2024年09月12日 15時36分
山下大輝、バースデーイベントで「世界一最高な35歳!」
「Daiki Yamashita 2024 DAIKING Festa Vol.3」の模様。
声優・アーティストとして活躍する山下大輝の誕生日・9月7日に「Daiki Yamashita 2024 DAIKING Festa Vol.3」が開催されました。本公演は山下の愛称を掲げて毎年開催しているもので、会場も恒例の東京・豊洲PITで昼夜の2公演にわたって行われました。司会は事務所の同期で友人の浜田洋平が務め、特別ゲストとして畠中祐も参加。
今年の公演は、歌唱を中心にした内容で、最新曲「プラシー」を含む10曲が披露されました。本記事では昼公演を中心に当日の模様の一部を紹介します。
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1曲目の「シークエル」では、「色とりどりの世界」という歌詞のとおり、ステージや客席がカラフルに染まり、続くロックナンバー「continue」では「みんなの声を聴かせて!」と呼びかけ、序盤から会場の温度は急上昇!
その後浜田の呼び込みで、畠中が「いえーい、ハッピバースデー!」と登場。ショッパーを持って、「本当は裏で渡そうと思ったんですけど、渡すタイミングを見計らっていたら本番が始まってしまって(笑)」とプレゼントを手渡しました。山下は目を丸くしながら「わああ、ありがとう! マジか! うれしい〜! 誕生日になって初めてもらったプレゼントかも……」と。
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トークステージで山下と畠中が語り合ったのは、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」について。とくに盛り上がったのは現場の話で、畠中は、主人公・緑谷出久を演じる山下について「100点を出す役者の方ってたくさんいるけど、山下さんは150点を叩き出せる人。あそこまで到達できる役者さんってなかなかいないと思う。見てるこっちの涙が止まらなくなる」と。その言葉を受けて「マジか」と照れくさそうにしながら、「キャラクターがそうさせてくれるっていうのも大きい。僕らは、キャラクターが生き生きできるように、全力で、魂を込めて声を注ぐのが仕事だから。むしろ、あそこでの記憶があんまりないのよ(笑)」と、思いを明かしました。
次のライブパートでは、「曲の表情の変化が如実に分かるのもとても好き」とアコースティックギターの魅力を語り、「I'm in love」と「僕のヒーローアカデミア」第7期のエンディングテーマ「蕾」(Omoinotake)のカバーを披露。山下が歌い出すと、すぐさま客席のペンライトは山下演じる出久にあわせて緑色へと変わり、観客との一体感が生まれていました。夜公演では同じく「ヒロアカ」から「嘘じゃない」(崎山蒼志)をカバー。デビュー曲「Tail」でアコースティックパートを締めくくりました。
さらにサプライズとして、畠中とのデュエットで「Hello」を歌唱することを発表。観客からは歓声が上がりました。互いに顔を見合わせたり、ハンズアップしたりしながら、クライマックスのユニゾンでは楽しそうにハイタッチ。山下は「うわあ〜楽しい! やっぱり良いわ、祐の声が好きだ〜!」としみじみ。畠中も「楽しかった! 全身で音楽を楽しんでいるのが、みちみちていて。一緒に歌ってて感動しちゃった」と思いを伝え合いました。
トークパートでは、今回のセットリストにある曲のタイトルや歌詞から引用したキーワードでエピソードを披露。「continue」では幼い頃から続いている習慣を問われ、食べ物や山下家のバスタオルの話題に。「I'm in love」については、お互いの愛猫の話になり会場は温かい空気に包まれました。
「Tail」の歌詞にかけて、流れ星に願いたいことについてもトーク。畠中はグランピングで見た満点の星空の景色を思い出しながら「世界平和」と、山下は「出身地の『炭焼きレストランさわやか』の経営が続きますように」と地元愛をのぞかせました。
そして最後のライブパート、1曲目は「ヒトコキュウノ」で、幻想的な世界観を表現。続く「キャンドル」では客席に黄色い光が広がり、リリックビデオと共に観客を引き込んでいきました。本編最後の曲に選ばれたのは最新曲「プラシー」。ピュアな歌声と優しい音色が会場を包み、温かな拍手と歓声が送られました。
アンコールでは「35歳になった今の自分だからこそ歌える曲。みんなにね、“暁”みたいな大きなハンバーグを焼いて、とびきりの笑顔で終われたら良いなと思っています!」と、BLUE ENCOUNTの田邊駿一が楽曲提供した「暁」を熱唱。
「世界一最高な35歳だよ!」と叫び、笑顔のファン、涙ぐむファンに見守られながらあらためて感謝の言葉を述べ、出演者をステージに招いて記念撮影タイム。夜公演ではマニュピレーター・柳俊彰がバースデーケーキを持って登場し、山下を驚かせました。
最後に、「音楽業、声優業を続けていく中で、今後もいろいろな曲と出会っていくと思います。曲の中で、いろいろな世界に行きたいなと思っていて。等身大の自分、夢を追いかけている子どものときの自分と、2通りの山下大輝が、いろいろな曲を通じて、みんなと一緒に旅をする……そんなイメージで音楽活動をしています。その物語の世界に一緒に飛び込めたらこれからも楽しいだろうなって思っていますので、これからも手と手を取り合って、一緒に旅を続けていきましょう」と公演を締めくくりました。
撮影:江藤はんな (夜公演)