2025年03月05日 15時49分
長尾謙杜の“○○で泣くとき”は?主演映画「おいしくて泣くとき」試写会レポート

「おいしくて泣くとき」完成披露試写会
4月4日公開の映画「おいしくて泣くとき」完成披露試写会が昨日3月4日に行われ、長尾謙杜、當真あみ、安田顕、ディーン・フジオカ、横尾初喜監督が登壇しました。
本作の主人公・心也を務めた長尾は、「僕にとって初の劇場映画主演となったかけがえのない作品が完成したということで、とてもうれしく思っています」「この事務所に入って11年、ようやく初主演作を皆さんに劇場で見てもらえることがとてもうれしいです」と、劇場映画初主演に対する喜びとファンへの感謝をあらわに。

ヒロイン・夕花を演じた當真は、初共演の長尾について「初めましてだったので緊張していたのですが、同級生役ということもあり、たくさん話しかけて緊張をほぐしてくれました。一緒にいい作品作りができたと思います」と語りました。

30年後の心也を演じたディーンは長尾と肩を組み、似ているかを観客へ問うと、会場から認定の拍手が。長尾の「お母さんに30年後の役はディーンさんが演じることを伝えたら、すごく喜んでました。『あなたもディーンさんのように育ったらいいね』と言われました。これで親孝行はできたかな」というほほえましいコメントで、会場は温かい空気に満たされました。


横尾監督は原作小説から強いメッセージを感じ、どうしても映画化したいと思っていたと吐露。安田も本作への愛を語り、原作の森沢明夫が映画を見て「よかった」と泣いてくれたと伝えました。
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また、本作のタイトルにちなみ「○○で泣くとき」というテーマで、どんなときに思わず泣いてしまうのか、シチュエーションやエピソードをそれぞれ発表しました。ディーンは日本語が第一言語ではない娘から、日本語でボイスメッセージが届いて感動したことを話し、安田は廃校になった母校の校舎を訪れたときに、校歌の歌詞を見て泣けてきたと明かしました。當真はSNSでの動画で、亡くなった動物が飼い主のことをいつまでも忘れずに覚えているという内容に泣いてしまったと話します。
長尾がフリップに書いたのは「當真あみに泣いた」。映画のキーアイテムでもある四つ葉のクローバーを、休憩中でも探している當真を不思議に思っていたところ、クランクアップの日にそのクローバーを使って作ったしおりを、スタッフ含め全員に手渡ししてくれたことを話しました。當真からもらったしおりを取り出してみせ、「いい子なんです」と誇らしげな様子でした。
最後には長尾が「この作品は切なさの中にすごく温かさが詰まった作品です。心也が夕花に対して芽生えた愛、そしてお父さんが心也を想う愛、そして30年もの長い間相手の幸せを思い続ける愛、たくさんの愛が詰め込まれたラブストーリーとなっています。純粋に楽しんでいただけたらと思いますし、気に入ってくれたら多くの人に広めてくださるとうれしいです」と述べ、試写会を締めくくりました。
©2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会
おいしくて泣くとき
2025年4月4日(金)公開
出演
長尾謙杜 / 當真あみ / 水沢林太郎 / 芋生悠 / 池田良 / 田村健太郎 / 篠原ゆき子 / 安藤玉恵 / 美村里江 / 安田顕 / ディーン・フジオカ
スタッフ
原作:森沢明夫「おいしくて泣くとき」(角川春樹事務所刊)
監督:横尾初喜
脚本:いとう菜のは
音楽:上田壮一
主題歌:Uru「フィラメント」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
製作幹事:WOWOW
制作プロダクション:AX-ON
制作協力:パイプライン
配給:松竹
©2025 映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

「おいしくて泣くとき」メインビジュアル