西垣匠が語る、“母性”を大事に演じる実写版「はじりこ」の魅力と見せ場

2024年の僕を支えてくれたのは「スーツ」

――副社長という社長を支える役にちなんで、西垣さんが今年“支えてもらったもの”を教えてください。

「スーツ」ですね。今年やらせていただいた役のほとんどでスーツを着ていたので。スーツを着るにあたって、何回も着方を勉強したり、スーツがかっこよく見える体にしたりしていたので、衣装に合わせて自分のマインドが変わっていったんですよ。スーツのおかげで、自分のビジュアルを保てていたところもありましたね。

――スーツをかっこよく着るために意識をしていたということですか？

そうですね。華奢（きゃしゃ）だと着られている印象になっちゃうので、肩や背中は厚みがあるように体づくりをしていました。あとはぴったりのサイズで着たいなとか、ネクタイは絶対自分で結ぶとか、こだわりもいろいろ出てきちゃいました（笑）。ネクタイの結び方は大学に入るタイミングで、父から「こう結んだほうがかっこいいよ」って教えてもらったんですよ。この仕事をしているとスーツを着る機会はあまりないので、今年はたくさん機会をいただけてよかったなと思っています。

――2024年、多くの作品に出演していますが、振り返っていかがでしたか？

本当にいろんな役をやらせていただきましたが、割と終わったらすぐ忘れられるタイプなんです（笑）。撮影期間中は役に引っ張られることもあるんですけど、終わったら全然、次にいけるんですよね。撮影時期が重なっている作品もありましたが、自分の中では演じる役それぞれがまったく別物なので、大変だなと感じたことはありませんでした。

――では、今年変化したことは？

今年に限っていうと、台本を読む時間をつくったり、体づくりをしたりと、作品と向き合う時間が増えたかなと思います。実際に作品や役と関連する場所へ足を運んでみたり、実際に体感するという機会を増やした一年でしたね。意識をして向き合う経験は自信につながるし、知っているのと知らないのでは、微々たる差かもしれないけど、少しでも何かが生まれると思うし。自分にとって勉強になればいいかなと思い、今年はやってみました。

――来年はどんなことに挑戦してみたいですか？

海洋生物がすごく好きなので、スキューバダイビングのライセンスを取りたいなと思っています。沖縄とかで、短期で取得できるんですよね。プライベートを充実させるためにも、ぜひ挑戦してみたいです！

――最後に、最近の西垣さんの “推し”を教えてください！

赤楚衛二くんです。映画「六人の嘘つきな大学生」で共演させていただいたんですが、すごくいい先輩でゴルフに連れて行ってくれたり、クラブをプレゼントしてくださったり、プライベートでも交流があります。最近は映画のプロモーションで会う機会も多くて楽しかったです！