2025年03月21日 15時28分
レポート
2025年03月21日 15時28分
レポート
制作に夢中になったことを裏話と共に明かしたTHE RAMPAGE・長谷川慎
THE RAMPAGEの長谷川慎が、3月20日に自身初となるファッションスタイルブック「melt」の刊行記念イベントを開催。イベントの前には取材会が行われ、長谷川が本書に込めた思いをたっぷり語りました。
自身が制作にも大きく関わった本書。出来上がった今の気持ちを尋ねられた長谷川は、「自分で言うのも何ですけど、この1冊からこだわりがにじみ出ているように感じて。 今まで生きてきた中で見てきた“かっこいい”と感じたもの、触れてきたカルチャー…… それらすべてがこの一冊に凝縮されていて、改めていろんな思いが込み上げてきました」と、感慨深く語りました。本書の出来について、「全力を尽くしたので、今後また本を出すことがあるとして、これを超えるものができるか心配です(笑)」と、冗談混じりに自ら太鼓判を押します。
メンバーにも神奈川・横浜アリーナのライブ終演後に渡し、感想をもらったそう。「思った以上にみんなの反応が良くて。メンバーから出る『かっこいいね』っていう言葉がうれしかったです。自分がTHE RAMPAGEでファッション担当という立ち位置でやらせてもらっているので、一番近いメンバーから出るシンプルな『かっこいい』がすごく自分の心に刺さりました」と、もらったリアクションに感激の長谷川でした。
普通の写真集ではなく、“ファッションスタイルブック”になったのは、もともとは編集者からの提案だったとか。長谷川自身は、最初は写真集とスタイルブックの違いが分からなかったものの、「進めていく中で、写真集では出来なかったことがスタイルブックで出来たりいろんなメリットがあって、どんどん夢中になって。気付いたらこんな最高な1冊になっていました」と充実感あふれる笑顔を見せます。
そんな“最高な1冊”の中でも特にお気に入りのページは「CHANGE」と題されたカテゴリーのページ。そのタイトル通り、ヘアスタイルをガラッと“チェンジ”させている過程が写真に収められており、長谷川自らが自身の髪にハサミを入れている様子、美容師である父親に切ってもらっているシーンなど、レアなショットが満載です。
「普段なかなか自分の髪を自分で切ってる瞬間なんか撮れないし、自分のお父さんを出演させられたのもエモーショナルで。親をすごく尊敬しているし、そんな親を形に残せたのが良かった。いろんな思いが詰まったページになっています」としみじみ語りました。
一方、中華街で撮影したパートは、スタッフ一同の親睦を深める意味も込めてお酒を飲みながら撮影したそうですが、「途中、『こんな写真撮ったっけ?』と記憶がないところもありました(笑)」というほど、長谷川自身、酔っていたそう。タイトルの「melt」は、撮影中にカメラマンが発した“メルトダウン=酔い潰れる”という言葉から発想したものとのことで、「僕もカメラマンさんもヘアメイクさんもみんな酔っ払って。“melt”っていうタイトルは、本当になるべくしてなったものですね」と、思わぬ裏話を明かす長谷川。「やっぱり酔ったときにしか出ない表情っていうのがあるんです。目がとろんとしてきて、写真をよく見るとだんだん酔っ払っていく過程が分かると思うので、そういう楽しみ方も出来ます(笑)」と、本書の新たな楽しみ方を呼びかけました。
また、ファッションマニアの長谷川だけに、この日の衣装もセンス抜群。本書のディレクションを手がけた平本ジョニーと共にヨウジヤマモトのショールームで選んだそうで、「『せっかくならヨウジ節が炸裂しているものがいいね』となって、斬新なデザインのものを選びました。黒でシックに決めても良かったんですけど、お互い『白だね』と。透け感もあるし、白でドシっと見せたいという自分のイメージもあって、白が多めの白黒の衣装にしました」と解説。ファッションに対する深いこだわりを感じさせます。
そんなファッション好きの長谷川らしく、本書の中には私服コレクションのページも。「自分の中で『この子はトップ』、『この子はまぁ中盤ぐらいかな』みたいなランキングがあって、今回はその中からトップランカーを選びました」と、自慢のコレクションページには帽子や洋服など、多くのアイテムが掲載。「(私物の数々を)撮影のために幻冬舎さんに持ってきたんですけど、家に戻すのが大変すぎて、まだそこに置いてあります。幻冬舎さんを洋服の倉庫にしてしまってます(笑)」と、照れ笑いの長谷川。それでも、本書に載っているのは膨大なコレクションの中のほんの一部だそうで、「それ以外のアイテムがまだ何百点と家にあるし、実は倉庫にも預けています」と、コレクションが驚異的な数になることを明かし、記者陣を驚かせていました。
とことん“かっこいい”を突き詰めた「melt」。最後に、長谷川自身にとっての“かっこいい”とは何かを問われると、「本当の“かっこいい”って、その人の生き様や人間性がにじみ出るもの。その人が何を見て、何を感じてきたか。五感で感じたことや経験のすべてがその人を形作ってるんじゃないかと思います。だから、何かを見るときには自分で選択することが大事で。“melt”には“溶かす”という意味もありますが、まさに自分が見てきたものを噛み砕いて、自分に溶かしていって、そのフィルターで自分の中の“かっこいい”を作っていく。そうやって、ガワだけでは証明できない、中身を作っていくことがかっこいいに繋がると思います」と、しっかりと持論を述べる長谷川。
さらに、「では、今の自分はかっこいいと思いますか?」と尋ねられると、「言っていいですか? それはもうかっこいいです」と一言。「恥ずっ(笑)!」と照れつつも、「かっこいいのに、取り繕ってかっこ悪い人ってるじゃないですか。でも、人間って外見だけじゃないと思うので。僕はもうしっかり内側からかっこいい人になりたいなと思って日々過ごしています」と、力強く自身のモットーについて語っていました。
取材・文:高瀬純
2025年3月20日(木・祝)発売
幻冬舎刊
THE RAMPAGEのパフォーマーであり、グループ随一のファッションマニアでもある長谷川慎がおくる、ファッションスタイルブック。さまざまな引き出しを持った長谷川のファッション観が、親交の深いクリエイターとのコラボレーション、圧倒的なファッションポートレート、私服スナップや私物ワードローブなどから紐解かれていく。ファッション遍歴、お気に入りブランドなどについて語るインタビューも収録。自身がプロデュースを手掛けたといっても過言ではないほど隅々にまでこだわり抜いて製作した渾身の一冊。
1998年7月29日生まれ。神奈川県出身。2012年から2013年までGENERATIONSのサポートメンバーとして活動したのち、2014年に開催した「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」にて候補メンバーとして選出。後に正式にTHE RAMPAGEのパフォーマーとなり、2017年に1stシングル「Lightning」でデビュー。2018年から初めての演技にも挑戦し、「PRINCE OF LEGEND」でドラマ初出演。ほか、ドラマ「顔だけ先生」(’21年)、「シガテラ」(’23年)、「恋をするなら二度目が上等」、「離婚後夜」、「レッドブルー」(全て’24年)、映画「HiGH&LOW THE WORST X」(’22年)など出演作多数。2023年には、「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役で舞台主演も務めた。
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