2024年08月31日 10時00分
インタビュー
2024年08月31日 10時00分
インタビュー
ONE PACTのメンバー。左からYE DAM、TAG、JONG WOO、SEONG MIN。
韓国のオーディション番組「BOYS PLANET」やラップバトル番組「高等ラッパー4」の出身メンバーで結成され、2023年11月にデビューを果たした5人組ボーイズグループONE PACT。メンバー自身が作詞作曲や振り付けなど制作にも携わっていて、ハイレベルな楽曲とパフォーマンスで注目を集めています。
今回は、6月にリリースされた1stシングルアルバム「PARADOXX」のプロモーションイベントで来日した彼らに、最近の活動や8月16日にリリースされた日本オリジナル曲などについて聞きました。(※スケジュールのためメンバーのJAY CHANGは不参加)
――1stシングルアルバム「PARADOXX」の韓国でのカムバック活動はいかがでしたか?
YE DAM 初のカムバックなので頑張って準備した分、うまくやれたステージも多かったし、自分でも満足できています。
SEONG MIN 実は少しカムバックが遅れてしまって、その理由はよりよい姿を&♡(エンハート=ONE PACTのファンネーム)に見せようと準備を重ねていたからだったんですが、&♡には申し訳なく思いました。でも今回のカムバックはとても意味があるものだし、僕らも成長できたので、うれしく思っています。
JONG WOO 今回は残念ながらJAYが参加できませんでした。彼の空席をメンバー4人それぞれが埋めるために一層の努力と練習をして、4人ともに成長できる機会になった点がよかったなと思います。
TAG 僕はこれからがスタートだと考えていて、次のアルバムが大事だと思っています。これからのアルバムも一生懸命に準備して、すてきな姿でカムバックしたいですね。
――JAYさんは残念ながら別の活動のために今回不参加ですが、最近何かお話しされましたか?
JONG WOO 元から親しい仲なので、それぞれの活動を応援し合って、深い話というよりは日常の話や気楽な冗談を言って、一緒にご飯も食べてという感じです。
SEONG MIN JAYも他の活動のために来日中で、さっきも時間があれば会いたいねと連絡していました。
――よく連絡を取り合っているんですね。では今回のカムバック活動でメンバーを褒めてあげたい点はありますか?
SEONG MIN それぞれ頑張っていましたが、特にYE DAMですね。デビューして初のカムバックでとても緊張したと思いますが、前回の活動とは比べ物にならないくらい、すっごく……プロみたいになったというか。そんな姿を見ながら、常に成長しているんだなと強く感じました。
YE DAM 僕も余裕ができて、兄さんたちも一つ一つを見守って助けてくれたので、確かに成長できたと思います。
ヒョンライン(年上組)のJONG WOO(左)、SEONG MIN(右)
――アルバムのタイトル曲である「FXXOFF」は歌えばストレス解消になるような曲ですが、皆さんのストレス解消法は何かありますか?
SEONG MIN (YE DAMに)何かある? 散歩?
YE DAM そうですね。散歩とか、おいしいお店に兄さんたちと行ったり、自転車に乗ったり。
SEONG MIN 僕は掃除をしたり料理を作って食べたりする時間が癒やしです。
JONG WOO 僕は運動とか、あとは寝ます。寝れば忘れます。ストレスの原因って実はそんなに重要なことでもなく、その場の感情でしかないので、早く忘れるほうだと思います。
TAG 僕はボウリングが好きで、ピンが弾け飛ぶのが好きというか。あとはサンドバッグを打つとかですね。
――今回の日本でのリリースイベントが決まったときの気持ちは?
SEONG MIN なかなか頻繁には日本に来られないですが、今回も来日して日本の&♡の皆さんと直接お会いする機会をいただけたことに感謝しています。それに時々不思議な気持ちにもなりますね。言葉が違っても僕たちに限りない愛をくれることに感謝していますし、イベントのたびに来てくれて僕らにたくさんのパワーをくれるので、早く会いたいと思っていました。
TAG 来日するたびに本当にたくさんの方が来てくれて、今回リリースした日本オリジナル曲「待ってたキミを」も喜んでくれました。そして親切に接してくれることにも感謝していますし、日本に来るたびに&♡の方も少しずつ増えている気がして、とてもうれしいです。
――今回のイベントで印象に残ったことは?
JONG WOO 確かに&♡の方が目に見えて増えたなと感じました。カムバックによって&♡が増えますようにと願っていたこともあり、その目標がかなったので、カムバック活動の意味があったなと実感しましたね。感謝していますし、さらに頑張れる原動力になったと思います。
YE DAM 前回のイベントより曲が増えたので、今回のほうが記憶に残るように思います。たくさんの曲を披露できて、日ごとに違う曲ができるというのが不思議な気持ちです。
――衣装も毎回違いますよね。
SEONG MIN デビュー時にもリリースイベントで来日したんですが、そのときは初のイベントで、2週間くらいやるのに衣装を2着ほどしか持ってこなかったんです。それだとファンの方も同じ衣装ばかり見ることになるので、僕たちも違うものを、かっこいい姿を見せたいと思って。なので、韓国の音楽番組でファンの方の反応がよかった衣装などをキャリーいっぱいに詰めて持ってきたんですよ。
マンネライン(年下組)のYE DAM(左)、TAG(右)
――日本でのオフのときに楽しみにしていることはありますか?
JONG WOO 僕らは日本の食べ物が大好きですし、おいしいものも多いので、いつもその日のイベントが終わったらいろんなメニューを見ながら今日は何を食べようかと考えています。オフの日にどこに行こうかなとか、単にホテルで休むのではなくて日本を楽しもうと思っていますね。
――今回の来日では日本オリジナルの新曲「待ってたキミを」がサプライズ公開されました。今までとは違うタイプの曲で、今回もTAGさんが作詞作曲を手がけていますね。
TAG 今回の曲は、相手に告白をして返事を待つという内容で、相手が前向きな返事をしてくれたときに「待ってたキミを」とメッセージを送るという曲です。これまでとはかなり違うタイプの曲なのですが、だからこそ、こういうものをやりたいという思いがありました。ファンの方も爽やかで明るいものを見たかったと思うし、今までは強烈なパフォーマンスの曲が多かったので、すごく新鮮だろうという思いもありました。
――韓国での曲を作るときと違って意識した点はありますか?
TAG 特にない気がします。ただ僕は日本語ができないので、最初に書いた韓国語の歌詞を翻訳してもらう形で作ったんです。だから僕が書いた雰囲気通りに訳されるのかなと、考えたのはそのくらいですね。
――キュートなダンスもJONG WOOさんが振り付けをされたとのことですが、意識した部分はありますか?
JONG WOO 難しくて技術的にハイレベルなダンスよりは、単純に爽やかでかわいいものにしようと思って。TAGが言ったように曲の雰囲気がありますよね。それに合わせて一見つたなく見えつつも弾けるような印象を与えようと思いました。だから大きめの動作にして、かわいいポイントとして最後にキューピッドが矢を放つような振り付けも入れて。メンバー同士の絡みもありますが、これはメンバーが「ここではこうしよう」と意見を出してくれました。
――今回のコンセプトを聞いてどう思いましたか?
SEONG MIN すごくうれしかったです。個人的にONE PACTには魅力がたくさんあると思っていて、明るくて爽やかなものも似合うという自信があったので、曲を初めて聴いた時にONE PACTの新しいカラーで表現できると思いました。実際にファンの方もとっても喜んでくれて、今後も恐れずにいろんなものに挑戦できるなと感じました。
YE DAM 僕も、ぜひやってみたいと思っていた曲です。これまではパフォーマンス重視の曲でしたが、こういう爽やかで気軽に聴ける曲をぜひやりたかったので、とても幸せです。
マッマクズ(最年長と末っ子)のYE DAM(左)、JONG WOO(右)
――新曲を初公開した8月1日のライブ「THE STAR NEXTAGE」はいかがでしたか?
SEONG MIN 楽しみでしたし会場の規模も大きくて、リハーサルのときは「本当に大きな会場だけど、うまくやれるよね」と少し心配もありました。メンバーみんなで集まって、大きな会場なんだし情熱あふれるステージにしようという話をして……僕らとしては満足いくものをやれたと思っているんです。他のアーティストの方とご一緒するコンサートだったので、そちらのファンの方々も楽しんでくれてうれしかったです。
JONG WOO これまでやってきたものは一度はステージで披露した曲だったわけで、僕らからすると何度も聴いて何度も練習した、なじみのあるものだったんです。新曲もたくさん聴いて練習しましたが、ステージで初めて披露する感覚が自分でも知らないうちに楽しくなって、飛び跳ねたくなる気分でした。だから聴いている方々も、一緒にリズムに乗ってくれるんです。それを見ながら、今回もいい曲ができたし、僕らのカラーで歌えそうだと思いました。
――新曲が出たばかりですが、ファンの方は今後の活動も気になっていると思います。何か考えていることはありますか?
TAG 僕はアルバムを作るたびに、その次のコンセプト、その次のカムバックまで、すべて計画を練って毎回作っています。今年予定しているアルバムまでは全部コンセプトを決めました。それ以外での目標は、引き続き新しい、いろんなコンセプトでカムバックすることですし、「待ってたキミを」のように新たな姿を見せることを目指しています。
JONG WOO これについては全面的にTAGが引っ張っていく部分ですね。僕らもTAGの意見に対して会議で自分の意見を出したりしますが、TAGがいつも徹底的に準備してよいものを作ってくるので、僕たちはそれを信じてついていく側です。
オテシク(ケミ名)のSEONG MIN(左)、TAG(右)
――今回、「推し楽」に初登場ということで、皆さんが考えるONE PACTの“推しポイント”を教えてください。
YE DAM メンバーごとに違う魅力があって、選べる楽しみと言えばいいのかな? そういうものがあって、でもステージでは一つになってインパクトを与える点が魅力だと思います。
SEONG MIN (すべて日本語で)僕は……同じですけど、性格が違うから、ケミストリー(メンバー同士の相性や絡み)があって。例えばJONG WOOさんとYE DAMさんが一緒になればこの“ケミ”があるし、僕とTAGさんだったらこの“ケミ”があるし、ONE PACTの推しポイントはメンバーたちのケミストリーだと思います。
TAG とても自由で、僕らのやりたいことができて、自由に音楽をやれるグループだと思っています。
JONG WOO ONE PACTは個性の強いグループだと思います。メンバー個々人もそうだし、チームとしてもですが、その個性がしっかり溶けあって5人が一緒のときが一番かっこいいグループですね。これから僕らがどんなコンセプトをやっても「やはりONE PACTはこういうのもうまい」と思っていただけるものをお見せできると思うので、そういう点が僕らの推しポイントだと思います。
――では最後となりますが、「推し楽」読者には初めてONE PACTを知る方もいると思います。そんな方へ一言ずつメッセージをお願いします。
TAG 僕らは自分たちの意見や考えを反映した曲作りとパフォーマンスをしているので、どのグループよりも気持ちのこもったものをお見せできると思っています。それ以外にも、見る楽しみや聴く楽しみという点でも僕らは間違いなく実力派アイドルなので、安心して見たり聴いたりしてもらえると思います。Come on!
JONG WOO 皆さんがこれまで生きてきて、「このアーティスト、いいな」「この曲、本当に好きだな」と思えるものが一つはありますよね。僕らも誰かの人生において一番記憶に残るアーティストになれると思うし、記憶に残る曲を歌えると思いますので、そういう点に期待していただけるのであれば、僕たちのことを一度見てみてください。
SEONG MIN 僕はファンの方一人一人の人生において、僕らを見ることでパワーを得ていつも幸せでいてくれたらという気持ちで、一生懸命にパワーを送ろうと思っています。だから僕たちを初めて知った方がいれば、僕らのところに来てくれたら絶対に後悔させないように幸せを差し上げますので、僕らの曲を一度聴いてもらえたらと思います。
YE DAM 全世界のどこかで僕たちの魅力やステージをご覧になっている隠れ&♡の皆さん、僕たちは君にベストを尽くす準備ができているよ。ハマってみる?
取材・文:元永 真
撮影:中川容邦
2024年06月20日発売
01. FXX OFF
02. DEJAVU
03. PERIOD
※記事初出時、収録曲名に誤りがありました。修正してお詫びいたします。
2024年08月16日配信開始
01. 待ってたキミを
2024年10月06日(日)
会場 東京都 東京国際フォーラム ホールC
1部 開場 13:00 / 開演 14:00
2部 開場 18:00 / 開演 19:00
2023年11月30日にミニアルバム「Moment」で韓国デビューを果たしたボーイズグループ。 メンバーは韓国のオーディション番組「BOYS PLANET」に出演したメンバー4人(JONG WOO、JAY CHANG、SEONG MIN、YE DAM)と、ラップバトル番組「高等ラッパー4」に出演したメンバー(TAG)の5人で構成。ONE PACTのチーム名には“one”と“impact”の合成語で、「ひとつに集まって大きなインパクトを作る」という意味が込められている。
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