七海ひろきがアルバム「Crystal」で開いた新境地。ヒップホップへの挑戦、“熱すぎる”詞

“生活感のなさ”の払拭が最近の目標!?

――MVをはじめ、スタイリッシュでクールな印象の強い七海さんですが、「こんなところは怠け者です」など、ご自分がちょっと気を抜いてしまうところをこっそり教えてください。

家に帰ったらずっとぼーっとしていて、あんまり動かないですよ（笑）。お化粧は早めに落とさないと面倒くさくなるので、先に落としますけど、うちに帰って照明をつけたら、一番最初にやるのはソファに座って、テレビをつけること。そこからいつも朝ドラとか、アニメとか、たまった録画を見始めちゃって、やんなきゃいけないことはいろいろあるのに、そのままじーっと見ちゃうことが多いですね。家では上下スウェットしか着てないですし。

――全然想像がつかないです（笑）。それこそいつも完璧なイメージがあるので、「普段はバラを食べています」と言われても納得してしまうと言いますか……。

そんなわけないです（笑）！でも私、よく「生活感がない」って言われるんです。なので、最近の目標としては、親しみやすさを大事にしていきたいです。「バラを食べて生きてるんじゃないか」というイメージを払拭していきたいです（笑）。公式YouTubeチャンネルや配信でもプライトベートのことは相当話してるのに、なんでそう思われちゃうんだろう……。こういう写真（アルバムジャケットの写真を指す）のせいで、そう思うんじゃないですか（笑）？

――ご自身の公式YouTubeチャンネルでは、さまざまなキャラクターになりきってのお悩み相談を受けていらっしゃいますが、ご自身が悩んだり落ち込んだりするときは、どのように乗り越えているのでしょうか？

私の周りには、私のことを自分よりもわかってくれてる人たちがいるんです。まずはファンの皆さん。私が新しい挑戦をするときって、ファンの皆さんも一緒にドキドキしたりして見守ってくれてるんです。背中を押してくれたり支えてくれるファンの方がいるってとても心強くて、どんなときも頑張ろうって思えます。あと、私の周りのスタッフさんたちや舞台やアニメなどで共演する皆さんもすごく親身になってくれます。落ち込んだときはそういう人に助言を求めたりします。一人でわからないことは、相談するのが一番早い解決につながるというか。ただ、すぐ頼ればいいんですけど、基本的に自分でなんとかしようとする傾向が強いので、相談するのが遅いことも多いです。ある意味でちょっと自意識過剰なのか、自己評価が高いのかわからないですけど、自分でなんとかできると思っちゃうんです。でも、結局は頼るほうが時間もかからないですし、一人で頑張るにも限界があるので、早めに人に頼ることを大事にしていきたいです。

――ありがとうございます。最後に、当メディア「推し楽」にちなんで、七海さんの最近の“推し”を教えてください。

最近、新しいノートを買いました。表紙やリフィルなど、自分の好きなようにカスタマイズできるいいノートです。モバイルプリンターで印刷した写真を貼ってコメントしたりしています。せっかく買ったので、そういう小さな作業に没頭したくなり、突然、思い出アルバムづくりを始めたんです。ここに写真を置いて、ここに文字書いて、ここにシール貼って……とレイアウトするのがすごく集中できて、楽しいんです。私は美術展や原画展が好きで、一人でぷらっと行ってじっくり見るんですけど、そのフライヤーをチョキチョキして貼ったりとか。だからこれが“推し”というよりも、おいしいものだったり、行った展示の思い出だったり、自分の好きなものを集めた“推しノート”を作っています！