2025年03月14日 08時00分
インタビュー
2025年03月14日 08時00分
インタビュー
映画「山田くんとLv999の恋をする」オフショット。左から山下美月さん、作間龍斗さん
――ゲームのギルドや同級生役のキャストの方たちとの現場の雰囲気はいかがでしたか? 印象的だった撮影中のエピソードを教えてください。
山下 最初、みんな人見知りだったんですよ。
作間 そういえば(鈴木)もぐらさんはどういう人なんだろう?
山下 結構お話しさせていただけたのですが、不思議な感じでした(笑)。私はギルドの他の方よりクランクインが遅かったんですね。インしたら、月島琉衣ちゃんが「お兄さん2人が全然話してくれなくて緊張するんです」って。
作間 あははは(笑)。
山下 作間さんもNOAさんも結構人見知りな感じの方なのですが、だんだん打ち解けていって。最後の方のカフェのシーンではみんなで雑談をしていました。
作間 「最初、本当にやばかったよね」って思い出話をするくらい撮影の終盤のことですね。NOAくんとちゃんと話したのは最終日なので、もうちょっと早く話しておけばよかったねみたいな会話をして、「お疲れさまでした」という感じでした(笑)。
――お互いに刺激を受けたことや、俳優としての魅力を感じたことをお聞かせください。
山下 撮影期間中にポスター撮りをしたとき、ソロカットをモニターで見たら作間さんがめちゃくちゃアイドルで、山田くんを演じているときと全然違ったんですよ。
作間 へぇ〜!
山下 山田くんはキラキラしているけど、目がすごく輝いているかっこよさではないですよね。そういう山田くんを演じている作間さんしか見ていなかったので、普段も役に近い人なのかと思っていて。でもポスター撮影を見たときに、作間さんは役を演じていたんだなと思ったんです。現場では役としてずっといてくださるから、私も山田だと思えているんだな、って。
作間 そうなんですね。それはマジで意識していなかったです。カメラマンさんや照明さんの技術があって、アイドルが完成したんだと思いますよ。僕がすごいなと思ったところは、遊園地に行っちゃう行動力とかいろいろあります。僕の方が先にインしていて最初は茜がいない状態で撮影を始めたので、茜がどう来るかによって山田は結構変わっちゃうなと思っていて。でもまさに茜だ! という感じでインしてくれたので、そこからは全然不安なく、最後まで駆け抜けられました。想像以上の茜でしたね。
――お二人のおすすめの胸キュンシーンを教えてください。
山下 酔っぱらった茜の靴が脱げちゃって、山田にベンチへ座らせられるシーンです。山田が手を差し出してくれるのですが、作間さんの手がとても大きいんですよ。手の大きさの差で、ふと異性であることを意識してドキドキする瞬間が画で表現されているんですよね。これは奇跡みたいなことだなと思って、お気に入りのシーンです。
作間 野球をやっていたのかな、っていうぐらい手が大きいんですよ。20㎝あります。
山下 足だ……!
作間 本当ですよね(笑)。実は僕が一番好きなシーンはカットされました。壊れたパソコンを直すのに時間がかかって、茜が寝ちゃうシーンがあって。寝ている茜の髪留めを山田が外すのですが、スタッフさんたちも「よかったよ!」みたいな感じで話していたから、これは完成が楽しみだなと思っていたんですけどね。尺が本当にギリギリだったんだなと思いました。
山下 けっこう長めに撮りましたよね?
作間 そうなんですよ。髪の落ち方とかがすごく難しくて。原作を知っている方には、ちゃんとあのシーンも撮っていたんだなっていう気持ちで見ていただきたいです(笑)。
――山田が「バレたか」という原作でも描かれている名シーンについて、撮影の裏側を教えてください。
作間 現場で段取りをしたときに、プロデューサーさんが泣き始めたんですよ。すごく原作が好きで企画からいろんなことをやってきて、いよいよ「バレたか」のシーンになったからうるっときちゃったのかなと思うのですが(笑)。あのシーンは何テイクか撮りました。
山下 たぶんすごく難しいお芝居だったと思うんですよ。プレッシャーもあったかと思うのに、本当に素晴らしかったです。
――演じることや映画のお仕事については、どのような思いをお持ちですか?
作間 高校生を演じると文化祭のシーンがあったり、いろいろな職業に就くことができたり、役を通してさまざまな経験ができるという楽しさがあります。普段、自分のプラットフォームで活動しているときとは違う一面を映像で見てもらえるのもうれしいことだなと思っています。
山下 映画を見ることも好きなので、そういう世界に自分自身が入れている現状がすごくありがたいなと思っています。多くの方が何年も前からこの原作をすてきに実写化しようと考える中で、自分の名前をあげてくださったことにも本当に感謝しかないです。だからこそ全身全霊で撮影に臨んで、あとは公開を待つのみなのですが、今は楽しみな気持ちとともに不安もありつつ……という感じですね。でも何者でもないと思っていた自分に茜ちゃんをやってほしいと思っていただけたことは、本当に財産だと思っています。
取材・文:細谷美香
©ましろ/COMISMA INC. ©2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
2025年3月28日(金)公開
彼氏に振られたばかりの女子大生・茜がオンラインゲームで出会ったのは、 無愛想な高校生プロゲーマー・山田。常に塩対応の山田への第一印象は良くなかったが、無自覚な優しさを持つ彼が少しずつ気になる存在になっていく。恋愛に興味はないがモテまくる山田との恋の行方は……? 「よだかの片想い」などを手がけた安川有果監督が、コミスマのマンガアプリ「GANMA!」連載のましろによる同名漫画を実写化。作間龍斗と山下美月が映画初主演を果たしている。
出演
作間龍斗 / 山下美月 / NOA / 月島琉衣 / 鈴木もぐら(空気階段) / 甲田まひる / 茅島みずき / 前田旺志郎
スタッフ
監督:安川有果
脚本:川原杏奈
原作:ましろ「山田くんとLv999の恋をする」(コミックスマート「GANMA!」連載)
製作:『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
制作プロダクション:角川大映スタジオ
配給:KADOKAWA
©ましろ/COMISMA INC. ©2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
映画「山田くんとLv999の恋をする」本ビジュアル
2002年9月30日生まれ。神奈川県出身。ACEesのメンバー。俳優としても活躍し、2021年の「ひらいて」で映画初出演。主な出演作に、ドラマ「ながたんと青−いちかの料理帖−」「コタツがない家」「大河ドラマ どうする家康」(全て’23年)、映画「ヴィレッジ」「うちの弟どもがすみません」(共に’24年)などがある。2024年にはニッポン放送開局70周年記念公演「138億年未満」で舞台でも主演を務めた。「ACEes Arena Tour 2025 PROLOGUE」を4月10日より5都市で開催。
1999年7月26日生まれ。東京都出身。乃木坂46の元メンバー。俳優としても活躍。主な出演作に、ドラマ「着飾る恋には理由があって」「じゃない方の彼女」(共に’21年)、連続テレビ小説「舞いあがれ!」(’22~’23年)、「下剋上球児」(’23年)、「Eye Love You」「降り積もれ孤独な死よ」(’24年)「御曹司に恋はムズすぎる」(’25年)、映画「日日是好日」(’18年)「映像研には手を出すな!」(’20年)「六人の嘘つきな大学生」(’24年)などがある。
43
この記事はいかがでしたか?
1記事10回までリアクションできます
2025/03/14
LE SSERAFIMの“HOT”なショーケースをレポート! 3周年に向けた思いと愛
2025/03/14
【推し楽】井上祐貴のチェキが当たる♩Xフォロー&リポストキャンペーン(2025/3/14 10:00-2025/3/28 23:59)
2025/03/14
【推し楽】小笠原海のチェキが当たる♩Xフォロー&リポストキャンペーン(2025/3/14 10:00-2025/3/28 23:59)
2025/03/14
【推し楽】鈴木仁のチェキが当たる♩Xフォロー&リポストキャンペーン(2025/3/14 10:00-2025/3/28 23:59)
2025/03/14
作間龍斗&山下美月の“山田愛”が止まらない!? 「山田くんはかっこよくなきゃ」
RECOMMENDED TAGS
REAL TIME RANKING
CHEER RANKING