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丸山隆平、舞台「浪人街」公開稽古で色気さく裂!? 「毎日フレッシュな気持ちで、発見ばかり」

2025年01月23日 04時00分

レポート

舞台「浪人街」の稽古に臨む丸山隆平

舞台「浪人街」の稽古に臨む丸山隆平

丸山隆平主演の舞台「浪人街」が2月20日に東京・新橋演舞場にて開幕。江戸末期を舞台にした本格時代劇「浪人街」で、丸山は新顔の浪人・荒牧源内を演じます。今回は、1月20日に行われた公開稽古と、稽古後の囲み取材の模様をお届け!

「浪人街」は、1928年に制作された「浪人街第一話 美しき獲物」から始まるサイレント映画シリーズ。時代劇でよく描かれる“忠義”や“武士道”などはなく、ただ己の感情のままに怒り、戦う、無名の浪人たちを描く物語です。出演は、丸山のほか、お新役に玄理、赤牛弥五右衛門役に入野自由、おぶん役に藤野涼子、母衣権兵衛役に入江甚儀、藤兵衛役に佐藤誓、小幡七郎右衛門役に矢柴俊博、小幡伝太夫役に神保悟志、土居孫左衛門役に板尾創路とそうそうたるメンバーが名を連ねます。
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この日、公開されたのは序盤の飲み屋の場面。大勢の町人で賑わう飲み屋にやってきた源内が、店の用心棒・赤牛と刀を合わせる事態になり、周囲の酔客も交え大騒ぎになる……というシーンです。稽古前のコメントで、「目指すところとしては、ただずまいから説得力を出すこと。背景のある役なので、それに基づいた精神と身体作りをして武士らしさを出していきたい」と語っていた丸山。稽古場に立て込まれたセットの裏で、少し俯き加減に出番を待つ丸山は、すでに源内という人物に入り込んでいるようです。

そしていよいよ源内が飲み屋の中へ。千鳥足でふらふらと席につき、くだを巻く言動からは、無軌道な生活を送る浪人らしさが漂っています。芝居が進み、源内が日頃からたかっているお新を「俺の財布」呼ばわりし、反撃され倒れ込むところでは、一度流れを止めて細かい位置確認も。出演者一同、机や椅子を移動させ、場面転換も行います。

赤牛との対決シーンでは、相手の攻撃をどこか余裕の笑みでのらりくらりと避ける源内に底知れない力を感じ、早く本気で刀を合わせる殺陣のシーンを見たいと思わされました。また、源内が赤牛、母衣と3人で酒を酌み交わすシーンをやり直したときには、一度目と二度目のセリフ回しでまた異なるアプローチをしていた丸山。今後源内がどのようなキャラクターになっていくのか、様々な可能性が感じられ、期待が高まりました。合間には、入野や入江とにこやかに言葉を交わしており、いつもの“丸山らしさ”もチラリ。時折汗を拭う姿からは、全力で稽古に打ち込む真剣さが伝わってきました。
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稽古後の囲み取材では、今作への出演が決まった時の心境を聞かれ、「舞台での時代劇は初めて。41歳の歳である意味節目だったりもするので、こういった新しい挑戦をさせていただけるのは恵まれたことだなと思いました」と、新たなフィールドに臨む思いを語った丸山。「怖さもありながら、常にアップデートしていかなきゃいけないという意味では、すてきなチャンスをいただけたなと。今稽古は序盤ではありますけど、毎日フレッシュな気持ちで、発見ばかりです」と、日々学びを得ている様子でした。
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SUPER EIGHTのメンバーからの反応を尋ねられると、「僕ら、意外と個人の仕事に対してはあんまりやり取りしないんです」とは言いつつ、「やすくん(安田章大)は毎回舞台に来てくれて。お互い(それぞれの出演作品を)見合う仲ではありますね」と、安田には観劇を期待? 「この間も2人で久々に舞台談義みたいなものをしまして、彼もまた面白いことを考えているみたいなので、そちらの方もこうご期待!」と、しっかり安田のアピールもするメンバー思いの丸山でした。

また、今回、初めての共演となる板尾は、丸山について「やっぱり色気があるので」と評し、丸山は両手で頬を押さえ、“まぁ!”と言わんばかりのリアクション。「荒牧という役は色気がないと成立しないですが、その要素は持っていらっしゃるなと思います。ファンの方は、今まで見たことない彼が見られるチャンスですよ」と称賛し、丸山も照れまくりです。
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一方、玄理は、かつてドラマ「フリーター、家を買う。」(’10年)で丸山と共演経験があり、一緒のシーンはなかったものの、打ち上げで話をしたことがあるそう。「『初めまして、玄理(ヒョンリ)です』って挨拶したら、猛烈に『我是隆平(ウォースーロンピン)』って中国語で自己紹介してくださって。で、『すみません、私中国語わからないです』って言いました(笑)」という丸山のかわいい勘違いエピソードには、一同爆笑! 
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さらに、こちらも初共演の神保は、最終的に源内と対決する悪の旗本役。丸山について「大変気遣いの方。しかも板尾さんがおっしゃるようにすごく色気がある。……ハードル上げましたよ」と、褒めておいて最後のチクリと刺して笑う神保に、丸山は「もうここから悪役入ってんねんや(笑)!」とタジタジでした。

稽古はまだ始まったばかりとのことで、殺陣などもここから本格化していく模様。大勢での殺陣が見どころとなる今回の作品について、丸山は「やっぱり1人1人の剣を扱う居住まいにその人の性格や性質が出てくると思います。果たして源内はどういう剣の使い方、戦い方をするのか、そういうところに人生が乗っかっていると思うので、そこがどうなるか自分でも楽しみです」と気合い十分。

この日の稽古でも丸山と相対していた入野は「昨日初めて一緒に稽古しましたけど、楽しくやらせていただいています」と充実の笑顔。つい最近まで別舞台に出演していた多忙な入野を気遣う丸山に感謝しつつ、「(後からの合流で)めちゃくちゃ緊張してたんですけど、丸山さんはじめ皆さんが優しく迎え入れてくれたので思い切ってやるぞと思っています」と、やる気をみなぎらせていました。
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今回、座長としての心構えについて「群像劇なので、自分が旗振って行くいうよりは、みんなで頑張りたい」と語っていた丸山。新橋演舞場100周年ということで、座長として特別な差し入れの予定があるかどうか聞かれた際には大弱り……しかし、板尾から「100周年やからね。見たこともない差し入れしてくれないと」と突っ込まれると「分かりました、考えましょう!」と頼もしく返していました。
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愛されキャラを発揮しつつも、キャスト全員に話が回るようにするなど、各所に細やかな気遣いをしていた丸山。最後には「新橋演舞場100周年という記念すべき公演で、相当華やかでスペクタクルなものになると思います。江戸時代のお話ですけど、現代の世の中の仕組みとリンクする部分もあるので、共通点も見つけながら観ていただければ。江戸に生きる浪人たちの生き方が爽快で痛快で、スッキリするんじゃないかと思います。ぜひとも劇場へ足をお運びください」としっかりアピールポイントを語り、さすがの座長ぶりを見せていました。

浪人街

2025年2月20日(木)~3月16日(日)
会場 東京都 新橋演舞場

 

2025年3月21日(金)~28日(金)
会場 愛知県 御園座

 

2025年4月2日(水)~10日(木)
会場 京都府 南座

 

スタッフ
原作:山上伊太郎

 

出演
丸山隆平 / 玄理 / 入野自由 / 藤野涼子 / 入江甚儀 / 佐藤誓 / 矢柴俊博 / 神保悟志 / 板尾創路

舞台 浪人街
浪人街

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