2025年03月20日 08時00分
インタビュー
2025年03月20日 08時00分
インタビュー
ファッションスタイルブックの制作にまつわるほぼすべてに携わった長谷川慎さん。こだわりを教えてくれました
THE RAMPAGEが幻冬舎とタッグを組み、12カ月連続でメンバーをフィーチャーした書籍を刊行する企画「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」。その第9弾、パフォーマー・長谷川慎さんによる「melt」が3月20日に発売されます。
「melt」は、THE RAMPAGEのファッション担当で、オシャレマニアの長谷川さんが作った、アート色全開のスタイリッシュなファッションスタイルブック。アイデア出しから写真のセレクト、レイアウトのチェックまで、制作にまつわるほぼすべてに携わったという長谷川さんのこだわりが隅々にまで行き渡った、何度見ても新たな発見ができる1冊です!
――拝見しましたが、本当にどのページを切り取っても部屋に飾りたくなるオシャレなスタイルブックですね。
ありがとうございます!
――こだわりが詰まっているとのことですが、相当時間をかけて?
はい、最初の打ち合わせから含めると1年くらいかかったんじゃないかな。
――「melt」というタイトルは最初に決めたんですか?
いえ、後からです。撮影中、スタッフさんとお酒を飲みながら撮影していたとき、カメラマンさんが「このまま撮影していたら、慎が潰れたところも撮れるんじゃない?」と冗談で言ったんです。そこで「メルトダウン(※酔い潰れること)しちゃいますね」なんて言ってたら、ふと「メルト」ってかっこいいなと思ったんです。後で意味を調べたら、「感動する」とか「魅了する」とか、ポジティブな意味もある言葉だと分かり、その一方で、スラングでは「情けない」という意味もあると知りました。僕はまだ未完成で情けない部分もたくさんあるので、自分の弱い部分をさらけ出すという意味でも、この言葉を掲げようと思いました。
――ファッションのスタイリングがたくさん掲載されているほか、ヘアスタイルを変える一部始終も収録されていて、インパクトがありました。
次のドラマが決まっていて、役で銀髪にしなければいけなかったんですけど、スタイルブックの撮影期間中だったので、どうしようかとなったんです。どうせヘアスタイルを変えないといけないんだったら、家や美容院でするよりカメラを入れて、父に切ってもらっているところを収録してしまえばいいんじゃないかとなりました。
――一緒に写っているこの方はお父様なんですね!
はい。この“minoru hasegawa”っていうのは父の名前です。写真もあえて大きく載せました。元気なうちに写真を残しておこうと思って。ヨボヨボになったとき、「これ、俺だよ」って誇れるんじゃないかと思うので(笑)。
――すてきなお父様ですね。このページはお見せになりました?
まだ見せていないですけど、「載せるよ」とは言ってあります。「俺なんて載せなくていいよ」とは言ってたんですけど、多分実際見たら喜んでくれるんじゃないかと思います(笑)。
――本書のディレクションは平本ジョニーさんがされているそうですね。平本さんには最初から入っていただいたんですか?
そうです。ジョニーさんはもともとプライベートでの知り合いで。ジョニーさんがやっている「THE FLWRS」というブランドがあって、元々コラボレーションしたいと思っていたんです。そこからスタイリングもお願いすることになり、気付いたらこの書籍のプロデュースみたいな立ち位置でサポートしてくれるようになりました。
――平本さんと相談しながら、カメラマンさんも決めていかれたのですか?
はい、まさにそうです。まずは自分の中にやりたいことのイメージがあったので、打ち合わせのときに参考資料として家にあるアートブックを持っていって、「こういう感じにしたい」と平本さんや編集者さんに伝えていきました。そこから、「こういう表現をするならアジアっぽいチャイナタウンがいいよね」とか、「こういうのを撮れる人はこの人だよね」と一緒に案を出し合って、撮っていただきたいフォトグラファーさんにお願いする流れになった、という感じです。写真家の方は、以前から気になっている人だったり……横浜中華街で撮影したフォトグラファーの(猪立山)泰人くんは元々知り合いで、プライベートで会う機会もありました。彼の写真の個展にも行ってポスターを買ったりしていたぐらい好きで、ずっと撮ってもらいたいと思っていたんです。
――どの写真もまるで映画のワンシーンのようで、シチュエーションも衣装もすてきです。撮影は時間をかけて行われたのでしょうか?
撮影自体は、そんなに時間もかからず撮れたんですけど、その後の方が大変でした。いい写真が多すぎて、選ぶのに本当に苦労したんです。その作業に一番時間をかけました。
――写真のセレクトもご自身でされたんですね。
「絶対選ばせてください」と言って、全部見せてもらいました。
――こういう写真って膨大な枚数になるので、普通は編集者がある程度選んで枚数を絞って送りますけど、そうじゃないんですね。
本当に撮ったものをそのまま全部送ってもらっていました。多分、何千枚と……大変だったなぁ(笑)。1日7時間ぐらい作業していたときもありました。編集者さんとは、メールとかではなく対面でちゃんと打ち合わせしたくて。なので、スケジュールを合わせて、一緒に大画面のモニターに繋げて見ながらOK写真を決めていきました。それを見ながら、番号を伝えて、フォルダに分けて、見比べて……って。そうやってちゃんとやっていかないと気が済まないんです。
――デザインのようなこともされたとお聞きしました。ご経験はあったのですか?
個人で本を出すのは2回目になるんですけど、前回の写真集も同じように全部自分でやっていたんです。分からないから全部やらせてくださいって(笑)。その経験があったからこそ、今回さらにレベルアップしたものが作れたと思います。そこからデザイナーさんがあげてくださったレイアウトもさらにチェックさせていただいて、もっとこうしたいと細かく指示を出したり、修正したいイメージに近い参考画像をたくさん送ったり。予算的にこの紙は無理そうとか、そういうのも分かりますし、「これがダメならこういうのでいけますよね」とか、代案も出せます(笑)。
――もう完全に編集者ですね(笑)。やってみて楽しかったですか?
楽しかったです。熱量は常にあったので、作っている時間は全然苦じゃなかったし、夢中になって取り組んでいました。
――今は校正紙が出た段階ですが、こだわられたものがこのようにまとまってきていかがですか?
テンション上がってはいますけど、まだ(校正紙の)余白があるので、こう手に取って見ていても気持ちが繋がらないんですよ。ちゃんと製本までいかないと、出来たという実感は湧かないでしょうね(笑)。
――出来上がりが待ち遠しいですね。カバーのタイトルが箔なのもすてきで。
そうそう、こういうところもこだわりました。カバーの裏に印刷してもらうのも珍しいらしいんですけど、お願いしてやってもらいました。
――発想がすごいです。ファンの皆さんだけでなく、幅広い方に見てほしいですね。
そうですね。アート系とか、写真家の方とか。写真のクオリティーも素晴らしいので、ぜひいろんな方に見ていただきたいです。
――ちなみに、メンバーには写真を見せたり、こんなものを作っているという話をしたりしていますか?
まだ何も見せていません。出来上がりを見たらひっくり返るんじゃないかな。僕は、でき上がったものをちゃんと見せたいタイプで、あまり作成途中のことは話さないので。静かにスケジュール外で打ち合わせをして、勝手に作っています(笑)。
2025年3月20日(木・祝)発売
幻冬舎刊
THE RAMPAGEのパフォーマーであり、グループ随一のファッションマニアでもある長谷川慎がおくる、ファッションスタイルブック。さまざまな引き出しを持った長谷川のファッション観が、親交の深いクリエイターとのコラボレーション、圧倒的なファッションポートレート、私服スナップや私物ワードローブなどから紐解かれていく。ファッション遍歴、お気に入りブランドなどについて語るインタビューも収録。自身がプロデュースを手掛けたといっても過言ではないほど隅々にまでこだわり抜いて製作した渾身の一冊。
1998年7月29日生まれ。神奈川県出身。2012年から2013年までGENERATIONSのサポートメンバーとして活動したのち、2014年に開催した「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」にて候補メンバーとして選出。後に正式にTHE RAMPAGEのパフォーマーとなり、2017年に1stシングル「Lightning」でデビュー。2018年から初めての演技にも挑戦し、「PRINCE OF LEGEND」でドラマ初出演。ほか、ドラマ「顔だけ先生」(’21年)、「シガテラ」(’23年)、「恋をするなら二度目が上等」、「離婚後夜」、「レッドブルー」(全て’24年)、映画「HiGH&LOW THE WORST X」(’22年)など出演作多数。2023年には、「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役で舞台主演も務めた。
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