“完全体”ONE PACTのケミがさく裂！「メンバーを家族に例えると…」

K-POP第5世代の自主制作グループ・ONE PACTが、3rdミニアルバム「PINK CRUSH」を引っ提げて、カムバック！ まるでラブレターのようなデザインのアルバムは、多彩で多面的な愛を深く探求し、その中に込められたさまざまな感情を歌う曲がぎっしりと詰まった、スイートな春にピッタリの一枚です。

桜がほころび始めた東京で、メインボーカルのJAY CHANGさんも参加してファンが待ち望んだ完全体となった5人をキャッチ。全員で作ったファンソングに込めた思いや、3月末に開催される日本公演への意気込み、そして宿舎での“まるで家族のような関係性”など、たっぷりお話しいただきました！

5人でのカムバックは「幸せ」で「最高」

――3rdミニアルバム「PINK CRUSH」は、手紙の形のアウトカバーがとてもキュートで印象的です。手紙をアルバムのビジュアルにした理由を教えてください。

JONG WOO　手紙には、真心が込められていますよね。＆♡（エンハート＝ONE PACTのファンネーム）の皆さんに「愛してる」って気持ちを伝えるためには、手紙のデザインがぴったりだと思ったんです。

――もしかして、このアイデアはずっと前から考えていたのでしょうか。2023年にリリースした「RUSH IN 2 U」のミュージックビデオの最後に、道に手紙が落ちているシーンが出てきます。

TAG　そうです。「RUSH IN 2 U」のMVをディレクションしたのはJONG WOOさんですが、実はあれが「PINK CRUSH」の伏線だったんです。

JONG WOO　そう、ストーリーが自然につながって、僕もすごくうれしかったです。

TAG　今回アルバムの収録曲「Confession」のMVにはバスケットボールのシーンがあって、それが次のアルバムに繋がる仕掛けになっています。

――MVに隠されたメッセージがあるのですね！ 「Confession」のMVも、JONG WOOさんがディレクションしています。川辺で撮影していますが、ロケ地は韓国・ソウルの中心を流れる川、漢江ですか？

JONG WOO　そうです。自然もいっぱいだし、ソウルに住む韓国人にとって、青春を象徴する場所と言えば、漢江が一番！

――撮影時のビハインドエピソードを教えてください。

JONG WOO　「君が好き」っていうシンプルな気持ちがテーマの曲なので、告白する直前のドキドキ感を出したくて。メンバーたちには「誰かを待っている感じで演技して」ってお願いしました。みんなすごく上手に演じてくれました。
 

――JONG WOOさんの言葉を受けて、どんな気持ちで撮影しましたか。

TAG　いや〜、正直覚えていないですね（笑）。待機中はずっと寝ていて、撮影のために10分間ぐらい起きて、また寝ていました（笑）。

YE DAM　僕は＆♡のことをずっと心に浮かべていました。＆♡に告白したら、すごくドキドキしてワクワクするんじゃないかな、って。

TAG　この曲の主人公は、YE DAMです！

JONG WOO　愛を告白する役ですね。プロデューサーのTAGが指名しました。

TAG　YE DAMは、よく告白するんですよ（笑）。

JONG WOO　曲のピュアな感じにピッタリだったんです。初恋のような雰囲気を出せるのは、YE DAMが一番だなって。

――ラストシーンの表情もすごく自然でしたね。

JONG WOO　はい。カメラの前にYE DAMに立ってもらって、シナリオなしで「このカメラに告白するつもりで演じて」って。僕が望む表情を一発で撮ることができました。

TAG　告白のプロだからね（笑）。

JAY CHANG　YE DAMは、毎日鏡に向かって告白の練習をしていますから（笑）。

TAG　学生のとき、クラスの女子ほぼ全員に告白していたという噂もあります（笑）。

YE DAM　いや、そんなことは……（笑）。

SEONG MIN　秋の終わりに撮影したので、寒かった記憶しかないです（笑）。一つのカットを撮り終えるたびに、すぐにジャンパーを着てカイロを握りしめて。でも今思えば、そんな姿もかわいらしかったですね。良い思い出です。寒かったけど、温かいMVに仕上がりました。

JAY CHANG　僕も楽しかったです。チームワークも最高でした！

――ファンへの思いを込めた曲「＆ Heart」は、皆さんで作詞したそうですね。全員で歌詞を作るのは初めての試みですが、どのようにしてまとめていったのですか。

TAG　メンバーが＆♡に伝えたい言葉をカカオトークで送ってもらって、一つの曲にしました。みんなたくさん書いてくれたけれど、全部盛り込むと曲が長くなってしまうので、残念ながらかなりカットしたんです。ファンの方たちから、カットした部分を知りたいという声もあるので、いつか公開できればと考えています。

――「Never Stop」という曲は、TAGさんが一人で作詞、作曲編曲まですべてを手がけた曲です。どんな思いで作ったのでしょうか。

TAG　あるとき、ふと浮かんだ感情から始まったんです。長く付き合っていると、ドキドキ感って少しずつ薄れていきますよね。でも「最初の気持ちを忘れないでいたい」「そのときめきを永遠に大切にしたい」っていう気持ちを歌詞に込めました。聞き返したときに初心を思い出せるような、そんな曲にしたくて。

――「初心を大切にする」というONE PACTの誓いを歌った曲のようにも思えました。

SEONG MIN　ありがとうございます。僕たちも初心を忘れず「Never Stop」でいたいです。

――今回のアルバムでは、久しぶりにJAY CHANGさんが合流して、5人でのカムバックとなりました。

JONG WOO　約1年間、JAYも僕たちもそれぞれ一生懸命やってきました。その間もずっと、連絡を取って会ったりしながら「お互い頑張ろう」と励まし合っていました。JAY が今回再び合流したことで、ONE PACTにさらに新しいエネルギーが加わったと感じています。ステージでもより強く、堂々とできる。

TAG　JAYはメインボーカルだから、彼がいるとグループのバランスがさらに良くなる。ステージ上でも引き締まるし、チームとしての完成度がアップしたと思います。

YE DAM　JAY 兄さんがいないときは「JAY兄さんがいない穴をどう埋めよう」という雰囲気が強かったんです。でも、今は「みんなで楽しもう！」っていう感じ。JAY 兄さんが戻ってきてから、僕もふざける余裕が出て、すごく幸せです（笑）。

SEONG MIN　毎日がすごく楽しいですね。

JAY CHANG　もう本当に最高です。メンバーたちや＆♡と一緒にいるのは楽しい。心が落ち着きます。僕にとってうれしいことです。

（メンバー一同、うなずきながら拍手）