2024年11月27日 17時00分
インタビュー
2024年11月27日 17時00分
インタビュー
天宮翔平のオフショットのような顔を見せてくれた西垣匠さん
小説&コミックス累計180万部を突破し、「電子コミック大賞2021」で女性部門賞を受賞した人気作品「初めましてこんにちは、離婚してください」が待望の実写ドラマ化! 主人公・高嶺正智(犬飼貴丈)が10年越しに会った“初対面”の妻・莉央(林芽亜里)に「離婚宣言」されたことで始まる“溺愛ピュアラブストーリー”が絶賛放送中です。
主人公が社長を務める会社の副社長で、高嶺とは高校時代からの親友である天宮翔平を演じる西垣匠さん。天宮と自身との共通点や、現場でのエピソード、そして2024年に自身を支えてくれたものなど、いろいろとお話いただきました。
――原作は読まれましたか?
はい。なかなか少女マンガに触れる機会がなかったのですが、胸がキュンキュンするような感覚というのはわかった気がしたので、楽しみながら読んでいました。やっぱり、“壁ドン”はいいなって(笑)。実写にするときの難しさはあると思うんですけど、絵のインパクトという面ではすごくすてきですよね。
――演じる天宮は、どういう人物と捉えていましたか?
天宮は高嶺と高校時代からずっと一緒にいて、好きとかそういうことではないんですけど、ある種の愛みたいなものを抱いていて。高嶺を人として尊敬している部分があるから、(天宮は高嶺を)支えていきたいんだと思いましたね。台本を読んで天宮の中にある“母性”みたいなものを感じたんです。“世話焼きお母ちゃん”みたいな(笑)。そういう部分はちょっとでも出していけたらなと思って、撮影に臨んでいました。
――高校時代は親友として、大人になってからはビジネスパートナーとして支えている天宮ですが、ご自身と重なるところはありますか?
僕も学生時代、クラスや生徒会ではだいたい「副」がつく役や書記をやっていたので、どちらかというと僕自身も天宮タイプなのかなと思います。天宮はけっこう明るくてずっとしゃべっているキャラクターですけど、仕事はできる賢い人物という、そんなあんばいも魅力だと思います。出演している役者の方々の個性がみんなすごいので、そこに負けないように、天宮の色をちゃんと出せるよう芝居の大きさを意識しながらやっています。監督からは「高嶺がだいぶロー(テンション)の人なので、対照的になるように」というリクエストがあったこともあり、現場では朝からずっとしゃべって、なるべく声を出すようにしていたんです。犬飼さんやスタッフさんを含めて、とにかくしゃべり散らかしていました。
――しゃべり散らかすというのは、ご自身の中にあるキャラクターですか?
プライベートではあまり出てこないんですが、仕事場に行くスイッチを入れたら、なるべく積極的に人とコミュニケーションを取るように意識をしています。そうすることで、自分も芝居をしやすい環境を作れるなと思っているので、コミュニケーションは大事にしています。
――犬飼さんとの共演シーンが多いですが、西垣さんから見た魅力はどんなところでしょう?
高嶺はものすごく仕事ができてかっこいいんですけど、自分の気持ちに気づくまで時間がかかるとか、そういうぶきっちょな一面をたまに見せるかわいらしさが魅力かなと思います。犬飼さんも、割と高嶺に似ている気がしますね。クールな印象ではあるんですけど、しゃべっていると真顔でおもしろいことを言うところがすごく好きです。たくさん話したんですが、どんな話をしたかというのは……いや~、言えないですね(笑)! でも、とにかくかわいらしくて、本当に好きでした。
――高嶺の傍らでの天宮は柔らかくてすごく優しい印象を受けたんですけど、今後ドラマが進んでいくにつれて、どんな見せ場がありそうでしょう?
高嶺が莉央になびけばなびくほど、天宮としてはちょっと複雑な感情になっていく。同性でも一緒にいた友達が誰かに取られたときの気持ちってあるじゃないですか。あくまでも“高嶺のことを支える”というスタンスは変えないんですけど、そこにちょっとずつ自分の気持ちが紛れ込んできちゃったり……という心情の変化が、天宮としての見せ場になっていくんじゃないかなと思います。
――今回、天宮も含めてイケメンキャラクターがたくさん出てくる作品ですが、西垣さんの推しのキャラクターは誰ですか?
(山中)柔太朗くんが演じる黒瀬友哉が推しですね。感情があまり表に出るタイプではないけど、サラッとかっこいいところが推しポイントです。柔太朗くんとは共演シーンがなくて、ビジュアル撮影のときと、現場が入れ違ったときに会うくらいだったのであんまり話ができなかったんですけど、彼が醸し出しているミステリアスな雰囲気が、黒瀬という役と通ずるなと感じていました。
――では、ドラマ全体の魅力を教えてください。
テンポ感のよさですね! 二転三転、みんなの気持ちが揺れ動いていて、視覚的にもわかりやすく作られているので、見ていて飽きない感じが魅力かなと思います。1シーン目で「離婚してください!」って始まる作品はなかなかないでしょうから、どんどん引き込まれてストーリー展開が気になる作品になっているはずです。
1999年5月26日生まれ。石川県出身。2021年にドラマ「夢中さ、きみに。」で俳優デビュー。その後もドラマ「ドラゴン桜」(’21年)、「みなと商事コインランドリー」(’22年)、映画「わたしの幸せな結婚」(’23年)などに出演。2024年はドラマ「春になったら」「顔に泥を塗る」、映画では「映画 マイホームヒーロー」「六人の嘘つきな大学生」など話題作への出演が続いている。
2024年11月7日(木)スタート 毎週(木)24:59~25:29
MBS:11月7日スタート 毎週(木)24:59~
テレビ神奈川:11月7日スタート 毎週(木)23:30~
チバテレビ:11月8日スタート 毎週(金)23:00~
テレビ埼玉:11月13日スタート 毎週(水)24:00~
とちぎテレビ:11月14日スタート 毎週(木)22:30~
群馬テレビ:11月14日スタート 毎週(木)23:30~
京都で千年以上の歴史がある、旧家の令嬢・結城莉央(林芽亜里)は16歳という若さで顔も知らない相手と愛のない政略結婚をした。夫となったのは、IT界のイケメン社長・高嶺正智(犬飼貴丈)。しかし、実際は毎年誕生日に五千万円が贈られる “金”だけの関係で、お互いの顔も知らず、話すこともなく10年の月日が経った。そんなある日、莉央は上京を決意。初対面の夫に “離婚”を申し出るが、夫の高嶺は初めて見た妻に思いがけず惹かれてしまうーー。「離婚宣言」から始まる、溺愛ピュアラブストーリー。
出演
犬飼貴丈 / 林芽亜里
西垣匠 / 髙松アロハ / 山中柔太朗 / 高橋光臣
スタッフ
監督:加藤尚樹 / 佐々木資門 / 實光美々佳 / 鹿野洋平
脚本:桐乃さち / 折戸咲月
制作プロダクション:TBSスパークル
製作:「初めましてこんにちは、離婚してください」製作委員会・MBS
配信
無料見逃し配信: MBS動画イズム、TVer(MBS放送終了後から1週間限定配信)
見放題独占配信:J:COM STREAM
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