2025年04月08日 08時00分
インタビュー
2025年04月08日 08時00分
インタビュー
ドラマ「三人夫婦」で、里村新平役を演じるIMP.の鈴木大河さん
4月8日スタートのドラマ「三人夫婦」は、主人公・拓三と、その元彼女の美愛、美愛の彼氏・新平が織りなす、前代未聞のホームラブコメディー。タイトル通り“3人で夫婦になる”という斬新な設定で、ドキッとさせられながらも「3人っていいかも!?」とも思わせてくれるような、新しい愛の形が魅力のドラマです。堅物の建築デザイナー・拓三は浅香航大さん、気の強いバリキャリ女子・美愛は朝倉あきさん。そして、拓三とは正反対の、明るく自由奔放なダンサー・新平はIMP.の鈴木大河さんが演じます。
今回、推し楽では鈴木さんを直撃! 演じる上で心掛けたこと、共演者への印象、そしてプライベートでハマっていることまで、多岐にわたるお話を伺いました。
――台本を読んだ印象はいかがでしたか?
「三人夫婦」って世間的にはない言葉ですし、想像もつきづらいですけど、いざ台本を読んでみたら、こういう関係性ってなぜ今までなかったんだろうと思うくらい、僕の中ではしっくりきて。読んでいくうちに拓三、美愛、新平という一人一人のキャラクターをどんどん好きになりましたし、見てくれた方も登場人物を「面白いな」とか「共感できるな」と感じて、好きになっていただけたら良いなと思いました。
――演じられる新平という役をどう捉えてどうアプローチしていきましたか?
最初にプロットを見たときは、ハツラツとして元気の塊みたいなイメージでした。年齢も拓三さんたちよりは少し下で、弟っぽい自由なイメージがあったんです。でも、演じているうちに印象は少し変わって、拓三さんや美愛ちゃんから受け取ったことに対して元気に振る舞おうと、周りを気にかけている人なんだなと思いました。なので、シリアスな場面でも新平だけは場を明るくさせよう、と。深刻な話をしているときでも、いかに深刻にならないように言葉を発するかということはすごく意識しました。
――熊坂出監督とはどういったやり取りがありましたか? 印象的な言葉などあれば教えてください。
熊坂監督とは初めてでした。僕はドラマ自体に出るのがまだ2作品目でわからないことだらけなので、本当に助けていただいて。本読みの前に1対1でお話しさせていただく機会があったんですけど、その時から「不安なことはない?」とか、「わからないことは聞いてね」と優しく教えてくださいました。印象的だったのは、撮影中に監督の考えていた芝居と僕の考えで相違があったとき、否定するのではなく、「どういう気持ちでそういうお芝居をしたの?」と聞いてくださったことです。それで僕が自分の考えを伝えると、「そうなんだ、それなら全然いいよ」と否定しない教え方をしてくださって。経験のない僕にとって改めて考える機会になりましたし、褒めていただいたときは自信にもなりました。メンタル的にも助けていただいたなと思います。あとは、「自由に、大胆に」という言葉をたくさんおっしゃっていて、その言葉によって肩の力を抜いてお芝居することができました。
――ドラマ出演2作目とのことですが、ご経験の多い舞台との違いなどは感じられますか?
カット割りで区切られるので、繋がりのことを考えて芝居しないといけないっていうのがやっぱり違うところですかね。でも、熊坂監督は新鮮な気持ちでいることを大事にされていて、カット割りで同じシーンをやるとしても、違った芝居になって良いと言ってくださったんです。だから、同じところを何回も演じる際に“さっきの気持ちを思い出して……”などと考える必要がなくて、そのとき生まれた気持ちを大事に演じることができました。その都度浅香さんや朝倉さんのお芝居を受け取って新鮮な気持ちでやれたので、とてもやりやすかったです。
――撮影中に印象的だったことなどはありますか?
撮影前って、僕、あんまりご飯を食べられない方なんです。でも、終わってからはその分すごい食欲が湧いてきて。夜9時とか10時くらいにものすごい量のご飯をコンビニで買って、現場から持って帰ったお弁当も合わせて、めっちゃ食べていました。朝食べていない分を夜に取り返すような食生活をしてましたね(笑)。
――共演者の方についてはどのような印象ですか?
朝倉さんはすごくストイック方ですね。座り姿がきれいで、背もたれに寄りかかっているところを見たことがないんじゃないかと思うくらいで。美愛ちゃんとのギャップをすごく感じました。浅香さんはお兄ちゃんみたいでしたね。かばんの中がすごくきれいで、小さいポーチに小分けにされてものが入っているんですよ。僕はバッグにそのまま詰め込んでしまって、出したいものがすぐ見つからないタイプなので、真似させてもらおうといろいろ聞きました。それに、持っているものがすごく洗練されていて、特に気になったのがネックピロー。お店を聞いて僕も買ったので、今、浅香さんとおそろいになってます(笑)。ツアーの移動中でも使って「めっちゃいいんだよこれ」と言っていたら、メンバーも2人くらい買っていましたね(笑)。
――台本を読んで、誰かと暮らすということについても考えさせられました。もし鈴木さんが友達とシェアハウスをするとしたら、2人がいいか、もしくは3人などの複数、どちらが良いですか?
このドラマを経たからそう思うのかもしれないですけど、2人よりは3人かなと。向き合うときに、もう1人いた方が、対人関係においてはうまくいくんじゃないかと思うんですよね。夫婦となるとちょっと分からないですけど、シェアハウスのような友達関係においては、3人の方が良いのかな、客観的な第三者の目線があるといいのかなって思いますね。
――ご自身は人と暮らすことに向いていると思いますか?
それはですね……実はちょっと厳しいのかなと思っています(笑)。決めつけるのは早いかもしれないですけど、僕、結構こだわりが強いんですよ。そして、こだわりはあるけど、性格的にそれを人に押し付けたくないので、その時点で矛盾が生じて葛藤が生まれるっていう(笑)。だから、誰かと暮らすとなると難しいのかなぁと。遠征のときに、メンバーと一緒の部屋になるくらいがちょうど良いかなと思います。
――どういうところにこだわりがあるのですか?
例えばお風呂とか。シャワーヘッドを最近変えたんですけど、重すぎて、差し込む角度が少しでもずれるとクルッと回ってしまうんですよ。自分で使っていてもモヤモヤするし、人が来たときにずれないようにするにはどう説明すればいいかなとか考えちゃう(笑)。あと、普段から、お風呂はすごくきれいにしていて。出るときには鏡の下の台の水滴を全部拭き取って、蛇口のところも拭いて、お風呂のイスを浴槽の縁に立てかけて、浴室乾燥をかけるというルーティーンがあるんですよ。そういうところを気にしない人と暮らすと「水滴残ってるじゃん」とか思ってしまいそうな気がします(笑)。
TBS:4月8日(火)スタート 毎週(火)24:58~
※一部地域を除く。放送時間は変更の場合あり。
IBC(IBC岩手放送):4月8日(火)スタート 毎週(火)24:58~
TUF(テレビユー福島放送):4月18日(金)スタート 毎週(金)25:23~
TUT(チューリップテレビ): 4月8日(火)スタート 毎週(火)24:58~
MRO(北陸放送): 4月30日(水)スタート 毎週(水)23:56~
UTY(テレビ山梨): 4月22日(火)スタート 毎週(火)27:00~
正解のない多様性社会を生きる人々に向けた、男性二人、女性一人という三人での新たな夫婦の形を紡ぐ物語。主人公は、真面目で堅物の建築デザイナー・三津田拓三(浅香航大)。あるとき、元カノ・矢野口美愛(朝倉あき)とその彼氏・里村新平(鈴木大河)から、“三人夫婦”にならないかと持ちかけられ、拓三は突拍子もないその提案に驚く。一度は断る拓三だったが、なし崩し的に“一年間のお試し期間”という名目で三人での生活を始めることに。
出演
三津田拓三:浅香航大
矢野口美愛:朝倉あき
里村新平:鈴木大河(IMP.)
スタッフ
製作:「三人夫婦」製作委員会
制作プロダクション:AOI Pro.
制作協力:PADMA
脚本:我人祥太 / 成瀬都香 / 丹保あずさ
プロデューサー:箱森菜々花
配信プロデューサー:齊藤彩奈 / 杉山香織 / パリーク亜門
演出:熊坂出 / 成瀬都香 / 小菅規照
主題歌
IMP.『Cheek to Cheek』
ドラマストリーム「三人夫婦」キービジュアル
1998年6月29日生まれ。千葉県出身。IMP.のメンバー。情報番組「絶好調W」(北陸放送)にレギュラー出演中。「未恋〜かくれぼっちたち〜」('25年)でテレビドラマ初出演。IMP.として、現在全国ツアー「IMPERIAL LIVE TOUR 2025」を開催中。4月7日に「Cheek to Cheek」を配信リリース。
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