“NEO EXILE”4組集結！戦友たちが魅せた才能ほとばしる合同ライブ

LIL LEAGUE、KID PHENOMENON、THE JET BOY BANGERZ、WOLF HOWL HARMONYら、LDHの未来を担う“NEO EXILE”世代の4組が、9月23日に東京ガーデンシアターにて合同ライブを開催しました。

NEO EXILEの4組のみが同時に集まってライブを行うのは今回が初めてで、チケットは即完売！ 各グループがそれぞれの個性を活かしたパフォーマンスを行い、集まった約8000人のファンを熱狂の渦に巻き込みました。

ライブは、各グループが代わる代わるパフォーマンスを行い、持ち曲すべてを披露していく形式。

オープニングでは4組27名の全員が登場し、「俺らの全部、目に焼き付けてください！」との声に、観客もフラッグを振って応えます。メドレー的にパフォーマンスを披露した後は、各グループの最初のブロックへ。まずは、真っ赤なジャケットに黒いパンツという衣装でキメたLIL LEAGUEです。岩城星那の艶のある低音ボイスが鮮烈な「HYPE UP」で会場中をうっとりさせます。

続いてはTJBBが力強いボーカル、弾けるようなダンスで魅了。「PHOTOGENIC」では、石川晃多がコール＆レスポンスで盛り上げ、佐藤陽が「Say, chee———se」と指ハートでニッコリ。

WOLF HOWL HARMONYは、彼らの最大の武器である美しいハーモニーを会場中に響かせます。SUZUKIの澄んだ高音が印象的な「Pink Flash Lights」では、メンバーたちの軽快なダンスにも目が釘付け！

KID PHENOMENONはカラフルな衣装に身を包み、エネルギッシュなステージを繰り広げます。「存在証明」では、佐藤峻乃介が表情豊かなダンスで自分たちの世界観に引き込みました。

その後は、まずLIL LEAGUEがたっぷりパフォーマンスを披露。自己紹介ラップ「48 BARS RELAY」の導入では、百田隼麻が客席をあおり、コール&レスポンスで会場の一体感を高めます。歌終わりには岩城が配信を見ているファンにも「ペイパービューをご覧の皆さん、盛り上がってますか！」と語りかけ、会場の観客と歓声対決させる一幕もあり、まさに全国のファンが一体に！ しっとり聴かせるピアノバージョンの「15分」「YADA」や、横一列になり肩を組んで楽しそうに歌う「Coloring Book」など、バラエティーに富んだナンバーでLIL LEAGUEらしいフレッシュな魅力を振りまきます。

TJBBはギラギラ感をまとい、大人数を生かしたフォーメーション、激しいダンスの「TEN」などでステージを支配。KID PHENOMENONがアップテンポのナンバー「OMW」をアグレッシブに魅せれば、WOLF HOWL HARMONYは「ピアス」の力強いヴォーカルで圧倒します。そこから一転して、傘を差して再び登場したWOLF HOWL HARMONYのメンバーは、切ないラブソング「Sweet Rain」を歌唱。さらにTJBBは椅子、KID PHENOMENONはソファや丸テーブルなども効果的に使い、それぞれにドラマティックな演出で楽曲の世界を引き立てます。WOLF HOWL HARMONYの「Love Triangle」では、アネモネの花を女性に見立てた演出でセクシーな表情をのぞかせるメンバーたち。アネモネにキスして去っていくHIROTOには客席から黄色い悲鳴が上がりました。

MCタイムでは、ここまでのステージを振り返ってKID PHENOMENONがトークし、他グループも声だけで参加しました。印象に残った楽曲としてWOLF HOWL HARMONYの「Love  Triangle」を挙げた川口蒼真は、「お花の演出がオシャレ。……これね」と、花を前に差し出すような仕草を真似。それに対し、WOLF HOWL HARMONYのHIROTOは「ありがとう！ あれはアネモネというお花を使ってるんですけど、花言葉が“三角関係”なんです」としゃれた仕掛けについて話し、一同「フゥ〜！」と大盛り上がり。そんなHIROTOは、KID PHENOMENONに対し「リハの時から『OMW』の揃い具合が半端ないってめちゃくちゃ感じてました！」とリスペクトの言葉を贈ります。

一方、鈴木瑠偉は、LIL LEAGUEの「15分」が「すごく染みました」とのこと。さらに「……からの、サプライズの『YADA』。あれ聴けたのがうれしかった」と称賛しまくり！ その鈴木の言葉を聞きつけたLIL LEAGUEの百田が「ほめてくれてた？」と尋ねると、「ほめてない（笑）」とツンデレ対応の鈴木。そんな同年代同士のじゃれ合いも挟みつつ、百田は「今回、初のピアノバージョンという形でやらせてもらって、すごく緊張しました」と、「15分」についてコメントしました。さらに、KID PHENOMENONの「Purple Dawn」に対して「あれヤバい！」とほめ返しし、メンバーを喜ばせました。

そして「言わせてください！」とアピールした岡尾琥珀は、THE JET BOY BANGERZ「WEEKEND」の振りを真似しながら「見ました？ これ。噂によると、今日のためだけに用意されたパフォーマンスということですけど」と興味津々。田中彰が「自分たちの持ち曲のバラードを10人でパフォーマンスしたのは初めて。皆さんに喜んでもらうために、椅子とかジャケットとかいっぱい使って踊らせてもらいました。いかがだったでしょうか」と、初披露楽曲へのこだわりを明かすと、遠藤翼空は「最高です！」と笑顔に。さらに岡尾が「あのパフォーマンスも、晃多くん、（宇原）雄飛くん、エイロンくんのボーカル3人がいてのものだから」と補足すると、宇原も「ありがとう〜」とうれしそうに応えていました。

MCを挟んで後半戦は、合同ライブならではのスペシャルなコラボブロックへ。

まずはKID PHENOMENONの「Wheelie」で、観客も一緒に声を出してテンションアップ！ 途中からはLIL LEAGUEも加わり、13人が入り乱れてのステージに。中村竜大と岡尾琥珀、岩城と山本光汰がくっついて歌ったり、難波碧空と鈴木瑠偉が目を合わせて笑顔になったり、微笑ましい絡みがいっぱいです。

「飛龍-FeiLong-」では、LIL LEAGUEの歌唱にTJBBのパフォーマーがダンスで色を添え、後半からはTJBBのボーカル3人も加わり熱のこもったパフォーマンスが繰り広げられます。

TJBBとWOLF HOWL HARMONYの「BOYS -TJBB Anthem-」は、客席とコール＆レスポンスをしたり、14人全員でステージの端から端まで移動したりとにぎやかに盛り上がる！

WOLF HOWL HARMONYとKID PHENOMENONによる「Sugar Honey」では、全員が横一列に並び、「君に」という歌詞で客席のあちこちを指差し。夫松健介＆GHEEなど、2グループのボーカリストたちによる美しいハーモニーには会場中が聞き惚れました。

さらに、LIL LEAGUE＋他グループから数人ずつが参加してのコラボレーションコーナーで、「アイドンケア」や「Monster」を披露したのちは、27人全員がステージに登場。「You＆I」では「タオルをぶん回す時間が来ましたよ！」というRYOJIの言葉を合図に、客席もタオルを振ってノリノリです。GHEEも「まだまだタオル回せー！」と客席をあおり、タオルでお互いの太ももあたりを叩き合ってはしゃぐメンバーも!? そして、真虎と琥珀の岡尾兄弟が肩を組んで歌う貴重な瞬間が見られた「Okay」に続き、「僕たちの楽曲でひとつになりましょう」と夫松が声をあげた「ONE DAY」へ。オーディション「iCON Z」で長い間戦い、励まし合った戦友たちが、今、こうして一緒に一つのステージを作り上げている——。みんなで肩を組み揺れながら歌う姿に、彼らの長い道のりと確かな絆を感じ、思わず胸が熱くなりました。

ノンストップで駆け抜けたパフォーマンスを終えると、各グループを代表したメンバーから一言。

夫松「オーディションのときに、いつかこの4グループで音楽を届けたいねという思いが目標の一つとしてあって。こんなにたくさんの方たちにお越しいただいて本当にうれしく思います」

GHEE「僕たちはまだ未熟者ですけど、この先もずっとたくさんの皆さんに幸せを届けたいですし、皆さんからも幸せをいただいている分、恩返しをしていきたいです。まだまだNEO EXILEは世間に浸透していないですけど、先輩に負けずに頑張っていくので引き続き応援よろしくお願いします」

古嶋滝「NEO EXILEのメンバーは一人一人が才能あふれる表現者だと思っています。これからもNEO EXILEにしかできないエンターテインメントを追求し続けて、EXILE TRIBEの一員としてここから僕たちもLDHを盛り上げていけるよう今後とも頑張ります」

岩城「何もないところから始まった自分たちが、一人一人合わさって、ストーリーが進んで。まだ夢は果てしないですけど、これからも自分たちを応援し続けてくれている限り、皆さんと一緒に夢を追って歩んでいけたらと思います。最高の時間をありがとうございました」

最後には、「iCON Z」から卒業し、より高みを目指すという思いがこもったナンバー「Higher」に乗せて、それぞれのグループがパフォーマンス。今日一日の思い出を噛み締めるように、しみじみとした楽曲でライブを締めくくりました。

その後、再びステージに照明が灯り、アンコールへ。まずはLIL LEAGUEのホールツアーが発表され、客席の興奮冷めやらぬままメンバーが登場すると躍動感たっぷりに「Youth Spark」を披露。続いてはWOLF HOWL HARMONYが、10月11日リリースの新曲「ROLLIN' STONES」をダイナミックに歌い上げます。そしてTJBBは、初のアニメ主題歌となる「UNBREAKABLE」でアグレッシブにパフォーマンスし、KID PHENOMENONはSienna Lalauが振り付けを担当した新曲「Unstoppable」で、新たな一面を見せました。

ラストを飾るのは、彼らの原点ともいえる「iCON Z」課題曲メドレー。出発の時を改めて思い出し、ここまでたどり着いた彼らの成長に感慨深い思いになります。SUZUKIの「みんな一つになって楽しい思い出を作りましょう」の言葉を合図にメンバーたちは客席に降り、ファンにより近い場所から笑顔で歌を届けました。

才能がほとばしるエネルギッシュなパフォーマンスの数々に、あっという間に感じられた2時間45分。互いに切磋琢磨し、これからもさらに飛躍していくであろう彼らの今後が楽しみでなりません。