2024年11月22日 23時02分
レポート
2024年11月22日 23時02分
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全員“W”のポーズで。もちろん丹修一監督も一緒に
映画「WEST. 10th Anniversary Live “W” -Film edition-」の公開初日舞台挨拶が、本日11月22日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、WEST.のメンバー7人と、メガホンを取った丹修一監督が登壇しました。
会見中も互いにツッコミあったりと、終始和気あいあいとした雰囲気のWEST.。普段からの仲の良さがよく伝わってきた舞台挨拶の模様をレポートします。
今年2024年にデビュー10周年を迎えたWEST.が、今までにないコンセプトで挑んだオリジナルライブ「WEST. 10th Anniversary Live “W”」を映画化したこの作品。7人は本作内で、10年間の代表曲はもちろん、ライブでは初披露となった楽曲なども含めた全21曲をパフォーマンスしました。ライブをしての感想および劇場版を見ての感想を「ワイワイ話し合ってください」と言われた7人は、まさにワイワイと話し始めます。映像化を視野に入れてのライブということで、桐山照史が「特殊な撮り方をしていたから僕らも新しいことをしている感覚があった」と言えば、濵田崇裕も「不思議な感じだったよな」と同意。小瀧望が「静かな始まりで」と、楽曲やセットリストが新鮮だったことに触れ始めると、普段WEST.のライブ構成を中心になって考えている藤井流星も「バラードから始まるのは斬新だった」と振り返ります。普段は楽曲を多く届けたいという思いから1番のみの歌唱にすることも多い彼らのライブで、今回はフル尺の歌唱曲も多く、桐山は「2番の歌詞、こんなに難しいんやって思った(笑)」と味わっていました。
またユニット曲を7人で歌うという演出もあり、自身のユニット曲を全員で歌うことになった濵田は「まあまぁやるやんって感じ」と笑いながらも、メンバーの顔が見えるような演出での撮影に「メンバーの顔も見れたし」とうれしそうにするなど、各々が新鮮なライブ収録を思い出していきます。ワイワイと話しながらも、来場したファンに、桐山が「みんなは見てくれたんですよね? カッコよかったでしょ?」と尋ねて大きな拍手を受け取る一幕もあり、常にファンとの交流も大切にしている7人の姿が印象的でした。
映画をすでに見たという小瀧は、感想を聞かれると「僕はただただ恥ずかしかったです。自分が想像以上にはっちゃけていたんで」と照れ気味。すると、そんな小瀧がメンバーを笑わせているその瞬間が今作のビジュアルになっていると藤井が明かし、桐山は「小瀧さんにしかできない技ですよ」と讃えました。また、同じくすでに鑑賞した中間淳太は、ある曲での神山智洋に言及。「普段真面目なイメージの神ちゃんがボケててかわいかったな〜。ボケたかったんやって思った」と目を細めると、神山は「やっぱ関西人なんで」と。
丹監督の撮影についての話題になると、重岡大毅が「最初に丹さんにお会いしたときに、打ち合わせの最初の段階で、絵とか写真とか丹さんの言葉を書いてくれたんですけど、そこにすごく情熱を感じた」「“信じて好きにやってください”“あとは任せてください”という感じだった」と熱弁。ふと我に返り「あの……大丈夫ですか?」と監督に尋ねると、丹監督は「楽しかったですよね」と優しく受け止めます。さらに桐山が「WEST.を撮るのは難しかったですか?」と質問すると、「7人というグループも初めてだし、全員がシンガーというのも初めてだったので難しかったですね」と回想し、「こんなキャラクターがあるグループってあるのかって思うくらいいろんな性格をお持ちなので、これをどうやってまとめればいんだろうって。一点だけをピックアップするんだったらいいけど、全部表現したいと思ったから」と、個性豊かなWEST.だからこその苦悩も明かしました。
さらに桐山から「撮影をして印象が変わったとか、こいつのこれびっくりしたっていうのはあります?」と尋ねられると、「少年っぽい曲から大人っぽい曲まであるのですが、その曲によりスイッチの切り替えにはびっくりしました」と答え、「パチっとこう……」とポーズをして見せる。そのポーズを見た7人は口々に「完全に『ええじゃないか』ですね(笑)」「あの体勢になったらスイッチが入ります」と。また逆に濵田から「絵コンテがびっくりするほど下手なんですよ」と暴露され、監督が「それ言いますか(笑)!」と返すなど、双方の関係性の良さも垣間見えました。
丹監督の絵コンテを体現する濵田
映画内では、新曲「Go.」のミュージックビデオがサプライズで公開されました。その話題に触れようと、MCの荘口彰久が重岡に振ると、重岡が一歩前に出て「サプライズがあるんですよ」と胸を張り、6人が「いやいや、みんなもう見たんやって!」とツッコミを入れるというWEST.らしいやりとりも。「きれいな映像でしたよ」「すごいエモーショナル」「大人っぽいよな」とメンバーが評したMVについて、丹監督は「皆さんの心の中にある自分の強さだったり、今の自分を許す勇気とかに気付いてほしいというテーマを込めていて。その先導者として皆さんに歌っていただくというイメージでした」と込めた思いを語りました。
全員総ツッコミ。どんなボケも見逃さない、それがWEST.
後半には、デビュー10周年の彼らに向けて「この10年を漢字で表すなら何の漢字?」という質問も。これにはそれぞれがフリップに回答を書いて見せました。「骨」と書いた桐山が「この10年は骨組やと思っているんですよ。で、ここから20周年30周年と肉もついてくるのかなと。だからこれが土台になる」とその心を説明。すると「土台」と書いていた重岡が「僕もこれ『土台』って書いて『骨』って読む」とかぶせつつ、「この先どんなことがあっても、拠り所になる10年だった」とその思いを語ります。「愛」と書いた濵田は「喜怒哀楽の中で、これが一番強かった。ライブでお客さんに会ったときに愛されているんやって実感する」と、喜怒“愛”楽に変換して回答。デビュー時17歳だった小瀧は「青春!」と記載。「いろんな経験をして笑って。本当に青春を捧げたなと」と振り返ります。
フリップを覗き込んだ重岡から「漢字一文字なのに、細い方(のペン)で書くんやな」と独特の視点でのツッコミを受けたのは「七」と書いた藤井。そのツッコミに笑いつつ「7人でいれてよかったなって。裏でも笑っているし」と居心地の良さを噛み締めます。荘口から「関係性って変わらないんですか?」と聞かれると「より仲良くなってる。小瀧もよく『ほんまにこの7人でよかったわ』って言ってるんです」と明かします。すると小瀧は「ここ1年強く感じる。この7人が面白くて楽しい人たちで助かったなって思って」と温かな思いを語りました。
桐山から「神ちゃんっぽいな〜」と言われた神山の回答は「音楽」。「今年はかなり音楽づいている。この映画もそうだし、ツアーも2本やらせてもらって、フェスにも出させてもらって」と振り返り、「何よりも音を楽しんで、この1年できたなって。そのためにあった10年だなって」と話すと、小瀧がすかさず「音楽と書いて?」とニヤリ。すると神山は「音を楽しむ……あ、『骨』……」と、後から自分で気付くスタイルにメンバーは爆笑。中間はデビュー曲「ええじゃないか」の歌詞にちなんで「七侍放浪記!!!!!!!」と記載。「いろんなことがあったじゃないですか。楽しいこともありましたし、グループ名も変わりましたし。そういういろんな経験をした放浪記なのかなと思ったので……『七侍放浪記!!!!!!!』と書いて『骨』です」と重ね、さらに笑いを誘いました。
ひとしきりメンバーに絡み、満足そうに自分のポジションへと戻る重岡
その後はマスコミ向けのフォトセッションに。その際、改めて客席をぐるりと見渡し「みんな、うちわ持ってきてくれてるんやな」とうれしそうに微笑んだり、カメラマンにツッコミを入れたりと、ささいな時間も和やかに進行していきます。すべてを終え、締めのあいさつを振られると、中間が「締めといえば“師匠”が」と濵田に呼びかけます。濵田は丹監督も呼び込み、全員が手を出し気合い入れをするポーズを。そして「今胸のなかにある一言を落としてください。それが一致するのか……」と掛け声を無茶振りします。実際にやってみるも、もちろん全員バラバラ。最後まで笑いを取り続けた彼らは、気を取り直して一本締めでイベントを結びました。
誰がどんな一言を放ったのかは、最後まで明かされない
退場時も「みんないい椅子に座ってるな〜」「ポップコーンうまそうやな」と客席に目を配り、7人は最後まで温かな雰囲気の中、会場をあとにしました。
取材・文:小林千絵
撮影:古賀良郎
2024年11月22日(金)~12月5日(木)
出演
WEST.
スタッフ
監督:丹修一
製作:WOWOW / Storm Labels
制作協力:AIR NOTES
配給:WOWOW
© 2024 WOWOW INC. / Storm Labels Inc.
「WEST. 10th Anniversary Live "W" -Film edition-」ポスター
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