加藤シゲアキ＆写真家・YOSIGOが互いの写真を絶賛…!? 「とにかくサン・セバスティアンに行きたい！」

「YOSIGO 写真展 Holiday Memories -旅の瞬間-」のプレス内覧会・記者発表会が本日9月30日に開催され、写真家のYOSIGOと写真展の公式アンバサダーを務める加藤シゲアキ（NEWS）が登壇しました。

明日10月1日より東京・渋谷の東急プラザ渋谷特設イベントスペースにて開催される本写真展は、ツーリズムとレジャーをテーマに、豊かな色彩と幾何学的な構図で世界各地を表現した作品を展示。韓国では40万人以上を動員し、大ヒットを記録しました。事前に内覧会を訪れた加藤は、「YOSIGOさんの写真展は韓国ですごく評判だったと事前に聞いていました。本当に実際に旅に出かけたような美しい写真の数々に、とても胸がいっぱいになりました」と感想を述べ、YOSIGO と笑顔で顔を見合わせていました。

また、展示の中で加藤が特に気に入った作品を紹介。背中合わせでビーチに座っている男女が映された一枚を挙げ、「ご夫婦ですかね？背中を合わせているこの写真がとても印象的でした。すごくナチュラルなんだけど、この瞬間を目撃できたことも、ある意味運命的なような、日常にあるようでないような……。旅行の醍醐味って、見たことのない瞬間に出会えることだと思うんですけど、YOSIGOさんはきっとそういった印象を受けてこの写真を切り取ったのではないかと思いました」とコメント。加藤の感想を受けてYOSIGOは、「この写真を選んでいただけてすごくうれしいです。これは（YOSIGOの故郷であるスペイン・バスク地方）サン・セバスティアンのビーチの写真なんです。あえて2人が『愛してるよ』と誇示する必要もなく、愛し合ってる関係、支えあっている感じが出ているなと思い、写真を撮りたいなと思いました。あと、この写真の良さは、“時間を超えている”ということです。20年前に撮ったと言われてもそうかなと思うでしょうし、今撮った写真と言われても、きっと納得されると思います」と説明しました。

20年ほど趣味でカメラを続けているという加藤は、旅の思い出の写真をよく撮るのだそう。この日は、加藤自身が撮影した一枚を公開しました。「YOSIGOさんの写真展で自分の写真を披露することは本当に恥ずかしいと言いますか、僭越なんですけど…（笑）。『どうしても1枚出してくれ』と頼まれまして、僕が撮った写真も出させていただきます」と、少し照れながら披露したのは、一カ月前に鳥取砂丘で撮影したという海辺の写真。「それこそYOSIGOさんの写真を見た後だったので、インスピレーションを受けて撮った1枚です。改めて砂丘の美しさ、空の美しさを切り取ったらどうなるんだろうと思って撮りました」と説明しました。加藤の作品を見たYOSIGOは、「すごくいい写真だと思いました。青い空や砂、空気感など、私の写真と非常に共通点があると思いましたし、人間を小さく捉えているのも非常に好きです。人間は世界の中では小さな存在で、人間よりも青空が大きく、砂や空気感がより出ているというのがすごく表現されているところが気に入りました」と大絶賛！加藤は「ありがとうございます！申し訳ないです、コメントまでもらっちゃって」と、喜びの表情を見せていました。

日本を含めたアジアやヨーロッパなどで撮影された200点以上の作品が展示される本写真展。行ってみたい国について聞かれた加藤は、「これは忖度でもなんでもなく、ずっとサン・セバスティアンに行きたかったんですよ！」と、YOSIGOの故郷を回答。「サン・セバスティアンに行った友人たちに聞いても、『一番良かった』って言う人が本当にたくさんいるんです。文化的にも少し特殊な経緯を辿っている地方でもあるので、小説家としての視点からもすごく興味があります。一人の人間としても、写真家としても、作家としても、とにかくサン・セバスティアンに行きたいんです」と、熱弁しました。YOSIGOは、「私がいる時に来ていただけたら、私や家族、そして友人と一緒にぜひおいしい食事をしましょう。いい写真も撮れると思います」と笑顔で答え、さらに「あとで個人的にお話して、相談しましょう！」とノリノリ。加藤も「うれしい〜！これは行くしかないですね！」と満面の笑みを見せました。

また、YOSIGOは本写真展のポスターにもなっているサン・セバスティアンのビーチの写真について「このビーチは世界で10の美しい海岸のひとつと言われているビーチです。普通はこれほど人がいないんですけど、写真の構図を考えて、人がいっぱい集まっている8月にこの写真を撮りました。今は活動拠点は別のところにあるんですけど、街に戻るたびに写真を撮るようにしています」と明かしました。加藤は、「僕が抱いてるサン・セバスティアンのイメージは、本当に楽しくて賑やかな町で、美しい海、美しい砂浜、おそらくきれいな太陽があるんだと思います。この写真には本当にイメージ通りの美しさと、人々の幸せな様子が切り取られていて、たくさん人がいるにも関わらず、行ってみたいと思えるというか。こういう人の多い場所ってなかなか行きたいって思わなかったりしますけど、自分もこの中の一人になりたいと思える、そんな一枚だと思います」と、写真の魅力について力説しました。

　最後に行われたフォトセッションでは、肩を組んで笑い合いながら、仲睦まじい様子でツーショットに応じていたのが印象的でした。日本初開催となる本写真展は、10月1日から12月26日まで開催。会見中に加藤が紹介していた男女二人の写真や、サン・セバスティアンの美しいビーチ、東京や京都など日本各地を鮮やかに切り取った作品も見どころとなっています。