夢はアイドル日本代表！ FRUITS ZIPPERはみんなを明るく照らしたい

2024年09月19日 10時00分

インタビュー

FRUITS ZIPPERのメンバー。前列左から仲川瑠夏、早瀬ノエル。中列左から櫻井優衣、月足天音、鎮西寿々歌。後列左から松本かれん、真中まな

TikTokでの再生回数9億回を超える1stシングル「わたしの一番かわいいところ」に続く、2ndシングル「NEW KAWAII / フルーツバスケット」を9月18日にリリースしたFRUITS ZIPPER。今月から全国12都市を巡るホールツアー「FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2024 - AUTUMN -」も控える彼女たちに、楽曲への思いと将来の展望を聞きました！

サビ前にせりふがあるのがFRUITS ZIPPERっぽい

2ndシングル「NEW KAWAII / フルーツバスケット」通常盤ジャケット

——2ndシングル「NEW KAWAII / フルーツバスケット」についてお聞きしたいのですが、まずは「NEW KAWAII」について伺えますか？

鎮西寿々歌　この曲は「ららら……」っていう歌声から始まるんですけど、7人のアカペラから入るのが（日本）武道館のライブのときにかっこいいなって思いましたし、「私たちから始まる！」っていう感じが好きです。

真中まな　サビ前の「アップデートしよ？」が“つかみ”になっていて、みんな一緒にポーズをしたりする、覚えやすくて耳に残るフレーズなのかな？　「わたしの一番かわいいところ」のときも「“ねえ？ねえ？ねえ？”の子たちだよね」って言われることが多かったので、サビ前にせりふがあるのが私たちっぽいポイントかもしれませんね。

仲川瑠夏　「NEW KAWAII」はサビが大好きで、「大好きな人が、にゅーかわいかった　それがほんの少しでも、わたしのせいならいいな」っていうのが本当にかわいいなって思っていて。この歌詞みたいに、私自身もみんなを明るく照らせていたらいいなって思っています。

櫻井優衣　サビの歌詞には私自身も後押しをしてもらえているので、聞いてくださった皆さんも私たちとこの曲を通して、いろんなことを前向きに捉えられたり、自分のコンプレックスとかを「肯定できるかも」というふうに思えるきっかけになるかもしれません。

松本かれん　ダンスなんですけど、何回も出てくる「wow wow wow～」のところが、テレビの放送の後にみんなが「クセになる～」ってSNSに書き込んでくれているので、見てくれたらハマッちゃうんじゃないかと思います。

早瀬ノエル　「NEW KAWAII」という言葉は、私たちがデビューから掲げているテーマなので、それを曲として皆さんにお届けできるというのはうれしいです。「“NEW KAWAII”ってなんだろう？」って感じた人も、曲を聴いてもらえればわかってもらえるかなって思います。

月足天音　「NEW KAWAII」は肯定ソングで、私は白黒、赤白はっきり決めなくてもいいじゃないっていう表現が好きです！

——3月の配信からライブなどですでに歌っている曲ですが、“アップデート”された部分はありますか？

早瀬　落ちサビ前にまつかれ（松本）のせりふパートがあるんですけど、その担当は私たち次第で変わったりもします、なんか……気分で（笑）？

月足　たまにせりふも変わったり（笑）。

真中　例えば関西に行ったりすると、関西出身のおすず（鎮西）がそこのせりふのパートを言おうよ、とか。だからドイツに行ったらノエちゃん（早瀬）が言うことになると思います。

早瀬　頑張ります（笑）！

真中　あとはその日ミスした人が「今日ミスしちゃったことを“にゅーかわいい”って言いたいな！」みたいなときも（笑）。

「NEW KAWAII」の自己肯定から、さらに一歩を踏み出す「フルーツバスケット」

2ndシングル「NEW KAWAII / フルーツバスケット」初回限定盤ジャケット

——続いて新曲の「フルーツバスケット」のほうですが。

月足　私のパートじゃないんですけど、瑠夏の“瑠夏っぽすぎるパート”が好きで、まだ聴いていない人は楽しみにしてください（笑）。

鎮西　今までのFRUITS ZIPPERの曲って演奏で終わってたんですよ。それが私たちの「フルーツバスケット」という声で終わるのが、「NEW KAWAII」とは逆で新しくて印象的です。今までの曲ではなかったと思うので。

仲川　「NEW KAWAII」は“みんながコンプレックスに思うことも全部肯定していこうよ”っていうメッセージでしたけど、「フルーツバスケット」も、バスケットの中にいろんなフルーツがあるように“みんなそれぞれが主役なんだよ”っていうこれまた自己肯定ソングだなぁって思います。

松本　思います（笑）！

早瀬　フルーツに例えているのもあるし、「NEW KAWAII」よりも十人十色的なメッセージが強いのかなって。あとグループの名前でもある“フルーツ”が曲のタイトルに入っているので、そこはちょっとうれしいです。

月足　イントロでもいろいろなフルーツの名前がかすかに聞こえるので、そこもよく聴いてもらえたらと思います。

真中　「NEW KAWAII」は、みんなのちょっとネガティブなところやコンプレックスを認め合おうっていう曲なんですけど、、「フルーツバスケット」では「それが今日の私を作っているよね」って、ひとつ階段を上ったなって（笑）。「にゅーかわいい部分がいまの私たちを作っている」という歌詞があるので、そこでまた……。

仲川　「さぁ、行こう！」って前に進んでいく？

真中　そう！「それが今の私たちを作っている大事な要素だよね」っていう、一歩進んだ自己肯定だよね。そこが「フルーツバスケット」の新しいところだなって思います。