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佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が語らう 「THE3名様」への愛と誇り+櫻井翔との共演

2024年08月30日 20時11分

インタビュー

左から塚本高史さん、岡田義徳さん、佐藤隆太さん。鉄壁の3名様!

佐藤隆太さん、岡田義徳さん、塚本高史さん主演の「映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~」が8月30日(金)に公開されました。同作は石原まこちん氏の漫画「THE3名様」を2005年に実写化したシリーズの劇場版第2弾で、ファミレスを舞台にジャンボ(佐藤さん)、まっつん(岡田さん)、ミッキー(塚本さん)の3人がたわいない会話を繰り広げる姿を描いています。このほど主演を務める3人に作品への思いや、それぞれが演じる役、久々の櫻井翔さんとの共演、今“推していること”について話を聞きました。

この作品で手応えってあまり言いたくないですね(笑)

――2005年にスタートしてシリーズとして長く愛されている作品ですが、ドラマに映画と“新プロジェクト”としてオファーを受けたときはどんな気持ちでしたか?

岡田 僕らも含めて一つのチームでプロジェクトをやっているので、オファーという形ではありませんでした。

塚本 僕らの方が「またできるんですか? やりたいです!」という感じでした。

佐藤 3人で集まって作戦会議のような相談をしていて、その無茶振りを森谷(雄)監督が叶えてくださったんです。前回12年ぶりに「THE3名様~リモートだけじゃ無理じゃね?~」(2022年4月公開)で復活して、それだけで終わらないで次も考えようってなったときに、森谷さんが「(もう一度)映画にしよう」とアイデアを出してくださって。今回完成した作品を見て、ショートストーリーの積み重ねが一つにまとまっていて、今までの中でベストな作品ができたんじゃないかなと思っています。

the3_movie_main.jpg「映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~」より (c)2024「THE3名様Ω」Partners (c)Makochin Ishihara

――手応えを感じましたか?

佐藤 この作品で手応えってあまり言いたくないですね(笑)。

岡田 手応えではなくて、楽しかったです(笑)。人が楽しんでいる姿って端から見ても楽しいと思うし、僕らは楽しい雰囲気を作るのではなく、自分たちが楽しんでいる姿を見てもらう。それが一番重要だと思っています。

塚本 手応えというか、狙ったわけでもないのですが、今回は「俺、お前らがいないとダメだ」という友情が描かれていて。客観的に見たときに“この3人いとおしいな~、かわいいな~”って思いました。愛すべき3人という感じですね。

佐藤 確かに、愛すべき、というところにたどり着けた気がします。

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役も作品もスタッフさんも愛しています

――このシリーズは皆さんがスタッフと一緒に作り上げていくとおっしゃっていましたが、今作ではどのような話をされたんですか?

塚本 一つのエピソードが最後につながるようにしたいと話していました。でも当初は全く違う台本で、一度真っさらにしてまた作っていきました。

佐藤 連ドラ「THE3名様Ω」と映画を同時進行で撮ったのですが、僕らが原作を読んで「このエピソードをやりたいです」と意見を出して、それを森谷さんが組み立ててくださって。脚本の段階から踏み込ませてもらえるのは本当に恵まれているし、信頼関係があってこそだと思いました。

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「映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~」より (c)2024「THE3名様Ω」Partners (c)Makochin Ishihara

岡田 すごくいい作り方で、役者がストレスや疑問を抱えずにできて、本当にやりやすかったです。

――現場でブラッシュアップしていくこともあったんでしょうか?

塚本 ありました。見ている人に説明するようなわかりやすい作品ではないので、説明するセリフを削いでいったり。変な間が生まれるのもこの作品ならではだと思っているので、その空気感は壊さずに、変えることはありましたね。

佐藤 2年前に復活するときに、まこちん先生が脚本も担当されることになったのですが、まこちん先生が実写版に対しても愛情を持っていて、毎日現場に来てくださったんです。僕らが演じる中で発見したことを共有してくださり、まこちん先生に「こういうふうにアレンジしてもいいですか?」と聞くこともあったし、風通しのいい現場でした。

塚本 こういうスタイルでお芝居できることって、なかなかないと思います。

岡田 新しい体制になって不安もあったけど、でも3人がそろえばこれまで作り上げてきた空気感は出せるという自信はありました。

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――役への思いについてお聞かせください。

塚本 最初は21歳のとき、隆ちゃん(佐藤)が原作を読んで「この3人でやりたい」と森谷さんに言ったところから始まって。そのときは仕事として役を演じていました。でも12年ぶりに復活するとなったときに、いろんな場所でいろんな方から「THE3名様」を見ていたと言われることがあって。仕事ではあるんだけど、演じるのはこの3人しかいないという自負も誇りもありました。ここまで愛されている作品は少ないと思うし、どこかで「俺はミッキー」と思っているところもあるかもしれないですね。

岡田 僕がまっつんを演じられているのは、2人がいるからだと思っています。僕がどんなにくだらなくて変わった言い方をしても、この2人なら絶対に料理してくれるという確信がある。僕の確信じゃなくて、この2人を信頼しているというだけなのですが。でも、この2人がびっくりするようなことを言えるのは僕しかいないと思っていて。まっつんへの愛情はすごく強いです。嫌われるキャラにはしたくないし、愛すべきところは持っていたいと思います。

佐藤 作品が始まったきっかけは、僕がキャスティングもした状態で森谷さんにプレゼンして、森谷さんが叶えてくださったんですけど……当時の自分を褒めてあげたい(笑)。この2人とだから続けてこられたと思います。だからといって、僕たちにしかできないということではないんです。でも自分が出るとしたら、絶対にこの2人しかいない。ジャンボになった瞬間、大好きな2人と会えて、大好きなミッキーとまっつんにも会える。ジャンボという役も作品もスタッフさんも愛しています。この作品と出会えたのと出会えなかったのでは全然違うと思いますね。ホーム感が強くて、エネルギーを満たした状態になれるので、定期的にできたらいいなと思います。
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久しぶりの櫻井翔との共演は……

――ゲスト出演した櫻井翔さんと久しぶりに共演されていかがでしたか?

塚本 4人そろったのは映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」( '06年)以来です。櫻井さんがお芝居していたとき、いい意味で緊張感がありましたね。

佐藤 すごく盛り上がったんですけど、1日しかスケジュールがなくてゆっくり話す時間もなくて。だけど、芝居の中でキャッチボールをして会話しているような、すごくいい空気でした。久しぶりに会って芝居でしっかり向き合えた気がしています。

塚本 “ちゃんとお互いに成長してるぜ!”ということも含めて、間とか、懐かしいなと思いました。

岡田 彼が考えてきたものを提示してくれて、すごくうれしかったです。作品への愛を感じましたね。

――では「THE3名様」ファンの方に見どころ、メッセージをお願いします。

塚本 オリンピックは4年に一度ですが、この作品は2年に一度のお祭りみたいに思っていて。この3人に会えるフェス、お祭りみたいな感じで続けばいいなと思っているので、ぜひ3人に会いに来てください!

佐藤 このシリーズは19年前に始まっていて、途中から見るのはハードルが高いと思う方もいるかもしれませんが、このシリーズはどこから見ても全く問題ないです! つながりとか一切ないので(笑)。この映画が初でもすごく入りやすいと思うので、ぜひ見たことのない方にも見ていただきたいと思います。

岡田 この作品を見てから昔の作品を見たら、僕らの経年劣化がわかります(笑)。
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40歳を超えて初のアクスタ化!

―― 最後に、当メディアは“推し活を応援する”というコンセプトなのですが、皆さんの“推し”を教えてください。

塚本 うーん……。

岡田 推しねえ。

佐藤 難しいなあ……。

塚本 それでいうと、「THE3名様」を推していきたいな。いとおしい3人が今後どうなっていくのか、どんなものを見せてくれるのかっていう期待も込めて。

佐藤 そうだよね。そういう答えになっちゃって申し訳ないとは思いつつ、リアルに考えるとそうだし。しかも、僕たちみんな40歳を超えて初のアクスタ(アクリルスタンド)になったんです(笑)。インスタライブをやったときに作ってほしいグッズを聞いたら、アクスタってリクエストがあって。「誰が買うんですか!? 作ったら買ってくれるんですか?」って言ったら「買います」って返ってきて、「絶対だな!」って言って作ったんです(笑)。そしたら本当に売り切れて。再販して、また売り切れて、再販という奇跡が起きまして。

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岡田 アイドルのアクスタには負けたくないね。

塚本 いや負けるでしょうけどね(笑)。

佐藤 でもインパクトでは負けてないからね! 我々自身も3人を推しているけど、ぜひ皆さんも、おじさんたちのアクスタを持って推し活をしてほしいです(笑)。

岡田 普段アイドルの子たちを連れていけない場所に連れていってもらえると(笑)。

佐藤 そう! うれしいことに、僕たちをいろんなところに連れていった写真をけっこうSNSに上げてくれてるんですよ。

岡田 ぜひおやじを推してください!

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取材・文:NAGACO
撮影:大野代樹

映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~

2024年8月30日(金)公開
 

出演

佐藤隆太 / 岡田義徳 / 塚本高史 / 小林大介 / 桃月なしこ / 安藤玉恵

 

スタッフ

原作: 「THE3名様Ω」石原まこちん(LINEマンガ連載中)

プロデュース&監督:森谷雄

脚本:石原まこちん、森谷雄

脚本協力:政池洋佑

音楽:SEREN-D

製作:大熊一成、石井浩二、森谷雄

エグゼクティブプロデューサー:菊池貞和、下川猛

プロデューサー:布川均、鹿内植、河原邦夫、國安馨

撮影:中山光一 

照明:江川斉

録音:伊藤裕規

美術:小林慎典

編集:谷地みこ音

スタイリスト:岡島千景、棚橋公子

ヘアメイク:田中・エネルギー・けん

監督補:小山亮太

ラインプロデューサー:ワダシンスケ

製作:『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』製作委員会

企画・制作プロダクション:アットムービー

配給:ポニーキャニオン
 

映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~ 公式サイト

©2024「THE3名様Ω」Partners ©Makochin Ishihara

映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~

©2024「THE3名様Ω」Partners ©Makochin Ishihara

トレーディングアクリルスタンド

価格:990円(税込)

フジテレビe!ショップ

©石原まこちん/フジテレビ

トレーディングアクリルスタンド

©石原まこちん/フジテレビ

ジオラマアクリルスタンド

価格:2,750円(税込)

フジテレビe!ショップ

©2024「THE3名様Ω」Partners ©Makochin Ishihara

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©2024「THE3名様Ω」Partners ©Makochin Ishihara

佐藤隆太(Ryuta Sato)

1999年、舞台「BOYS TIME」で俳優としてデビュー。ドラマでは「ROOKIES」(TBS)の主演に抜てきされ、そのほか、「ナオミとカナコ」(フジテレビ)、「純愛ディソナンス」(フジテレビ)、「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」(日本テレビ・Hulu)、「どうする家康」(NHK)などに出演。バラエティー番組では「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」(日本テレビ)でMCを務めている。映画出演作は2000年の「世にも奇妙な物語・映画の特別編」をはじめ、「TOKYO TRIBE」「鋼の錬金術師」「コンフィデンスマンJP ロマンス編」「THE3名様〜リモートだけじゃ無理じゃね?〜」「シャイロックの子供たち」などがある。

佐藤隆太 公式サイト
佐藤隆太(Ryuta Sato)

岡田義徳(Yoshinori Okada)

1993年、「浅草橋ヤング洋品店」のモデルオーディションを受けたことがきっかけで芸能界デビュー。翌年の1994年、ドラマ「アリよさらば」(TBS)で俳優デビューを果たし、1995年映画「渚のシンドバッド」では主演を務める。ドラマ出演作は「木更津キャッツアイ」(TBS)、「探偵☆星鴨」(日本テレビ)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ)、「競争の番人」(フジテレビ)、「プリズム」(NHK)など。映画出演作は「ときめきメモリアル」「ワイルド・フラワーズ」「3人の信長」「THE3名様〜リモートだけじゃ無理じゃね?〜」などがある。

Nabura 公式サイト
岡田義徳(Yoshinori Okada)

塚本高史(Takashi Tsukamoto)

1996年、サンミュージック新人タレントオーディション俳優部門に入賞。1997年ドラマ「職員室」(TBS)で俳優デビュー、2000年「バトル・ロワイアル」で映画初出演、2008年映画「イエスタデイズ」では初主演を務めた。ドラマ出演作は「木更津キャッツアイ」(TBS)、「タイガー&ドラゴン」(TBS)、「菊次郎とさき」(テレビ朝日)、「平清盛」(NHK)、「監獄のお姫さま」(TBS)など。映画出演作は「ロッカーズ」「釣りキチ三平」「劇場版 テンペスト3D」「THE3名様〜リモートだけじゃ無理じゃね?〜」などがある。

サンミュージック 公式サイト
塚本高史(Takashi Tsukamoto)

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