2024年09月12日 12時00分
インタビュー
2024年09月12日 12時00分
インタビュー
キュアフレンディ / 犬飼いろはを演じる種崎敦美さんが「わんぷり」から“推し”まで語ってくれました
——今回の映画では、ゲームの中が舞台となっていて、ゲームの世界はCGで制作されているそうですね。キャラクターデザインもCGの特別仕様になっていますが、ゲームの世界で動くこむぎやいろはの姿はいかがでしたか?
こむぎは二足歩行になってもかわいいなぁと思いました(笑)。その二足歩行であることをはじめ、ゲームの世界ならではが詰まっているCGパートだと思います。ゲームに挑戦するのはこむぎとユキちゃんなのですが、二人の、二匹の一生懸命な姿も、それを観戦しているたくさんのタヌキたちもかわいいですし、その空間自体もポップでかわいいです。ゲームもいろんなゲームがありますし、こむぎが本当にたくさんたくさん頑張っているので、完成した映像を見るのが一番楽しみなシーンでもあります。
——歴代シリーズから「ひろがるスカイ!プリキュア」「魔法つかいプリキュア!」のメンバーが参加されていますね。
私は「映画プリキュアオールスターズF」でプーカとしてご一緒したことがあったので、今度はいろはとして、再び共演することができて本当にうれしかったです。どちらのチームも登場したときの安定感や安心感がものすごくてさすがだなぁと思いました。「ひろプリ」の皆さんは相変わらず熱くてかっこいいし、「まほプリ」の皆さんは……特にモフルンさんですかね、ポップでかわいらしい今回の「ゲームの世界」と親和性が高いなと思いました! その親和性の高さはぜひ、映画でご堪能いただけたらと思います。
——映画のアフレコ現場で印象に残っていることはありますか?
そのときはまだテレビシリーズで出てきていなかった4人の合体浄化技を、この映画のアフレコで初めて収録しました。2人での合わせはたくさんありましたが、4人で合わせるのはこの技が初めてで、でも最初から「こうやって合わせよう」と話し合うのではなく、まずは4人それぞれ思うようにやってみて、そこからだんだん合わせていくやり方が私はとっても好きでした。4人の声が合わさったときに、特別耳をすませなくても、それぞれの声がちゃんと聞こえるのもとってもいいなぁと思います。
——さらに、今回はゲストとして花澤香菜さん、三宅健太さん、ジャルジャルさんが参加されますが、アフレコはご一緒されましたか?
私は(ムジナ役の)三宅健太さんとご一緒させていただきました。そのときはキャストが女子だらけの中、男性は三宅さんお一人だったのですが、マイクワークをはじめたくさん気を遣っていただいていたような気がします。お優しい方だなと思いました。
——他の2組の印象はいかがでしたか?
台本を読んだときに、ナツキの役、難しそうだなぁ……と思っていたのですが、花澤さんはもう皆さんご存知、言わずもがなの安定感でした……。(ポンタ&ポコタ役の)ジャルジャルのお二人は、一方的に、ルミネtheよしもとでたくさんたくさん笑わせていただいておりましたので、共演できてとても光栄です!
——そんな見どころの多い今作ですが、種崎さんが特に注目してほしいシーンはどこでしょうか?
ゲームの中で、こむぎが全力で頑張りながら思いの丈を叫ぶシーンがありまして、個人的にそのときのせりふが映画の中で一番刺さるのでそのシーンと、ゲームの世界に入る前、いろはがプレイ中のゲームを見ているこむぎが、夢中になりすぎてゲームの中のことなのにそれを本当のことのように感じて(こむぎの)体や気持ちが自然と動いてしまっているシーンです。単純にその姿がはちゃめちゃにかわいいというのもあるのですが、その二つのシーンを見て、こむぎの思いの強さと、その思いの中にはいつもいろはがいるんだなというのをあらためて感じたので、ぜひご注目いただけたらと思います。
——もし、今作のように種崎さん自身がゲームの世界に入るとしたら、どんなゲームの世界へ入ってみたいですか?
えええ! やってみたいとかではなく「入るなら」ですもんね、なんでもいいですもんね、悩ましいですね……なんでしょう……世の中のありとあらゆる職業が体験できるゲームとかどうでしょう? 小さい頃からなりたかったのは声優だけですけど、興味深い仕事はたくさんありますので。それが全部ゲームの中で実際に体験できたら最高です!
——確かにそれは面白そうですね! では、今年21年目を迎えた「プリキュア」シリーズですが、常に新しいことに挑戦してきた「プリキュア」作品のように、今、種崎さんがお仕事やプライベートでチャレンジしたいと思うことはどんなことでしょうか?
仕事と言っていいのかわかりませんが、ボランティアで絵本の朗読を定期的にやっていけないものだろうかと。ずっと考えながらも具体的に行動に移せずにいたので、どうしたら実現できるか本格的に考えていこうと思います。プライベートでは、こちらもずっとやってみたいと思っていた「居合斬り」の体験に行ってみたいです! そしてめちゃくちゃ筋肉痛になったりしたいです!
——推し楽は「推し活するあなたを“推す”メディア」ということで、種崎さんの今の“推し”を教えてください。
ジグソーパズルです。「そのこと」以外何も考えられなくなるものをやりたくて始めました。元々好きで小さい頃はよくやっていたのですが、大人になってからやるのは初めてで、20年以上ぶりとかだと思います。すごく没頭できてとてもよい時間を過ごせたので、今後も時間を見つけてやっていこうと思います。
——ありがとうございます。最後に読者へのメッセージをお願いします!
頑張るこむぎやユキちゃんがとにかくかわいくて、ゲームの世界もポップでかわいくて、目でも耳でも楽しい時間をお過ごしいただけると思います! そして、自分にとって大切なもの、パートナーとの絆の物語でもあるので、そんな相手を思い浮かべながらご覧いただけたらと思います……!
※種崎さんの「崎」はたつさき
取材・文:久野麻衣(t-press)
©2024 わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!製作委員会
9月27日生まれ。大分県出身。2022年に「SPY×FAMILY」アーニャ・フォージャー役で人気を博す。その他、アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(’20年)ダイ役、「魔法使いの嫁」(’17年~’23年)羽鳥チセ役、「葬送のフリーレン」(’23年)フリーレン役など、数多くの人気アニメ作品へ出演し、2023年には「第十七回声優アワード」主演声優賞、助演声優賞のダブル受賞を果たした。
2024年9月13日(金)公開
あやしいタヌキがいるゲームの世界の迷い込んでしまったこむぎたちが、アニマルタウンに戻るためにいろいろなゲーム対決に挑戦! 歴代シリーズから「ひろがるスカイ!プリキュア」「魔法つかいプリキュア!」のプリキュアも集結する。ゲスト声優には、こむぎたちがゲームの世界で出会う怪しいタヌキの二人組・ポンタとポコタ役にジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)、タヌキの親分ムジナ役に三宅健太、物語の舞台となるゲームを作った天才ゲームクリエイターの少女・ナツキ役に花澤香菜が参加している。ゲームの世界はフルCGで制作され、TVシリーズとは異なる特別仕様のキャラクターデザインも見どころ。CGを駆使した臨場感あふれるアクションシーンやさまざまなゲームにも注目!
出演
長縄まりあ / 種崎敦美 / 松田颯水 / 上田麗奈
関根明良 / 加隈亜衣 / 村瀬歩 / 七瀬彩夏 / 古賀葵
高橋李依 / 堀江由衣 / 早見沙織 / 齋藤彩夏
寺島拓篤 / 立花慎之介 / 花澤香菜 / 三宅健太
ゲスト声優:ジャルジャル(後藤淳平・福徳秀介)
スタッフ
原作:東堂いづみ
監督:宮原直樹
脚本:加藤陽一
演出:村上貴之
音楽:深澤恵梨香
キャラクターデザイン:宮谷里沙
美術監督:谷岡善王
色彩設計:横山さよ子
撮影監督:大島由貴・佐々木果南
CGディレクター:中沢大樹
音響監督:菅原三穂
挿入歌:「大好きのキズナ」
エンディング主題歌:「Happy≒Future」
©2024 わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!製作委員会
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