「アンサンブル」川口春奈＆松村北斗がイルミネーションに感動！ 「心がキラキラする」

ドラマ「アンサンブル」（日本テレビ系）のイルミネーション点灯式＆制作発表会見が、1月14日に東京・よみうりランドにて行われ、主演の川口春奈さんと松村北斗さんが出席しました。

1月18日にスタートするドラマ「アンサンブル」は、現実主義の弁護士・小山瀬奈（川口）と、理想主義の新人弁護士・真戸原優（松村）という正反対の2人がバディを組んで裁判に臨むリーガルドラマ。2人が徐々に惹かれあい、裁判で得た“恋の教訓”を自分たちの恋愛に活かしていくという、新たな形のラブストーリーです。

点灯式は、すっかり日が落ち暗くなったよみうりランドの一角で行われました。シックなロングコート姿で会場に登場した川口さんと松村さん。松村さんは点灯式で押すスイッチに「ドッキリみたいなボタンですね」とコメントし、川口さんも「なんか怖いよね。ビリビリとかないよね？」と同意。軽口を叩き合う2人のフランクな雰囲気は初共演とは思えないほどで、松村さんいわく川口さんは「すごく頼りになって、事務所の先輩みたい（笑）」な存在だそうです。

そして、いよいよ「3、2、1、点灯ー！」の掛け声と共に2人がスイッチオン！ 途端に一帯は美しいイルミネーションに包まれ、2人は辺りを見回しながら「すごい！」「きれい！」と大感激です。観覧車をバックに、ピンクや黄色、緑、オレンジ、青……などなど、さまざまな色に彩られたツリーの数々に、「いろんな色があって、ポップで明るい感じですね」と笑顔の川口さん。さらに、松村さんは「青いのは『もののけ姫』に出てきそう」と感想を述べます。ドラマとはかけ離れた感想のように感じられますが、実は「ちょっと隠し包丁的に」“ジブリ”ネタを差し込んだという松村さん。“ジブリ”は、ドラマ1話のキーワードでもあるとのことなので、ぜひチェックを！

きれいな景色の中に立つ2人に、司会の辻岡義堂アナウンサーは「このイルミネーションに負けないぐらい、映えております」と一言。松村さんは「お口がお上手で」とまんざらでもない様子⁉︎ さらに、どんなコメントにも適切な返しをしていく辻岡アナに、松村さんは「さすが、義堂さんキレキレですね」とうれしそう。2人のやり取りを見ていた川口さんから「仲良しですね」といじられた松村さんは、「安心するから好きなんです」とニコニコでした。

点灯式を終え、川口さんは「誰も人がいない遊園地に来ることもあまりないですし、こんなに全体がライトアップされているのも経験したことなくて。点灯もさせていただいて、すごくいい思い出になりました」とコメント。松村さんは、「（イルミネーションが）点いた瞬間の、ワーっと心がキラキラするような感覚っていうのは、このドラマを見た時の感じにすごく近くて。作品との繋がりを感じて、いいイベントになりました」と振り返りました。

現在撮影中だというドラマについては、シソンヌのじろうさんの話題で大盛り上がり。じろうさん演じる弁護士・早川崇は今後コメディリリーフとして重要な役どころになっていくそうで、「そのキャラクターをつかむためにも１話で登場する瞬間はぜひ見てほしい」と、松村さんは早川の登場シーンを推します。撮影の合間にも、愛されキャラとしてキャスト陣からいじられまくっているというじろうさん。川口さんは「みんなで寝落ちして斜めになってるじろうさんの写真を撮ったりして。マスコットキャラクターみたいでかわいいんです」と、ほのぼのした舞台裏を明かしました。

また、共演者の中には、川口さんがずっと会ってみたかったという長濱ねるさんも。「長崎は長崎でも島（五島列島）が一緒って本当にいないので。長崎人でも分からないようなお店とか、食べ物の食べ方とか、そんな話をしています」と、うれしそうな川口さん。「地獄炊きって言って、うどんを熱々にゆでて食べるんです」と、五島列島ならではの料理について説明する川口さんに、松村さんは「地獄⁉︎ そんな物騒なものは静岡にはないです（笑）」と笑わせつつ、「美味しそう。食べてみたいです」と興味を示していました。

一方、松村さんがうれしかった共演者は、これまで何度か共演したことがある光石研さんとのこと。芝居巧者・光石さんは憧れの存在で、「“光石研の息子の役”をやるって、（役者として）ひとつ上がったような感じがあるんです。そういう印象があったので、今回、父親役が光石さんとお聞きしてすごくうれしかったですし、僕も少しは成長できたのかなって思えています」と語りました。

川口さん演じる瀬奈が“コスパ・タイパ”を大事にしているということにちなみ、2人が仕事をする上で大事にしていることについてもトーク。松村さんが大事にしているのは、「辞めないこと」。若い頃には心が折れかけることもあったそうですが、「辞めさえしなければなんとかなるということもだんだん分かってきて。だから、しんどいと思ってもいいし、ちょっと立ち止まることがあってもいいんだろうけど、最終的に“辞めない”さえ守っていれば、まず一番小さなハードルはクリアできるかな」と、長いキャリアの中で培ってきた思いを明かしました。

川口さんが大事にしているのは、「向上心と好奇心」。それが原動力であり、モチベーションにもなるとのことで、「何十年もやっていたらこなせたりするようになる中、そこに遊びだったり、“知りたい”という興味を持っていたい。重く捉えすぎず、楽しむことはいつも意識しています」と、どんな職業の人にも通じそうなモットーを教えてくれました。

最後には、松村さんが「テンポがよくてすごく気持ちいいドラマです。誰かと一緒に考えながら楽しめる、すごくすてきな作品になっていますので、ぜひ家族皆さんでご覧ください」と、川口さんは「ラブの要素もありつつ、家族や仕事、いろんなものへの向き合い方がギュッと濃縮されて詰まっているドラマです。ただただ楽しく見ていただけたらうれしいです」と、それぞれに作品をアピールし、イベントを締めくくりました。

取材・文：高瀬純
撮影：古賀良郎