木戸大聖が“金髪のロックミュージシャン役”で魅せる俳優としての新境地

誕生日はサプライズのミルクレープでお祝い

――撮影で印象に残っていることがあったら教えてください。

このドラマの顔合わせをしたときに、蓮佛さんが「私の好きなケーキは〇〇です」とあいさつされていたのがいいなと思って、「僕はミルクレープが大好きです」と言ったんです。その後、撮影時期の昨年12月に僕の誕生日があったんですけど、キャストの皆さん、スタッフの皆さんが集まってくださって。その時に製菓指導のチームの方々が手作りしてくださったホールのミルクレープが出てきたんですよ。それにすごく感動しました。ミルクレープは今まで食べたことがないくらいおいしくて、撮影をがんばろう！と思いました。

――楽しい現場だったのですね。俳優として、これから挑戦してみたい役柄はありますか？

なんでもやります！と言ったら、いろんな語弊があるかもしれないですけど……。今回はこの作品をきっかけに、出合うと思っていなかった“ロックミュージシャン”という役に巡り合えたので、なるべく自分からこういう役をやりたいと限定しないようにしたいですね。まだやったことのない未知の役だったら、何でもどんどん挑戦していきたいです。今までにないイメージを届けられるような役に出合いたいです。

――木戸さんの爽やかなイメージと相反するような、ダークな役も見てみたいです。

ダークな役ももちろん！それ、最近すごく言われるんですよ（笑）。明るい役が多いから、なかなかそういう役を演じる機会がないんですけど、ぜひそのタイミングを楽しみに待っていただけたらと思います。

——最後に、「推し楽」ではご登場いただく皆さんにお聞きしているのですが、木戸さんが今推しているものを教えてください。

最近だと、古着ですね。学生時代に古着屋巡りにハマっていて、その波がまた来ています（笑）。当時はカジュアルなストリートファッションをよく見に行っていましたけど、今はブランドの昔のモデルだったり、ヴィンテージを探すことを推しています。

――それはネットで探しているのですか？

僕はお店に行きます。知らないお店でも、何があるんだろう？と思って入りますね。

――行きつけの古着屋があるんですか？

もちろんありますけど、特に決まっていないんですよ。古着屋巡りをしようと思って行くことはあまりなくて、旅行先でたまたま見つけたりとか、ご飯を食べに行って、隣が古着屋じゃん、見てみよう！とか、そういうことが多いですね。地方ロケでホテルに泊まったときは、近くに何かないかなぁ、って古着屋を探します。

――最近、古着とのいい出合いはありましたか？

最近は、レザーも推しなんですけど（笑）。お世話になっているスタイリストさんが古着のレザーのアウターを着ていらっしゃって、「それ、めっちゃいいですね！」って言ったら、僕の誕生日に同じようなデザインのものを探してプレゼントしてくださったんです。どこで見つけたんだろう!? ってびっくりしました。そのアウターがお気に入りで、しょっちゅう着ています。