ジェシー、福本莉子の“番犬くん”に選ばれず「しつけの悪い犬なので…」と機転◎の返し

3月14日公開映画「お嬢と番犬くん」の大ヒット祈願イベントが3月6日に東京・赤城神社で開催され、福本莉子とSixTONES・ジェシーが登壇しました。

赤色の鮮やかな晴れ着がとても似合っていた福本。「成人式の時に着た振り袖なんです。まさかこうして着用できるとは思ってなかったのでうれしいです」と笑顔を見せました。一方、シックな和装をスマートに着こなしたジェシーは「宇藤啓弥役をやらせていただいた番犬です……ジェシーです」と挨拶し、報道陣に「こんにちはー！」とマイクを向けるなど、冒頭から絶好調な“おふざけ”で、会場を和やかな空気で包みました。

先日行われた完成披露試写会での反響について聞かれた福本は、「うれしいです！ やっぱり普段見ているジェシーさんとはひと味違う大人の色気のある男性が、一咲にだけは甘々っていうシチュエーションがやっぱりドキドキすると思います。啓弥の溺愛がすごすぎて劇場で声が漏れ出ちゃいそうになったという感想もあったので、応援上映も見てみたいですね」とニッコリ。

ジェシーは、「非常に“うジェシーです”。あ、うれしいって意味です（笑）。やっぱり作品の中に皆さんが入り込んで楽しんでいただけたのが非常にうれしいので、啓弥が実在していたらどうなっていたんだろうと考えたことがあります。完成披露が終わった後、僕は一番後ろで最後まで映画を見ていたんですけど、（大きく口を開きながら）皆さんこんなふうにどんどん口が開いていくっていう（笑）。表情に感想が出ていたなって思いますね」と、実は完成披露後にこっそり観客と一緒に映画を鑑賞していたことを明かしました。

続いて本作のタイトルにちなみ、“守りたいもの”について聞かれると、福本は「周りの人の笑顔を守りたいです。久しぶりに家族と会う機会が最近ありまして、やっぱり楽しいなって思いましたし、家族の時間をもっと大切にしたいなと思いました。家族に限らず、友達や普段支えてくださってるマネージャーさん、スタイリストさん、ヘアメイクさんなど周りの人にやっぱり幸せにいてほしいなって、守りたいなって思います」とすてきな回答を。

ジェシーは、「守りたいものは、ふざけることですかね。自分を守るというか、このキャラクターというか。先ほど言ったように、“うジェシー”みたいなのなんて、別に（ニュースに）使われなくてもいいんですよ（笑）。今の、この現場が1番大事じゃないですか。それをやり続けること。やっぱり続けることが一番難しいことだと思うんです。やり続けることでキャラクターが生まれると思うので、それは必要だなと思います」と、ジェシーらしさあふれるコメントを寄せました。司会者から「もうどんどんおふざけを出していただいて！」と言われると、「いやいや……今日はこういう服装なので」と神妙な表情を見せ、会場からは笑いが起こっていました。

そしてここで、スペシャルゲストとして、タイトルにかけた5匹の“番犬くん”が登場！ 5匹＋1人（ジェシー）の中から、福本が“ベスト・オブ番犬くん”を選ぶことになると、すかさずジェシーはスンッとした表情で“番犬”になりきります。そんなジェシーを見て福本は「悩みますね。ひときわ存在感が大きい番犬さんがいらっしゃるんですけど（笑）」と笑いつつ、「決まりました！ シェパードのピーヤくんです」とジェシー以外の番犬を選びました。残念ながら選ばれなかったジェシーは「しつけの悪い犬なので……」と劇中の啓弥のセリフをそのまま引用してコメント。機転の効いた返しに、会場からは「おお〜！」と拍手がわき起こりました。

トークセッション後は、本殿前に移動し“番犬”5匹とかわいらしいフォトセッションを。フォトセッション中にじっとしていられず、思わず動き出してしまうワンちゃんたちを見て、「僕よりしつけが悪いんじゃないの〜？」とジェシーがツッコみ笑いが起きるなど、終始和やかな雰囲気のままイベントは幕を閉じました。

取材・文：紺野真利子
撮影：古賀良郎