2024年12月15日 20時00分
レポート
2024年12月15日 20時00分
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「WEST. 10th Anniversary 大阪松竹座公演」より
2024年でデビュー10周年を迎えたWEST.による「WEST. 10th Anniversary 大阪松竹座公演」が本日12月15日より、大阪松竹座にて開幕。デビュー10周年のラストを彩るにふさわしい、大阪松竹座でのステージ。その記念すべき公演初回に先駆け、公開ゲネプロと囲み取材が行われました。
2014年4月23日「ええじゃないか」でCDデビューを飾り、今年はドームツアーを成功に収めた彼らですが、有観客での大阪松竹座でのステージは2014年4月26日~5月6日のデビュー記念公演「なにわともあれ、ほんまにありがとう!」以来、実に10年7カ月ぶりとなります。
今回の舞台では、WEST.ならではの笑いの要素をたっぷり詰め込んだお芝居、大人の色香あふれるダンスナンバーからメンバー各々の魅力を最大限に引き出した楽曲パフォーマンス、トークタイムが楽しめます。さらに12月24日、25日の2日間4公演では、全国233館の映画館にて生中継を実施。大阪松竹座でしか見ることができないステージに注目が集まっています。
物語の舞台は、創業からわずか5年で建築業界のトップに躍り出た「タカスギビルディング社」。このタカスギビルディング社の大躍進の秘密を入手すべく、オフィスへ忍び込んだ阿川建設と川端建設の社員たち。しかし、そこにはタカスギビルディング社で警備員として勤務する友人の姿が……! 鉢合わせた7人によるドタバタ劇です。
メンバーの役どころなどの細かい設定は、今日から始まるステージを見てのお楽しみですが、公演ごとに違ったアドリブなども期待できるそうで、7人で繰り広げるシチュエーションコメディーをたっぷりと楽しむことができます。公開ゲネプロでも、メンバーのふとしたハプニングに瞬時にツッコミを入れたり、メンバーの神妙な面持ちを前に思わず笑いがこみあげてしまったメンバーがいたりと、ストーリーはもちろん、どの瞬間も見逃せないシーンが続きました。お芝居と言いつつもまるで新喜劇のようなコメディー要素たっぷりに仕上がっているのは、さすが関西出身のWEST.!
特別なステージということもあり、メンバーも数え切れないほどのアイデアを出し合い構成を考えたそう。桐山照史は「(アイデアが多くて)まとまりきらんくらい。俺ららしい意見を言い合いつつ作り上げました」、小瀧望は「7人でライブ(の構成を考えること)はあるけど、コメディー、しかも50分ものステージも初めて」と制作時の思い出を語ります。さらに中間淳太は本格的なお芝居に挑戦するのはデビュー以降、今回が初めてとのことで、「舞台をやってるメンバーが率先してくれて。みんなが監督になったようで心強かったです。デビューしてからほぼ初めての演技、それをメンバーと一緒にできたのが心強い」と、メンバー7人で作り上げたステージに満足げな表情を見せていました。
お芝居のあとはショータイム。ラップあり、ダンスありの迫力たっぷりのステージや、アコースティックでの弾き語りなど、メンバーのスキルの多彩さが伝わる楽曲構成が続いていきます。日替わりで披露楽曲を変えるなど、セットリストもメンバーで熟考を重ねたそう。小瀧は「1曲目の楽曲を提案したら、メンバーから“それ気持ちいいかも”とOKが出て。心の中でガッツポーズするくらい、念願の曲ができるのがうれしい。ファンのみんなならわかるはず!」と思いを語ります。藤井流星は「昔このハコで披露したものをほぼそのままやっている曲もあります。昔の映像を知っていたり、ライブに来ていた人はまた見れた! ってテンションが上がるはず」と、10周年ならではの選曲になったことを明かしてくれました。そして重岡大毅は「10周年のWEST.として7人そろってこのステージに立てたことが幸せ! 最後まで駆け抜けるので、よろしくお願いします!」と熱い思いを伝えました。
デビュー10周年、そして今回の「WEST. 10th Anniversary 大阪松竹座公演」に懸ける熱い思いを語ってくれたWEST.。舞台となる大阪松竹座について神山智洋は「7人の青春が詰まった場所。大阪松竹座のスタッフさんから“おかえり”って言ってもらえたり、僕たちを育ててくれた場所に7人で戻ってこられたことが感慨深い。凱旋中の凱旋!」としみじみ。藤井も「10年前よりも、メンバーの存在感や安心感を実感できています」と、これまでの活動を振り返ります。
桐山が「大阪松竹座のスモークの匂いがめっちゃ懐かしい! (舞台が)始まるっていう匂い」と懐かしんでいると、濵田崇裕は「13歳のときに初めてステージに立ったのがここ。35歳の今、ここにいられることがすごい。(大阪松竹座ならではの)提灯もすごく懐かしいです」と感慨深げ。そこへ小瀧が「僕は12歳のとき!」とアピール(!?)して取材陣の笑いを誘います。さらに「特別な場所で、エモーショナルな気持ちにもなる。7人だけのストーリーやショーを思う存分楽しんでほしいです」と、メンバー同様に公演への思いを吐露しました。
お芝居のキャストがメンバー7人だけということは、楽屋も同じ。普段はペアで楽屋を使用することが多いそうですが、今回は贅沢に1人1部屋だったそう。3つある大きな楽屋はくじ引きで勝ち取った桐山、小瀧、中間の3人が使うことになったものの、桐山が「(小瀧は)1人で寂しいからか、ずっと廊下の近くにおるやん!」と暴露するシーンも。
12月24日、25日の「映画館生中継」での楽しみ方を聞かれると、桐山が「でっかいスクリーンといい音!」、小瀧が「画面越しでも、僕たちの柔らかい平和な空気感が伝わるようにできたら」と真面目に応えるも、重岡は「俺も見に行くんで」とさすがのボケ回答。濵田は「アップで見られる細かい表情やボケが見どころです。開始25分あたりのところを!」と細かいシーンも指定してくれたので、ぜひチェックしてみてください!
改めて、10周年を迎えた今年1年の思い出を尋ねられると、藤井は「7人で過ごす時間が多かっただけでなく、ファンの皆様ともいっぱい過ごせた1年。走り続けた達成感があります」と誇らしげな表情に。さらに「今年1年を漢字で表すと?」という質問には、中間の「充実の“充”。年始に10周年を充実させる“充周年”にしようと話していて。それが叶っている!」という言葉に、メンバー全員が大きく頷きました。
桐山は「10周年の締めくくり。WEST.として年内最後の大きな舞台になるはず。映画館で見てくれる全国のお客さんも一緒に、みんなで走り切りたい」と、これから始まる公演への意気込みを。会見の最後には、重岡が「WEST.最高です!」と充実の笑顔を見せました。
取材・文:黒田奈保子
撮影:河上良
2024年12月15日(日)~12月25日(水)
※12月18日(水)、12月23日(月)は除く
会場 大阪府 大阪松竹座
※12月24日(火)、12月25日(水)は「WEST. 10th Anniversary 大阪松竹座公演 映画館生中継!!」を全国の映画館で実施
「WEST. 10th Anniversary 大阪松竹座公演」ポスター
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