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「全てこの景色のため」THE RAMPAGE、東京ドームで見せつけた10年の誇りと気合い!

2024年09月15日 21時26分

レポート

充実した笑顔で、互いへのリスペクトと信頼をにじませるTHE RAMPAGE

THE RAMPAGEが、9月11日、12日に東京ドーム公演「THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME」を開催。結成日からちょうど10年を迎えた9月12日公演には、EXILE、DOBERMAN INFINITY、GENERATIONS・佐野玲於さんなど先輩陣も駆けつけ、THE RAMPAGEのメモリアルデーを大いに盛り上げました。

東京ドームでのライブは2021年7月にも行っているTHE RAMPAGEですが、当時はコロナ禍で制限が多い中での開催となっており、フルキャパシティー&声出しOKの公演は今回が初めて。12日の開演前の会見では、前日のステージを振り返り、メンバーそれぞれに「東京ドームに1回立っているからこその準備もできて、すごくいい状態でドームに立てている」(山本彰吾さん)、「前回に比べるとパワーが付いたと誇れる瞬間が常にあった」(RIKUさん)と、“リベンジ”だからこその手応えを語りました。

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のっけから熱狂、興奮、騒然!

壮大なオープニングに続き、メンバー16人がステージに姿を現すと、始まったのは「THROW YA FIST」。2019年に開催した初のアリーナツアー同様、センター花道に全員がずらりと並んで拳を突き上げるパフォーマンスに、のっけからRAVERS(ファンの総称)もフラッグやサイリウムを振って熱狂! 

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そのまま「Lightning」「FULLMETAL TRIGGER」と、エネルギッシュな曲でヒートアップした観客たちは、「16BOOSTERZ」での浦川翔平さんと岩谷翔吾さんのダンスタイムで、ひときわ興奮に包まれます。

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ゲストのKRUMP集団・RAG POUNDとのコラボでは、まずメンバーの中でKRUMPを得意とする川村壱馬さん、武知海青さん、長谷川慎さんが登場。川村さんは早くも上着を脱ぎ捨て、気合い十分のパフォーマンスで客席を魅了します。さらに佐野玲於さんがサプライズで姿を現すと、会場中が騒然! 全員が加わり「HARD HIT」をアツく披露すると、客席を煽るメンバーの声にRAVERSもどんどん乗せられてボルテージが上がっていきます。一方で、佐野さんの、川村さんの頭を優しく抱くようなハグに、先輩後輩の絆を感じて思わずジーン……。

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DRUM TAOとのブロックでは、与那嶺瑠唯さんのドキッとするような優美なダンスから「Summer Riot〜熱帯夜〜」へ。迫力たっぷりの太鼓のサウンドに加え、目にも鮮やかな提灯やうちわがステージを彩り、華やかな祭りの世界へと観客を誘います。「さあ、始めようか」と歌いながら片肌脱ぐ吉野北人さん、センターで圧倒的な存在感を示し踊る龍さんと、息つく間もないほどの鮮烈な場面が続々! 「LA FIESTA」など、RAMPAGEが初期の頃から得意としてきたラテン調の楽曲が続き、観客の体を心地よく揺らしていきます。「HEATWAVE」を歌いながら、メインステージに3人並んでゆっくり歩いていくスリボ(川村さん、吉野さん、RIKUさんらボーカル3人)の姿は唯一無二の尊さで、これにはRAVERSも大喜び!

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スリボ&パフォーマーの贅沢な時間

花道で後藤拓磨さんがソロダンスを情熱的に踊った後、始まったのは「FEARS」。玉座のような椅子に座り歌うスリボ、繋がれた鎖から解き放たれたように踊る神谷健太さん……。ミュージックビデオの世界観を踏襲したような、耽美な演出が印象的です。さらに「INVISIBLE LOVE」では、目隠しした与那嶺さん、鈴木昂秀さん、陣さんの官能的なダンスに釘付け!

「Knocking Knocking」では、藤原樹さんが女性ダンサー2人と絡みながらあでやかな魅力を振りまくと、その反対側では岩谷さんが指先までしなやかなダンスで表情豊かに、また一方ではLIKIYAさんが力強くワイルドな美しさでRAVERSたちを酔わせます。「One More Kiss」では、バラを手に「One More Kiss」とささやく吉野さん、蛍光のポールに優しくキスする山本さん、“シー”と言うように人差し指を唇に当てる長谷川さん、浦川さんの華麗なステッキさばきにうっとり。

「Lost Moments〜置き忘れた時間〜」では、ATSUSHIさんのカバー曲である切ないラブソングを、優しく歌い上げる3人のボーカルたち。KRUMPのイメージが強い武知さんがジャズダンスでしっとりと魅せ、曲の世界観を引き立てます。RIKUさんのアカペラから始まる「INTO THE LIGHT」では、そのブレのないパワフルなボーカルに会場から自然と拍手が起こり、スリボの美しいハーモニーに会場中が聞きほれました。

KADOKAWA DREAMSとのコラボで披露された「PERFORMER'S SOUL」では、THE RAMPAGEのさまざまな楽曲がリミックスされたナンバーでパフォーマーたちが踊りまくり、会場中も大盛り上がり。上手と下手から駆け寄ってきた浦川さんと岩谷さんが真ん中でギュッとハグしてからダンスを始めるのが、なんとも言えないかわいさです! そのままの流れで、大人数での複雑なフォーメーションがドームという大舞台に映える「SOLDIER LOVE」、山本さんのソロダンスとそんな山本さんへのリスペクト感じる川村さんのラップがエモーショナルな「STRAIGHT UP」と畳み掛けていきます。

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その後はMIYAVIさんが登場し、「ROUND UP」など、先鋭的なギターサウンドとともにエネルギーほとばしるパフォーマンスが続きます。「SWAG & PRIDE」ではメンバーが「ヘイ! ヘイ!」と手を振り客席を煽りまくる!  バンドメンバーによるインタールードの後には、「DREAM YELL」などで花道を練り歩きながら、客席に手を振ったり、何人かごとに固まってカメラに笑顔を向けたり。仲良しコンビ・吉野さん&藤原さんのお戯れには客席から大きな歓声が上がります。 「Shangri-La」の終盤では、花道から全員がメインステージに走って集まり横一列で肩組み。メンバーたちの充実した笑顔からは、長い年月で培った互いへの信頼、チームとしての団結力が感じられ、温かな気持ちにさせられました。


メンバーに最大のリスペクトと、RAVERSに最高の愛をこめて

MCでは、メンバーを代表して、リーダーとボーカル合わせて5人が熱い思いを語ります。

RIKUさん「皆さんに“また明日から頑張っていこう”というエネルギーを届けたいという一心で、全員でこのライブを作ってきました。生きていると大変なこともたくさんありますが、皆さんの声援を受けたり、笑顔を見るたびに、生きててよかった、幸せだなと思います」

吉野さん「今日は記念すべき10周年ということで、ちょっと泣きそうだわ(笑)。振り返れば本当にいろんなことがありすぎて。僕ら自分たちで言うのもあれですけど、めちゃくちゃ苦労してここまで来たと思ってます。それぞれにたくさんの悩みを抱えながら走り続けてきたけど、16人誰も欠けることなくこのステージに帰ってこれたのは奇跡のようなことで、当たり前のことじゃないんだなと思います。まだまだここで終わるつもりはないので、皆さんマジでついてきてください」

LIKIYAさん「北人が言ったように、この10年つらいこともたくさんありました。このグループがどうなってしまうかというときも本当にたくさんあって。でも本当に皆さんがこうして居てくれたことが僕らの力になりました。僕らは決して器用ではないですけど、皆さんにどうやったら僕らの愛が伝わるか、一生懸命頑張ってきました。これからも全力を尽くして、皆さんに愛してもらえるグループを目指して、全力で一緒になって夢を叶えていきたいと思いますのでこれからもぜひついてきてください」

陣さん「まず一言いいですか? ライブ最高ーーーー!! 楽しいーーー! 自分たちでも感じるぐらい最高のライブができたんだなと実感しています。10年間、どの瞬間も楽しくて、その時々では苦しいことはありましたけど、それもすべてこの景色を見るためやったんかなと思うと、全部いい機会やったなと思います。RAVERSは僕の誇りです。10年後、今日この東京ドームもまだまだ序章やったねと言えるようにこれからも突っ走っていきます。メンバーに最大のリスペクトと、RAVERSに最高の愛をこめて。今日は本当にありがとうございました」

川村さん「僕たちがやってきたライブ一つ一つどれも特別ではあるんですけど、こうやって9月12日、正式メンバー決定から10周年の日に僕たちが夢見ていた東京ドームに戻ってこれて、こんなにたくさんの人に集まっていただいて、さすがに今日は特別だなと思います。本当に感謝ですし、皆さんと最高の思い出を作れたことを誇りに思います。この2日間に僕たちの人生の本気を全部かけてまいりましたけど、これが終わりじゃないので、これからも力を貸していただければうれしく思います」

そして、川村さんの「ラスト、皆さんにとって最高の思い出になりますように、心をこめて」との一言で始まったのは「Seasons」。幾度もの季節をともに過ごしてきたメンバー、RAVERSへの思いを感じるような、「これからもずっと一緒に歩いてゆこう」という歌詞が心にしみます。去り際には会場のRAVERSへ、そして「来られなかった皆さんも本当に本当にありがとうございました」と川村さんがあいさつ。ファンの誰一人も置き去りにしない、その心遣いがすてきです。

アンコールは“24karats”で豪華ゲストとぶちかます!

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と、しっとり終わったライブ本編の後はアンコールタイム。ギラギラなゴールドの衣装に身を包んだメンバーたちが勢いよく登場し、最新シングルの「24karats GOLD GENESIS」で派手にぶちかまします! さらに、DOBERMAN INFINITYやEXILE(AKIRAさん / TAKAHIROさん / 橘ケンチさん / TETSUYAさん / NESMITHさん / SHOKICHIさん)といった豪華ゲスト陣が登場し、EXILE TRIBEに脈々と受け継がれている“24karats”の楽曲で次々コラボ。MA55IVE THE RAMPAGEのメンバー(LIKIYAさん、神谷さん、山本さん、浦川さん、鈴木さん)もマイクを手に、ラップで先輩たちと堂々渡り合いました。

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最後には、2017年の1stツアーのテーマ曲でもあった「100degrees」でライブを締め括り。「俺らの道まだまだプロローグ 希望が絶望に変わっちまう前にさっさと行こうぜ全国ドーム」と、川村さんが力強いラップで決意表明します。パフォーマンスしながら、上着を脱ぎ、上裸で気合いを見せつけるTHE RAMPAGEメンバーたち。次のステージを目指し、高く熱く掲げられた16人の拳は、とても頼もしく感じられました。

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取材・文:高瀬純

THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME

2024年9月12日(木)東京都 東京ドーム

01. THROW YA FIST
02. Lightning
03. FULLMETAL TRIGGER
04. 16BOOSTERZ
05. The Typhoon Eye
06-1. クランプDance(RAG POUND / 川村壱馬 / 武知海青 / 長谷川慎)
06-2. HARD HIT(RAG POUND / THE RAMPAGE)
07. DRUM TAO Performance(DRUM TAO)
08. Summer Riot~熱帯夜~(DRUM TAO / THE RAMPAGE)
09. LA FIESTA(DRUM TAO / THE RAMPAGE)
10. Fandango(DRUM TAO / THE RAMPAGE)
11. HEATWAVE(DRUM TAO / THE RAMPAGE)
12. FEARS
13. INVISIBLE LOVE
14. Knocking Knocking
15. One More Kiss
16. Lost Moments ~置き忘れた時間~
17. MY PRAYER
18. INTO THE LIGHT
19. KADOKAWA DREAMS Performance(KADOKAWA DREAMS)
20. PERFORMER'S SOUL(KADOKAWA DREAMS / THE RAMPAGE)
21. SOLDIER LOVE(KADOKAWA DREAMS / THE RAMPAGE)
22. STRAIGHT UP
23. MIYAVI Performance(MIYAVI)
24. ROUND UP feat. MIYAVI(MIYAVI / THE RAMPAGE)
25. VIP(MIYAVI / THE RAMPAGE)
26. SWAG & PRIDE(MIYAVI / THE RAMPAGE)
27. DREAM YELL
28. Dream On
29. Jump
30. Shangri-La
31. WELCOME 2 PARADISE
32. Seasons
アンコール
01. 24karats GOLD GENESIS
02. 24karats -type EX-(DOBERMAN INFINITY / THE RAMPAGE)
03. 24karats STAY GOLD(EXILE / DOBERMAN INFINITY / THE RAMPAGE)
04. 100degrees

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