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作間龍斗&山下美月の“山田愛”が止まらない!? 「山田くんはかっこよくなきゃ」

2025年03月14日 08時00分

インタビュー

映画「山田くんとLv999の恋をする」オフショット。左から山下美月さん、作間龍斗さん

映画「山田くんとLv999の恋をする」オフショット。左から山下美月さん、作間龍斗さん

アニメ化もされているコミック「山田くんとLv999 の恋をする」がついに実写映画化! 主人公は恋人に振られたばかりの大学生・茜と、超塩対応の高校生プロゲーマー・山田。出会いは最悪だったのに、ふとしたときに垣間見える山田の優しさに惹かれていく茜は、難易度高めの恋をクリアすることができるのか!? ネットゲームを題材とした新しいラブコメディーが3月28日に公開されます。共に主演を務めた山田役の作間龍斗さんと茜役の山下美月さんに、原作への愛情や役へのアプローチ方法、撮影の裏側について、たっぷりと語ってもらいました。
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山田役に決まり、周囲はイライラ!?

――オファーを受けた際の心境から教えてください。

作間龍斗 連載開始当時から原作を読んでいたのですが、いつか実写化されるだろうな、そろそろかなと第三者目線で見ていて、まさか自分が話をいただけるとは思っていなかったんです。原作が好きな分プレッシャーも感じましたが、撮影がすごく楽しみだなと思いました。

山下美月 私も原作をもともと読んでおり、幅広い層から大人気の作品の実写化ということで、自分で大丈夫なのかなと不安になりました。茜ちゃんはテンションが高く明るくて、私自身も憧れる女の子なので、演じきれるのかなという気持ちにもなりました。でも本当にすてきな原作なので、ちゃんと実写化できるように頑張りたいなと思いました。

――周りからはどんな反応がありましたか?

作間 イライラされました(笑)。やっぱり好きな人も多かったですし、僕も周りにこの漫画はマジで面白いから読んで! って広めていたんですよね。それで自分が出ることになったので、イライラされたんだと思います。「結局お前なの?」みたいに言われました(笑)。でも総じて楽しみっていう感情の中で、そういう話が出ていたと思います。
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山下 私も周りに原作ファンの友だちがすごく多くて、連絡が来ました。「二人が演じている画が想像できる」と言ってくれて、みんなワクワクしてくれていましたね。

――それぞれの役柄を演じてみて、ご自身に近いところはありますか?

作間 ゲームもやらないですし、ここまでしゃべらないこともないので、中身は結構違うかもしれないです。でもすごくありがたいなと思いながら演じさせてもらいました。

山下 今25歳なのですが、実年齢より上の役や割と落ち着いた役が多いんです。学園ものでも先生側の方にいく年齢になってきて、このタイミングでこんなにキラキラとした作品に出られるとは思っていなかったので、どうにか若くいたいなと思っていました。

――役に近づくために、どのようなアプローチをしましたか?

山下 普段はインドア派なので外に出ることはそんなに多くないのですが、撮影期間中は毎週のように遊園地に行ったりして、テンションがずっと高かったです。役に引っ張られすぎてか、毎日朝から晩まで声のトーンも地声よりも高いキーで出していました。茜ちゃんは誰とでもすぐに仲良くなれちゃうキャラクターなのですが、私自身は真逆で人見知りなんです。どうにか自分の壁をこじ開けようと毎週遊園地に行く、みたいな(笑)。こんな自分がいるんだって思いました。
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作間 僕は特に役作りのためにしたことはないですね。それくらいアニメも漫画も見ていたので、台本に何かを書き込んだりもしていないです。本読みのときに監督が言っていたことを箇条書きでメモしただけなので、台本は家にきれいな状態で保管されています。普段もあまり書き込みはしないですし、好きな作品だからといって考えすぎたりはしなかったですね。力を入れると崩れちゃいそうな気がしたので、いつもと変わらずに演じました。

新しいラブコメディーの誕生!

――茜はコメディエンヌ的な部分も必要な役なので、大変だったこともあるのではないかと思います。

山下 どのシーンでも人が多かったのですが、特に文化祭で山田くんが女子高生に囲まれるシーンはすごかったんです。エキストラの方が現役女子高生なので、こんなに若いんだ! みたいな。高校生って本当にキラキラ輝いているんだなと感じつつ、負けないようにやらないと、とも思っていました。落ち着くシーンがあまりなく、ずっと走っていたり、転んだり、ゾンビみたいな人に追いかけられたり(笑)。体力も使う撮影だったなと思います。

――くるくる変わる表情にも引き込まれました。

山下 撮影のときは魔法にかかっていたのですが、データを繋いだものを一人で見ていたときに、自分の顔が恥ずかしく。こんな感じだったんだ、こんな顔をしているんだ! と。ビジュアルも今と全然違うし、新たな自分を見つけられました(笑)。
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――逆に山田くんは表情には出ないけれども、心の中で何かが動いていることを表現する大変さがあったのかなと思います。

作間 でもそこは自分と共通している部分でした。あまり表情に出さないんじゃなくて、いろいろなことを考えていても出ない、っていう。普段から何を考えているのかわからないと言われることがあるので、そのまま生かせばいいかなと思ったんです。自分の中での感情は100%にしながら、表情だけは変わらない感じでしたね。
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――ラブコメディーということで、見る人をキュンキュンさせるために意識したことはありますか?

山下 キュンキュンさせるために何かをしてみようということは、考えなかったかもしれないです。もちろん茜の役もすごく大事ではあるのですが、この作品はタイトルに“山田くん”と入っているくらいなので、見てくださる方が「山田、かっこいいじゃん! やばい!」ってなる作品だと思うんですよ。なので、いかに山田くんがかっこよく映るかを考えていました。女の子がラブコメのヒロインになりたいと思うのは、相手役がかっこいいから自分もそこに立ちたいという理由なんじゃないのかな、って。なので自分のお芝居も意識しつつ、二人の静と動のバランスや温度感みたいなものを考えていました。

作間 今聞いていて、確かにと思いました。山田くんはかっこよくなきゃいけないですよね。

――登場シーンからしっかりキラキラ感満載でした!

作間 あれは演出です。エンターテインメントですから。

山下 風も吹いていましたよね(笑)。でもお芝居の力です!

作間 いろんな力を借りてやっています(笑)。

山下 面白かったですよね。全スタッフさんが総力をあげて逆光を入れたり、メイクさんがずっと下でブロワーを構えて「風弱すぎ!」ってやっていたり。

作間 初めての経験でした。現実ではブロワーの音がすごくて、これが撮影かと思いました(笑)。
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――山下さんは普段もゲームをしますか?

山下 毎晩ではないのですが、好きなので結構いろいろなゲームをします。ポケモンのバイオレットとかマリオ、あとは一昨年ぐらいにプレステをゲットしたのでグラセフ(グランド・セフト・オートシリーズ)をやったりもしていますね。

作間 すごい、男子高校生みたい。

山下 一つのゲームにハマるというよりも、幅広く楽しんでいます。

作間 僕は流行っているゲームを一回はやるんですけど、すぐ離脱しますね。たぶん技術的にはあまり得意じゃないんだと思います。なめこを栽培するゲームも放置しています。

――茜と山田のようにオンライン上で第二の自分としてキャラを作るとしたら、外見や装備はどんな感じにしたいですか?

山下 私はめっちゃいかついおじさんにしたいです。ゴリゴリマッチョな感じだと癒やしになるかな、と思って。普段、ありがたいことにお仕事ではかわいい感じを求めていただくことが多いので、あえて逆の感じにして息抜きしたいと思います。

作間 僕はとあるゲームのデフォルトのアバターみたいな髪型と顔をしているんですよ。

山下 たしかに……?

作間 身長の縮尺をちょっと変えるだけで、そのままでいけると思います。

山下 すごい、もうそれにしか見えない。撮影中に聞かなくてよかったです(笑)。
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©ましろ/COMISMA INC. ©2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会

山田くんとLv999の恋をする

2025年3月28日(金)公開
 

彼氏に振られたばかりの女子大生・茜がオンラインゲームで出会ったのは、 無愛想な高校生プロゲーマー・山田。常に塩対応の山田への第一印象は良くなかったが、無自覚な優しさを持つ彼が少しずつ気になる存在になっていく。恋愛に興味はないがモテまくる山田との恋の行方は……? 「よだかの片想い」などを手がけた安川有果監督が、コミスマのマンガアプリ「GANMA!」連載のましろによる同名漫画を実写化。作間龍斗と山下美月が映画初主演を果たしている。
 

出演
作間龍斗 / 山下美月 / NOA / 月島琉衣 / 鈴木もぐら(空気階段) / 甲田まひる / 茅島みずき / 前田旺志郎

 

スタッフ
監督:安川有果
脚本:川原杏奈
原作:ましろ「山田くんとLv999の恋をする」(コミックスマート「GANMA!」連載)
製作:『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
制作プロダクション:角川大映スタジオ
配給:KADOKAWA

映画『山田くんとLv999の恋をする』公式サイト

©ましろ/COMISMA INC.  ©2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会

山田くんとLv999の恋をする

映画「山田くんとLv999の恋をする」本ビジュアル

作間龍斗(Ryuto Sakuma)

2002930日生まれ。神奈川県出身。ACEesのメンバー。俳優としても活躍し、2021年の「ひらいて」で映画初出演。主な出演作に、ドラマ「ながたんと青−いちかの料理帖−」「コタツがない家」「大河ドラマ どうする家康」(全て’23年)、映画「ヴィレッジ」「うちの弟どもがすみません」(共に’24年)などがある。2024年にはニッポン放送開局70周年記念公演「138億年未満」で舞台でも主演を務めた。「ACEes Arena Tour 2025 PROLOGUE」を4月10日より5都市で開催。

作間龍斗 プロフィール|ジュニア公式サイト

山下美月(Mizuki Yamashita)

1999726日生まれ。東京都出身。乃木坂46の元メンバー。俳優としても活躍。主な出演作に、ドラマ「着飾る恋には理由があって」「じゃない方の彼女」(共に’21年)、連続テレビ小説「舞いあがれ!」(22~’23)、「下剋上球児」(’23年)、「Eye Love You」「降り積もれ孤独な死よ」(’24年)「御曹司に恋はムズすぎる」(’25年)、映画「日日是好日」(’18年)「映像研には手を出すな!」(’20年)「六人の嘘つきな大学生」(’24年)などがある。

山下美月オフィシャルウェブサイト

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