類まれなセンスを発揮している。俳優としては、ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(’19年)、配信映画「HOMESTAY(ホームステイ)」(‘22年)、NHK大河ドラマ「どうする家康」(’23年)などに出演。また映画「室町無頼」(’25年)では主演の大泉洋から絶賛されるほどの華麗なアクションシーンを披露し、注目を集めた。

なにわ男子 プロフィール|STARTO ENTERTAINMENT

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