2024年08月29日 13時40分
レポート
2024年08月29日 13時40分
レポート
目を合わせるのもためらってしまうような近さ…! まさに“神席”
9月6日より、TOMORROW X TOGETHER(以下TXT)が初のVRコンサート「HYPERFOCUS : TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT」を5都市(東京・横浜・名古屋・大阪・福岡)の映画館で順次開催。プレス試写会での臨場感あふれるVRコンサート体験をレポートします!
「HYPERFOCUS : TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT」メインポスター
K-POPアーティストとして史上最速の日本4大ドームツアーを達成し話題を呼んでいるTXT。「HYPERFOCUS」は、すでに公開されている韓国、アメリカに、日本5 都市を加えた世界全11都市の映画館を巡る“ワールドVR コンサートツアー”。日本で開催されるVRコンサートとしては最大規模で開催されます。
今回のVRコンサートは、映画館でVR ヘッドセットを着用して鑑賞します。案内に従って装着すると、目の前に広大な空間が登場。そして、最初に「光のかけらを探す旅を案内してくれるメンバー」を選択すると、そのメンバーがVRコンサート内で使うことができる応援棒(ライトスティック)を渡してくれます。
至近距離でメンバーと目が合うなど、ファンが喜ぶ演出が盛りだくさん
いよいよコンサートが始まると、まずは想像以上のメンバーとの距離に動揺を隠せません! 「最前列よりも近くで楽しめる」「神席」という言葉の通り……いや、むしろ近すぎてドキドキが止まらない至近距離のパフォーマンスは迫力満点。
横たわるYEONJUNと同じ目線や身長185cmのSOOBINに見上げられるレアなアングル、バラを燃やすBEOMGYUやHUENINGKAIの流し目、歌い上げる瞬間のTAEHYUNへのズームなど、秀逸なカメラワークが光ります。
また、遠くからでは感じることのできなかった彼らの背の高さ、顔の小ささ、肌のきれいさ、瞳の美しさなど、見どころがありすぎて目がいくつあっても足りないくらい。どの距離、角度から見ても完璧な彼らの美しさに、ため息が出ます。「ミュージックビデオを撮っているカメラになりたい」と妄想したことのある人なら、きっとその夢を叶えることができるはず。高精細な映像と5.1ch サラウンドシステムによる高品質な音響で臨場感あふれる体験が作り出されていました。
TXTを独り占めする贅沢感が味わえるVRコンサート
そして、TXTの魅力が詰まったセットリストと、楽曲に合わせたVR空間の演出も印象的。細部まで作り込まれた幻想的で美しい空間は、ミュージックビデオの世界に飛び込んだような気持ちにさせてくれます。さらに、日本公演では、メンバーが作詞に参加しているMOA (TXTのファンネーム)への思いを詰め込んだファンソング「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)」の日本語バージョンのパフォーマンスを特別に披露! 韓国やアメリカでは公開されていない、オリジナルのパフォーマンスをぜひお見逃しなく。
ヘッドセットを通じ、"目の前"で繰り広げられるパフォーマンスが魅力
コンサートらしく曲間にはMCも用意されており、メンバーが目を合わせて今回のVRコンサートについて話しかけてくれます。5人との時間を独り占めするような没入感は、MOAなら何度でも味わいたくなるはず。
先行で開催された韓国での劇場の様子
プレス試写会では、今回のVRコンサートの制作を担当したAmazeVRのCEOであるイ・スンジュン氏とVFXスーパーバイザーを務めたキム・ホンチャン監督が登壇。会場からの質問に答えた、トークの一部をご紹介します。
――TOMORROW X TOGETHERのメンバーは実際にこの作品を体験しましたか? 彼らの反応や感想はどのようなものでしたか?
イ メンバーは撮影前に、我々が制作したVRコンサートを体験しました。制作完了後はメンバーの皆さんが体験できるように、デモバージョンをお送りして体験してもらいました。
メイキングの様子
――VRならではの体験を生かすために、撮影時に工夫した点を教えてください。
イ 重要なことは、VR用の特殊カメラが観客の方々の目線と同じような役割をしているということです。どうすれば目の前で実際にアーティストを見ているような経験ができるのかということに気を付けていました。
そのためには、撮影前にパフォーマンスの振り付けを確認する必要があります。事前にパフォーマンス映像をいただいて、カメラはどういう動き方をしたらそのパフォーマンスを最大限に活かせるのかをシミュレーションして挑んでいます。なので、現場では事前に計画された通り、自動的にモーションコントロールカメラが動いて撮影をします。
アーティストに対しては、カメラがファンだと思ってもらって、表情やアイコンタクト、ファンサービスなどを最大限に活かしてもらうよう伝えました。
パフォーマンス中の細かい表情まで、よく見える
――「HYPERFOCUS」を作る際に、一番力を入れたのはどのようなシーンでしょうか?
キム まず、「Good Boy Gone Bad」のバラに火をつけるシーンに力を入れました。また、「Deja Vu」は全体的にとても力を入れた覚えがあります。なぜなら、撮影の直前にリリースされた新曲だったので、新しく見せられる要素やパフォーマンス的に強調できる要素がとても多いと思ったからです。
YEONJUNさんが回し蹴りをするパフォーマンスでは、「カメラが壊れてもいいから、観客の方々が身を引くような迫力が伝わるように、近くで回し蹴りをしてほしい」とお願いしました。そうは言っても、本当に壊れるんじゃないかとヒヤヒヤした瞬間もありました。でも、 YEONJUN さんは私が言った通り、カメラから5cmくらいの距離を蹴ってくれてとても感動しました。
――TOMORROW X TOGETHER というグループは独自の世界観を持っていることで知られていますが、そういった面を意識して映像を撮影しましたか?
キム TXTは独特なコンセプトと素晴らしい楽曲、華麗なパフォーマンスを持っているのが特徴です。だから、我々は自分たちだけで決めるのではなく、HYBEやBIGHIT、パフォーマンスチームと協力しながら、コンセプトを最大化できるように努力をしました。彼らの特徴であるコンセプトにフォーカスを当て、我々、アーティスト、レーベル、観客、すべての皆さんが満足できるような作品を作りました。
メイキングの様子
――今後、メンバーごとにカメラアングルを固定して、推しメンバーごとにライブのバリエーションを増やしていくような構想はあるのでしょうか?
イ VRカメラは空間をキャプチャーする形になっているので、今の技術でも特定のメンバーを見ることは可能です。しかし、現在アーティストの目線はカメラを追っている状態なんです。より技術が進めば、特定のメンバーに近づいて、カメラアングルを固定して見ることができるかもしれません。
以上、「HYPERFOCUS : TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT」試写会レポートでした。こだわり抜かれたTXTとの夢のような時間を皆さんも存分に楽しんできてください!
取材・文:久野麻衣(t-press)
2024年9月6日(金)~9月26日(木)
会場 東京都 T・ジョイPRINCE品川
2024年9月6日(金)~9月29日(日)
会場 東京都 渋谷シネクイント、109シネマズプレミアム新宿
2024年10月4日(金)~10月20日(日)
会場 愛知県 109シネマズ名古屋
2024年10月4日(金)~10月17日(木)
会場 大阪府 T・ジョイ梅田
2024年10月25日(金)~11月7日(木)
会場 福岡県 T・ジョイ博多、神奈川県 横浜ブルク13
2024年11月15日(金)~11月28日(木)
会場 大阪府 T・ジョイ梅田
2024年11月15日(金)~12月1日(日)
会場 東京都 渋谷シネクイント、109シネマズプレミアム新宿
※上映スケジュールは各劇場のサイトよりご確認ください。
【入場特典】
HYPERFOCUSパッケージ
・HYPERFOCUSスペシャル封筒
・オフィシャルチケット1枚
・HYPERFOCUSランダムフォトカード2枚(20種類のうちランダムで2種)
※購入座席1席につき1セット配布されます。
※裏面には各メンバーのサインと書き下ろしメッセージが書かれています。
※HYPERFOCUSランダムフォトカードは、第1弾と第2弾で異なるフォトカードを配布します。
※ランダムフォトカード配布期間の詳細は別途案内予定。
※ランダムフォトカードのうち、限定数量で HYPERFOCUSスペシャルフォトカードが入っています。
※HYPERFOCUSスペシャルフォトカードは第1弾のパッケージにのみ封入されています。
※詳細は公式サイトをご確認ください。
【HYPERFOCUS限定ポスター配布イベント】
・限定ポスター(A3サイズ)
第1弾
第2弾
※先着・数量限定特典のため無くなり次第配布終了になります。
※HYPERFOCUS限定ポスターは、第1弾と第2弾で異なる限定ポスターを配布します。
※HYPERFOCUS限定ポスター配布期間の詳細は別途案内予定。
※詳細は公式サイトをご確認ください。
【セットリスト】
1. Sugar Rush Ride
2. Magic Island
3. Good Boy Gone Bad
4. Tinnitus (Wanna be a rock)
5. Deja Vu
6. MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)[Japanese Ver.]
SOOBIN、YEONJUN、BEOMGYU、TAEHYUN、HUENINGKAIで結成された、5人組ボーイグループ。グループ名は「それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作って行く」という意味が込められている。2020 年1月にシングル「MAGIC HOUR」で日本デビュー。2024年4月発売の6th ミニアルバム「minisode 3: TOMORROW」まで10作連続1位を記録し、海外アーティストによるアルバム連続1位獲得作品数歴代1位の記録を保有。2023年にはアメリカ・シカゴの大型音楽フェスティバル「Lollapalooza」にてK-POPグループとして初めてヘッドライナーを務める。2024年には自身3度目となるワールドツアーを開催。日本でも自身初であり、K-POPアーティスト史上最速となる4大ドームツアーを東京、大阪、名古屋、福岡で開催。
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