秋元康プロデュース“Rain Tree”誕生! 「たくさん流した涙の分、強く大きくなりたい」

秋元康総合プロデュースによる「IDOL3.0 PROJECT」の新グループ発表会が、10月8日、東京・恵比寿ガーデンルームで行われました。昨年デビューしたWHITE SCORPIONに続き、17名のメンバーが“Rain Tree”（レインツリー）として、2025年1月にメジャーデビューすることが発表されました。

会見オープニングの様子。この時点ではメジャーデビューを知らされていない

2023年4月にスタートした「IDOL3.0 PROJECTオーディション」。約1万人の応募者から選ばれた11人が、WHITE SCORPIONとして2023年12月にデビューしました。快進撃を続ける一方で、オーディションの最終審査でデビューに届かなかった、イチ、イチゴ、カワチャン、キナコ、コトリ、サナ、タマ、チャイ、ニイ、ペロ、マカロン、マキ、マリオ、ミラン、リー、リンリン、ロゼは“FINALIST”として約1年間にわたり活動を行ってきました。

発表会には、約250名のメディア関係者が集結しました。会見に登壇した“FINALIST”のメンバーにはサプライズという形で、メジャーデビューとなる1stデジタルシングルのリリースと、グループ名が“Rain Tree”と名付けられたことが告げられると、メンバーたちは手を取り合って抱き合い、感動の涙を流して喜びを分かち合っていました。

メジャーデビュー発表のサプライズに感動するメンバーたち

メジャーデビュー決定を受け、コトリは「まさか、こんなサプライズをしていただけるとは思っていなかった」と驚きつつ、「素直にうれしいです。頑張りたいと思います」と。サナは「いつになったらアイドルになれるのか不安で、目標が見えず、モチベーションを保つのが大変でした」と、この1年を振り返り、「デビューの文字を見たときに震えました。これから、より一層の努力を重ねていきたいと思います」と、それぞれコメントしました。

写真下段左から、タマ、コトリ、カワチャン

グループ名の“Rain Tree”は、「雨の中、葉を閉じてじっと耐え、日が出ると葉を開く。苦難に耐え抜く強さで、自らにも周りにも大きな力を与える、そんな力強く優しい存在になれるように」という願いを込めて命名されたそうです。マキは「グループ名の由来と名を聞いて、すごくすてきな意味がたくさん込められているので、この名前に恥じないような、すてきなグループを作っていけたらいいなと思いました」と語りました。

写真下段左から、マカロン、ニイ、タマ

また、会見が行われた10月8日はニイの誕生日でもあり、記者からの「最高の誕生日プレゼントだったと思います。今の気持ちと、ファンの皆さんに向けてのメッセージをお願いします」という問いかけに、「昨年は、10月7日の最終オーディションで落ちて、とてもつらい誕生日を迎えましたが、今年は、デビュー決定という最高の誕生日プレゼントをいただけてうれしいです。ファンの皆さんが応援してくれるから、私も頑張ろうって思えるので、（ファンの方にデビューを）早く伝えたいです」と、これまでの1年間応援してきたファンに向けて感謝の言葉を送りました。

写真下段左から、リー、マリオ、マカロン

メジャーデビューにあたり、Rain Treeはシングルごとにメインメンバーを選考する“セレクション制”を導入します。これは、歌・ダンス・自己表現の基準をもとに各技能の専門家と運営スタッフが審査のうえメインメンバーを決定するもので、10月から開始予定です。メインメンバーは各シングル期間、表題曲のMVに出演するなど、Rain Treeの代表として活動を行います。セレクションで選ばれなかったメンバーは、カップリング曲のメンバーとして活動するという仕組みです。

写真左から、ロゼ、リンリン、リー

セレクション制について、マリオは「デビュー曲は全員で歌えると信じていたので、少し悲しい気持ちもありますが、Rain Treeは涙の数だけより一層強くなるグループ。たくさん流した涙の分、たくさん強くなって、大きくなりたい」。リンリンは「17人で歌えないという事は少し悲しい」としつつ、「17人でここまで一緒にやってきた絆があるので、高め合って尊敬し合って、いいグループになればいいなと思います」と、グループとして新たなスタートに向けての決意を語りました。

正式に新しいガールズグループとしての一歩を踏み出した、Rain Treeの今後の活躍に期待が高まります。