2024年12月03日 23時04分
レポート
2024年12月03日 23時04分
レポート
天海祐希に褒められ、喜びを噛み締める大橋和也
12月13日公開映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の完成披露舞台挨拶が、本日12月3日に都内にて行われ、天海祐希、上白石萌音、大橋和也、伊原六花、中田秀夫監督が登壇しました。
本作は、廣嶋玲子・作、jyajya・絵による大人気児童小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズを実写映画化したもの。老若男女、幸運な人だけが辿り着けるふしぎな駄菓子屋“銭天堂”を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を買った人々の行く末を描きます。舞台挨拶では、超豪華キャスト陣に加え、なんと実際に撮影で使用していた“銭天堂”の本物のセットをステージ上に再現! “銭天堂”の中からキャスト陣が登場すると、会場は大歓声に包まれました。
大橋は最初のあいさつで「プリン食べすぎてお尻プリンプリン! なにわ男子のリーダー・大橋和也でーす!」と、持ち前の自己紹介ギャグを元気いっぱいに披露! 会場には家族連れのお客さんが大勢いましたが、子どもたちも大きな拍手をして大喜び。司会者に「子どもたちにも大人気ですね!」と振られると、「ほんまに〜? ありがとう! 楽しんでいってください」と、かわいらしい笑顔で、客席に手をふりふり。
作品を観た感想について聞かれた天海は、「すごく楽しくて引き込まれました。最後は主題歌に合わせて頭を振っていたのを、監督に見られていました」と明かすと、上白石が「天海さんが踊っていらしたって、うわさになっていました(笑)」と暴露。そんな上白石は、「すごく心に残るセリフがたくさんあって、親御さんたちにも響く映画だと思います。私はタイミング的に大橋くんと一緒に観たんですけど、大橋くんの役が良いところを全部持っていくんですよ!」とコメント。すると大橋は「いやいやいや……ありがとうございます!」と、上白石に向かってペコリと頭を下げました。
映画のオリジナルキャラクターで、本作のストーリーテラーともなる小学校教師・等々力小太郎(とどろき こたろう)を演じる大橋は、本作の感想を聞かれ「学校って“かいだん”とかもあるじゃないですか。その、登り降りとかも…」と話し始めると、司会者が「“かいだん”って階段のことですね!? 怪談のほうかと思いました!」とツッコミを。大橋はニコニコ笑顔で「そうです、ごめんなさい(笑)」と謝りつつ、「俺って階段をこんな感じに登り降りするんや〜って思いました」と独特すぎる感想を。すると天海から「そこなの!?」と鋭いツッコミを受け、会場は笑いに包まれました。しかしその後、「やっぱり親御さんにもそうですし、子どもにも刺さるような物語だと思うので、いろんな方に観ていただきたいです」と、しっかりと作品をアピール。他のキャスト陣が話している最中も、両手でマイクを握りしめたまま、微笑みながら話を聞いている姿が印象的でした。
その後、キャスト陣全員で“銭天堂”の中をレポート。「忍者ジンジャー」など不思議な名前のおいしそうなお菓子を手にしながら、「懐かしい〜!」と、楽しげに店内を巡ります。中田監督が「ホーンテッドアイス」を紹介すると、大橋は「それ、僕が欲しいやつです! お化けと友達になりたいから」と目を輝かせていました。続けて伊原も「底なしイ〜カ」を手に取り、「私が欲しかったやつです!」と客席に向けて紹介を。
“銭天堂”のお菓子に夢中で話が止まらないキャスト陣に向かって司会者が、「あの……そろそろ戻ってきてもらってもいいですか?」とお願いする一幕もありました。東宝の公式YouTube「東宝MOVIEチャンネル」にアップされている「大橋和也のわくわく銭天堂セット案内ツアー!」では、大橋が“銭天堂”のセットをより詳細に紹介しているので、そちらも必見です。セット案内ツアーについて感想を聞かれた大橋は、「ほんまに漫画の世界に入ったんじゃないかっていぐらい、すごすぎて! 美術さんの遊び心で、アニメや小説には出てきてない“隠れ猫”もあったりするので、みんなにもぜひ探してほしいですね」と、こだわり抜かれた “銭天堂”のセットを絶賛していました。
続いて、「それぞれ演じるにあたって心がけたことや役作りしたことは?」という質問へ。“銭天堂”の店主・紅子役を演じた主演の天海は「これだけ愛されている原作ですので、ファンの方がたくさんいらっしゃいますよね。そういう方たちにも楽しんでいただけるように、そういう方たちこそ楽しんでいただけるようにというのは、心の大きな部分を占めていました。できる限り紅子さんとして受け入れていただけるように演じました」とコメント。
紅子を敵対視する、たたりめ堂店主・よどみ役を演じた上白石は、本作で悪役に初挑戦。「初めての悪役、楽しかったですよ〜! またやりたいです」と満面の笑顔を見せました。
初めて教師役を演じた大橋は「僕が小学生の時の先生って、すごい大人に感じたんですよ。だから自分の精神年齢よりも、もうちょっと大人でいなあかんなって思って挑みましたね。教壇に立ったら、生徒のみんなが一点集中で僕を見てくれてるんですよ。もうかわいすぎて、セリフ飛びましたね(笑)。みんなほんとめっちゃかわいかったんですよ!」とニッコリ。「『小太郎先生〜!』って来てくれるのが、すっごいうれしくて。『好きな子おるの?』って聞いたら、『いるー!』って答えてくれたり。ずーっとしゃべっていたかったです」と、生徒たちと“恋バナ”したことを明かしました。なにわ男子のメンバーには恥ずかしくて先生役だということは黙っていたそうで、「でもメンバーのみんなも『楽しみ!』って言ってくれてたので、みんなそろって観に行きます。観に行かせます!」と宣言。すると天海が「え、後ろから見たい!」と続け、会場の笑いを誘いました。
終始和気あいあいとしていて、キャスト同士の仲の良さが十分に伝わってくる舞台挨拶でしたが、「登壇前から裏で皆さん結構キャッキャされてましたよね?」と司会者に暴露されると、大橋は「ははっ! 見られてた〜(笑)」と照れ笑い。天海は大橋の印象について、「本当にこのとおりですよ!『おはようございまーす』って腰低くあいさつして、元気で明るくて、そしてハンサム。現場がパーっと明るくなりました。『どうやったらこんな“お子”ができるんだろう?』と思って、『お母様はどんな人? どうやって育てられたの?』って伺って(笑)。やっぱりちゃんと志を持って歩いてきた方なんだなというのがわかりました。じゃなきゃここまでドンと構えて、足を大地につけてここまで来られないよなって。素晴らしいなと思いました」と大絶賛! 天海に褒められた大橋は「汗だらだらです(笑)。すごくうれしいです」と顔を真っ赤にしながら、喜びを噛み締めていました。
続いて大橋は天海について、「テレビで見ていた時は『かっちょええ〜!』って思っていたんですけど、共演させていただいたら、すっごいかわいらしいところがいっぱいありました。笑うと(天海の)メイクが取れちゃうから笑っちゃダメなんですけど、『やめて、やめて』って言われると、ちょっといじめたくなっちゃって(笑)。『よっしゃ、笑かしちゃろう』と思って、笑かしにかかりました!」とニヤリ。さらに、「撮影で一発OKが出たら、“喜びの舞”を一緒に踊っていました」と、天海との仲良しすぎる微笑ましいエピソードも明かしました。
天海が全員に丁寧に話を振ってトークを盛り上げたり、大橋のボケにみんなが笑ったりツッコんだり、上白石と伊原の真摯な役作りエピソードや監督の貴重な撮影秘話が聞けたりと、大満足の内容だった舞台挨拶。最後は天海が「細かい部分まで本当に丁寧に、スタッフ・キャストみんなで作り上げた作品です。たくさんの方に観ていただけるのを心から待っています。何かひとつ心に残るものがあったら、それこそ私たちは本当に幸せです」と力強く作品をアピールしました。
退場時は、本作の主題歌「願いはぎょうさん」のリズムに合わせ、監督も含めて全員がノリノリでダンスをしながら愉快に退場(笑)。大橋はなにわ男子らしく、キレのあるダンス姿をバッチリと見せてくれました。最後の最後まで会場中が笑顔で楽しい気持ちに包まれたまま、舞台挨拶は幕を閉じました。
取材・文:紺野真利子
撮影:藤木裕之
12月13日(金)公開
出演
天海祐希 / 大橋和也 / 伊原六花 / 平澤宏々路 / 伊礼姫奈 / 白山乃愛 / 番家天嵩 / 今濱夕輝乃 / 山本未來 / 渡邊圭祐 / 田中里衣 / じろう(シソンヌ) / 上白石萌音
スタッフ
原作:廣嶋玲子・作 jyajya・絵「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(偕成社刊)
監督:中田秀夫
脚本:吉田玲子
音楽:横山克
主題歌:水曜日のカンパネラ「願いはぎょうさん」
36
この記事はいかがでしたか?
1記事10回までリアクションできます
RECOMMENDED TAGS
REAL TIME RANKING
CHEER RANKING