推し楽
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山下智久、「神の雫」コミコン登壇直前インタビュー!「自分を信じてチャレンジして」

2024年12月13日 17時00分

インタビュー

「東京コミコン2024」に登場した山下智久さん

「東京コミコン2024」に登場した山下智久さん

世界最大のポップカルチャーイベント「東京コミコン2024」が12月6~8日の3日間にわたって千葉・幕張メッセにて開催され、12月7日には、今後公開予定の映画やテレビ番組を紹介する「シネマステージ」に、ドラマ「神の雫/ Drops of God」より山下智久さん、フルール・ジェフリエさん、オデット・ラスキン監督が出席しました。
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「推し楽」では、ステージ本番直前の山下さんへのオリジナルインタビューを実施。海外ドラマ初主演作「神の雫/Drops of God」への挑戦を振り返り、なかなか一歩を踏み出すことができない人の背中を押す、優しいエールをいただきました。

「東京コミコン2024」ステージ登壇直前インタビュー
 

――初日となる昨日は、セレブゲストとともにステージにも登壇されました。初めてのコミコンはいかがですか?

今まで来たことがなかったですし、なかなか自分のコンサート以外では、たくさんの人がいる場所やイベントに登壇させてもらう機会は少なかったので、すごく新鮮でした。海外からいらっしゃったスターの皆さんにお会いできてすごくうれしかったですし、忘れられない思い出になりました。コミコンが、「神の雫」の存在を知っていただく1つのきっかけになればうれしいですし、声をかけていただける、呼んでいただけることが、本当にすごくありがたいことだと思っています。

――セレブゲストの皆さんとは、交流されましたか?

はい! 皆さんとお話させていただきました。すごく気さくに、カジュアルに対応してくださって、すてきな方々だなと思いました。

――今日はサイン会も行ったそうですが、このような機会はこれまでほとんどないですよね。ファンの方との交流はいかがでしたか?

そうですね。ほとんど経験したことがなかったです。地方から来てくださった方や、いろいろな思いを伝えてくださる方もいて、感謝でいっぱいです。ドラマをきっかけにコミコンという機会があって、ファンの方と交流する機会を持てたという意味でもすごくよかったです。
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――「神の雫」への出演は、山下さんにとっても大きな挑戦だったと思います。その一歩をどのように決断しましたか? なかなか一歩踏み出す勇気が持てない方も多いと思います。そんな方に、山下さんからメッセージを送るとしたら?

やらないで後悔したときに手遅れになっていたら、ちょっと寂しいのかなって。僕の性格では、そういう風に思いました。「今しかできないこと」っていうものはあると思うから、皆さんも自分を信じて、チャレンジしてみるのがいいんじゃないかなって。

――山下さんは今、「挑戦してよかった」と思っていらっしゃいますか。

そう思っています。挑戦して、うまくいくか、うまくいかないかは自分次第だし、結果がついてくるかどうかはわからないけど、 やらなければそもそも何も始まらない。何もね。何の可能性もないから。だから僕は、可能性が少しでもある方がいいかなと思って、楽しもうという気持ちで挑戦しました。

――ありがとうございます。最後に「推し楽」にちなんで、山下さんの“推し”を教えてください。

難しいなぁ(笑)。……おすすめしていることという意味では、「行動すること」です。気持ちの面もそうだし、 身体を動かすこともそう。僕はとにかく動いていないとダメなタイプなので、行動することをおすすめしています。コミコンに関連するキャラクターなら、アイアンマンかな。かっこいいですよね! フォルムが好きなんです。
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トロフィーを手にした「神の雫」ステージレポート! 

インタビュー後、まもなく始まった「シネマステージ」は満員御礼。LiLiCoさんの司会進行のもと、「神の雫/Drops of God」の制作秘話や見どころについて、和気あいあいとしたトークが繰り広げられました。 

「神の雫/Drops of God」は、漫画「神の雫」を、フランスと日本、イタリアを舞台に展開される国際連続ドラマとして生まれ変わらせた作品。原作の主人公を置き換えたことも話題となっており、山下さんはドラマ版の主人公として、聡明なワイン評論家・遠峰一青役を演じ、原作の主人公・神咲雫にあたるフランス人女性・カミーユ役を、ジェフリエさんが演じます。

第52回国際エミー賞「連続ドラマ部門」を受賞した本作。イベント中、ラスキン監督がおもむろにリュックに手を伸ばすと、なんと黄金に輝くトロフィーが! ジェフリエさんは「すてき!」と目を輝かせ、山下さんは、その後のフォトセッションで託されたトロフィーに何度も目をやり、大切そうに抱きしめていました。
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まずは、イベントでの山下さんのQ&Aをご紹介します。

――本作への出演の決め手は?

もちろん日本の漫画原作ということもありましたし、ドラマ化するにあたって、漫画とは大きくストーリーが変わっているんです。それが本当に、人間ドラマになっていて。僕自身この作品をやらせてもらうことで、人として学べることがたくさんあるんじゃないかなと思いましたし、こうして携わることができてすごく幸せに思っています。「ぜひやらせていただきたい」という気持ちでした。

――「学べること」とは?

人間の奥の感情というか、生い立ちから含めて、1人の人間をしっかりと見つめるいい機会じゃないかなと思いました。彼の人生をもっと知りたいなという思いで、僕はこの役に時間も気持ちも捧げました。

――作中とは違い、今日は笑顔が見られてよかったです。

そうですね(笑)。一青はなかなか感情を表情に出さないんですけど、その代わり、内面ではいろいろなものがうごめいています。その部分をいかに表現するかというところはすごく難しかったんですけど、監督がしっかりと導いてくださったことで、こうしてたくさんの人に見ていただける作品になったと思います。
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――撮影で、印象的だった出来事は?

この作品と一緒にいろんな国に旅をして、 実際のワイナリーでも撮影させてもらったんですけど、監督と美術さんとで作り上げたアート作品のようなセットで演技をさせてもらえることに、すごく興奮していました。撮影自体はやっぱり大変なことももちろんあるんですど、全てを先に作り上げてくださっていることで、やりがいを感じながらチャレンジできました。1つ1つのセットが細部にまでこだわっているので、 毎回驚きました。

――本作は、第52回国際エミー賞「連続ドラマ部門」を受賞しました。お気持ちはいかがですか。

(監督が持参したトロフィーを受け取り、大切そうに触れながら)すごいですよね、重みが。ファーストシーズンで約10カ月間、スタッフと一緒にみんなでいろんなところを旅して、いろんな試練を乗り越えて、心を1つにして支え合いながら、一生懸命作品に向き合った結果をこうしていただくことができて本当に幸せなだなって思います。1つのことに自分のすべてを捧げるということの素晴らしさを学べたような気がします。

――山下さんは普段、ワインを楽しまれますか?

正直、この作品に携わる前はそんなに飲んでいなかったんです。でもこの作品のおかげで、フランスロケの休みの前日は、ワインエキスパートの知り合いに教えてもらったお店に行くようにしていました。フランスの撮影が終わってからは、家に小さなワインセラーを買って、そこにいろんなワインを集めるようになったくらい。勉強するのが楽しいなと思っています。
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イベントでは、山下さんとジェフリエさんをキャスティングした理由について、ラスキン監督が明かしました。まず山下さんについては、「彼がこの役をやりたいと言ってくれて、とてもうれしいと思いました。なぜなら今までの山下さんの作品も拝見していたから。名乗りを上げてくださったことは、とてもラッキーだなと思いました」と話します。そして本来、男性が演じるはずの神咲役のキャスティングは難航したといいます。しかし「オーディションの部屋にジェフリエさんが来て、2分経って、もう絶対に彼女しかいないと思いました。エグゼクティブプロデューサーに『もう主人公を見つけたから。彼女だから』って。もしも彼らが“女性だから”とためらったとしても、絶対に彼女を推そうと思いましたし、彼らも私の考えに同意してくれました」と、運命的な出会いについて興奮した様子で語りました。
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父親が料理人で、幼い頃からワイナリーに連れて行ってもらっていたという、フランス人のジェフリエさん。もともとワインが好きだったそうですが、本作への出演によってワインの知識が深まり、ワインに対する感覚がより研ぎ澄まされるようになったと話しました。そして国際エミー賞「連続ドラマ部門」の受賞について、「私たちだけではなく、クルーの全員に送られた賞だと思います。本当に、夢のような大きなことを達成することができました。ありがとうございます」と、終始美しく、チャーミングな笑顔で観客を魅了しました。

ラスキン監督からは、待望のシーズン2についても言及がありました。「たくさんは語れないけれど、実は今日も朝5時まで撮影していました。山下さんはこうして1日中ここにいて、本当にすごい体力、精神力だなと思います。シーズン2では、また新しい場所に行きます。そしてこの2人が自分たちのこと、お互いのことを発見し合い、関係性もだんだん変わってきて、大きなことに気付く。大変重要なシーズンだと思っています」と明かしました。続編に期待は高まるばかりです。
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取材・文:新亜希子
撮影:古賀良郎

山下智久(Tomohisa Yamashita)

1985年4月9日生まれ。千葉県出身。1996年より歌手、俳優として活動を開始し、2020年に独立。活動の幅は海外にも広がっており、世界的ブランドのアンバサダーにも就任している。近作に、映画「SEE HEAR LOVE 〜見えなくても聞こえなくても愛してる〜」(‘23年)、ドラマ「ブルーモーメント」(‘24年)、オリジナルアルバム「Sweet Vision」(‘23年)など。 

Huruオリジナル「神の雫/ Drops of God」

Season1: Hulu Japan & Apple TV+ で配信中
Season2:2025年Huluで独占配信予定   


米仏日の共同制作ドラマで、フランスと日本を舞台に日仏英の多言語で展開される。日本では動画配信サービスHuluにて2023年9月15日より配信開始。全8話。原作は日本の人気漫画「神の雫」で、原作の主人公・神咲雫のライバルであるワイン評論家・遠峰一青を、ドラマ版では主人公に置き換えている。2024年5月、シーズン2の製作が発表された。

 

出演
⼭下智久 / フルール・ジェフリエ / トム・ウォズニチカ / スタンレー・ヴェベール / ルカ・テラッチャーノ / ディエゴ・リボン / 岡本あずさ / ギュスタヴ・ケルヴェン / セシール・ボワ /渡辺真起⼦ / ⼆階堂智 / アントワーヌ・シャペイ / ⽵中響⼦ / 津嘉⼭正種

 

スタッフ
製作総指揮:クラウス・ジマーマン
監督:オデット・ラスキン
脚本:コック・ダン・トラン
制作:ダイナミック・テレビジョン
制作協力:アドライン・エンターテイメント 

Huluオリジナル「神の雫/Drops of God」公式サイト
Huruオリジナル「神の雫/ Drops of God」

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