2025年01月06日 14時24分
レポート
2025年01月06日 14時24分
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「御曹司に恋はムズすぎる」制作発表に登壇した西畑大吾、永瀬廉(左から)
永瀬廉が、ルックスと財力だけで生きてきた御曹司役で主演を務めるドラマ「御曹司に恋はムズすぎる」(カンテレ・フジテレビ系)。1月7日の放送スタートを前に、ドラマの制作発表が行われました。
King & Princeの活動と並行して、数々のドラマや映画に出演してきた永瀬が今回演じる天堂昴は、大手アパレルメーカー「服天」の会長の孫。両親を早くに亡くして、祖父に思い切り甘やかされて育ち、自分の容姿を心から気に入っている筋金入りのナルシストです。しかし、性格は欠陥だらけ! 見かねた会長が服天に新入社員として入社させ、社員寮で生活することに。
教育係となった超倹約家のド庶民女子・花倉まどかは、人に怒られたことのない昴に正面からぶつかり、本気の恋を知らなかった昴がまどかに特別な感情を抱いていくというストーリー。永瀬は王道ラブコメ初挑戦になります。
会見には永瀬の他、まどか役の山下美月、昴の親友で共に服天で働く草壁友也役の西畑大吾、敏腕上司で昴の恋を阻む成田理人役の小関裕太、会長・天堂亘役の鹿賀丈史が登壇しました。
冒頭はお正月をどう過ごしたか、という話題から。永瀬は西畑を含む友人4人で初詣に行ったそう。「スーパー銭湯であかすりもしてもらいました。初めてでしたけど、めっちゃ痛いんですね。新年早々、アイドルがこういう話をするのもなんですけど(笑)、気持ちいいくらいあかが出て、縁起がいいなと思いました」と、役とは掛け離れた庶民的エピソードが語られました。
西畑はスーパー銭湯で手押しのマッサージを受けたとのことで、「めちゃくちゃ気持ちよくて、そのあとに飲んだビールが超おいしかったです」と楽しげ。「(1月)1日はなにわ男子の生配信のあと、実家に帰ってゆっくりして、高校生のいとこにお年玉をあげました」とも明かします。
昨年5月に乃木坂46を卒業した山下は、年末の歌番組から正月休みを体感しなかったという昨年までと一変。「年明けから乃木坂のメンバーとカラオケで朝まで歌い明かしました」と話していました。
鹿賀は孫役で初共演の永瀬について「スタッフにシャイな青年と言われたんですけど、とんでもなかったです(笑)。どんどん芝居を仕掛けてきて、すごいエネルギーで面白いキャラクターだと思いました」と語ります。永瀬によれば「セリフ中にいきなりハグしました」とか。「(台本に)そんなト書きはなかったんですけど、本番一発目でやりました。鹿賀さんはビックリしたのか、セリフを2~3回飛ばされて。大ベテランを困らせてしまったんですけど、優しく対応してくださいました。頼りがいのある方で、楽しくやらせてもらってます」と、すっかり打ち解けている様子でした。
一方、リアルでも永瀬と友達の西畑は「ここまで素の関係性に近い役は初めてかも」と。わがままでナルシストで自由奔放な昴役が永瀬自身と近いか聞かれると、「ほぼ一緒」と答え、永瀬も苦笑い。「廉をめちゃめちゃ誇張したら昴くんになるんです。僕もそう。自分に優しいところを足していったら、その先にいるのが友也くん」とアピールしました。そんな2人について、山下は「楽しそうで何よりです(笑)。いつも本当に仲良さげで、現場が温かくなります」と笑っていました。
演じる友也について西畑は「昴が突っ走るのを裏でサポートしながら、まどかさんとの恋愛模様を陰から見てニヤニヤする役です(笑)」と説明。小関は成田という役を「頼れる上司で、セリフの頭はだいたい『みんな聞いて!』。ちょっと年上の設定で、その大人らしさに近づけたら」と話しました。
節約を楽しんでいたり、まどかと重なるところが多いという山下は、3人の男性キャラクターの中で自分なら誰を選ぶか聞かれると、「圧倒的に成田さんです」と即答! 「理想の上司という感じ。頼れるものなら頼りたい。安心感のある方だなと思います」「昴とのシーンより成田さんとのシーンのほうが笑顔が出ちゃうんです」と続けました。
ストーリー的には、昴が巻き返すのが見どころになりそう。永瀬自身も「昴はだいぶクセが強い人間なので。中身まで知るほど魅力がわかるタイプで、徐々に惹かれていくキャラクターになればいいかなと思っています」と意欲を見せました。恋敵ポジションの小関が「昴くんは愛しい存在。頑張っているのにうまくいかなくて応援したくなります。ナチュラルにキザなことを言えるところもありますね」と話すと、永瀬は「まだキュンというより、ふざけるシーンが多くて。たまにキュンっぽいセリフが入ると、切り替えが難しいです。でも、意外とテレはないかもしれません。自分としてでなく昴を乗せて言っています」と返していました。
最後に報道陣から2つの質問が出ました。まず「自分が格差のある相手に恋をしたら、どう乗り越えていくか?」。永瀬は役と逆に「相手がお金持ちなら」と切り出し、「僕は大衆系の居酒屋が好きなので、あえてそういうところに連れていきます。隣に居合わせたサラリーマンの人と話したり、一期一会の楽しさを教えてあげたい。フランクな感じのお店もいいよと、好きな人と共有したいですね」と回答しました。
西畑は逆に、自分が御曹司の設定で「夜景の東京タワーが見える、きれいなイタリアンのお店で食事します。最後に『キミにプレゼント』と言うと東京タワーの色が変わる、というのをやりたいですね(笑)。色は緑がいいかな」と話します。しかし、これには山下から「私だったら、ちょっと恥ずかしいです。自己満足感が出ていて(笑)。でも、だいたいの女性はきっとうれしいと思います」と、やんわり否定的なリアクションをされてしまいました。永瀬が鹿賀に「東京タワーの緑はうれしいと思います?」と振ると、鹿賀も「あまり思わないですね(笑)。日によって色が変わるのを見ても、『今日は何かあるのかな』と思うくらい」と話し、西畑は思わぬ不評に「悔しいですね~」と少し落ち込んでいました(笑)。
もう1問の「御曹司のようにお金をいくらでも使ってOKだったら、欲しいものやしてみたいことは?」に、最初に答えたのは小関。このドラマで銀座周辺での撮影があり、あの界隈はカフェも高くて時間が潰しにくい……という経験を踏まえ、「自分専用のカフェを山手線の1駅ごとに作りたい」と大きな夢を語ります。永瀬も「自分専用の新幹線が欲しい」と続け、「ツアーが終わってマイ新幹線で東京まで帰りたい。ベッドがあって食堂やバーも置いて、移動も癒やしの空間にしたいです」と、これまた夢がありました。
大阪出身でなにわ男子のメンバーである西畑は「関西テレビさんのカフェのカツカレーが大好き。ジュニアの頃から行くごとに食べていて、あの味が忘れられません。東京支社にも食堂を作ってもらって、カツカレーを定期的に食べたいです」と発言し、永瀬に「それならカンテレを買い取ればいい」とツッコまれます。山下は「島が欲しいです。自分の好きなことを誰にも見られず1人でやりたい」とのことでした。
「一番楽しいのは芝居をしているとき」という鹿賀からは「世界の方に見てもらえる映画や舞台の制作にお金を使えたら。こういう時代で苦しんでいる人に、心の豊かさを提供できたらいいかな」と重みのある言葉が。永瀬たちは「僕らのは私利私欲でした」と感服していました。
会見の締めは永瀬からのメッセージ。「この作品は火曜日の夜にピッタリ。疲れたけど明日も頑張ろうというとき、勇気と活力を与えてくれます。恋愛だけでなく、お仕事、友情と3本の軸がすてきに描かれていますので。軽く深く見てもらって、日常が温かくなる作品だと思います」と結びました。
取材・文:斉藤貴志
撮影:古賀良郎
2025年1月7日(火)スタート 毎週(火)23:00〜23:30
出演
天堂昴:永瀬廉
花倉まどか:山下美月
草壁友也:西畑大吾
成田理人:小関裕太
三上リリー:中村里帆
リチャード:芹澤興人
東雲香織:筒井真理子
天堂亘:鹿賀丈史
スタッフ
脚本:大北はるか
音楽:はらかなこ
演出:本橋圭太 / 松本喜代美 / 塚田芽来
プロデューサー:萩原崇(カンテレ) / 堀智織(カンテレ) / 島本講太(ストームレーベルズ) / 石田麻衣(ホリプロ) / 西本和史(ホリプロ)
制作協力:ホリプロ
制作:カンテレ / ストームレーベルズ
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