優しさと清涼感を兼ね備えたピュアボイス！声優・島崎信長の代表作を振り返り

大親友・松岡禎丞との共演 & 大ファンであるTYPE-MOON作品への出演

島崎さんが同期で大親友の松岡禎丞さんと共演した、2018年の「ソードアート・オンラインアリシゼーション」も忘れてはいけない作品です。島崎さんは、松岡さん演じる主人公・キリトの親友であるユージオ役。2016年発売のゲーム「ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-」のダウンロードコンテンツで初登場し、アニメ版でも続投となりました。島崎さんと松岡さんの関係性がユージオとキリトに重なって、2クール目のクライマックスは涙なしに語れません。

続いて、島崎さんを語る上で欠かせないのが、2015年に配信を開始した「Fate/Grand Order」。TYPE-MOONの大人気スマホゲームで島崎さんが声優デビュー以前からのファンだと公言しています。プレイヤーは“サーヴァント”と呼ばれる英霊たちの“マスター”となり、人類史を守るためにさまざまな特異点を旅する物語です。2019年にはテレビアニメ「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」が放送、2020年から2021年にかけて「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-」が前後編の2部作として上映されるなど、メディアミックスがさかんに行われており、島崎さんは男性主人公の藤丸立香（ゲームではプレイヤーが名前や性別を変更可能）や、アルジュナ、巌窟王エドモン・ダンテスとして出演。アニメ化発表時には「本当に声優になって良かった」と喜びのコメントをしていました。

また、先輩マスター・ノッブとして「動画で分かる！Fate/Grand Order」というミニ番組で初心者へ楽しみ方をレクチャーしたり、アフレコ時に共演者へどんな世界観なのか解説したというエピソードがあったりと、その深い愛と作品理解は制作サイドにも信頼されているようです。イベントや配信番組で披露するコスプレ姿も定番化しており、FGO愛が大きすぎてトークが止まらなくなることも珍しくありません……！演者でありながら一人のファンとしても作品を全力で楽しんでいる様子が伺えます。そんなところも、島崎さんが男女問わず多くのファンから愛される理由のひとつでしょう。

「呪術廻戦」の真人がハマり役に！話題作には欠かせない存在

そして、近年強烈なインパクトを残したハマり役といえば、やはり「呪術廻戦」の真人でしょう。つぎはぎだらけの姿が特徴的ですが、その正体は“人が人へ向ける負の感情”から生まれた特級呪霊。無邪気な言動を見せながらも、本性は呪いそのものといった邪悪さで、主人公・虎杖悠仁を何度も絶望の底に叩き落とします。ピュアで真っすぐな島崎さんの声だからこそ、混じりけのない真人の悪意が際立ち、その恐ろしさが倍増して感じられます。2020年のアニメ第1期で、宿儺と一緒になってゲラゲラと虎杖を嘲笑する声は、一度聴いたら耳から離れません。2023年放送の渋谷事変での虎杖とのバトルも、思わず息を忘れて見入ってしまうほどの熱演。とくに44話の「これはな、戦争なんだよ!!」から始まる一連のセリフと、心底楽しそうに虎杖を痛めつける演技からは、真人の残忍さがこれでもかというほど伝わってきて鳥肌が立ちました。続く45話後半では、立場が逆転。追いつめられて哀れなほど取り乱すシーンでも、徹底的にキャラに入り込む島崎さんのすさまじい演技を堪能できます。

他にも、スピンオフ映画では主人公も務めた「ブルーロック」の凪誠士郎、「バキ」シリーズの主人公である範馬刃牙、「ブラッククローバー」のユノ、「ワールドトリガー」のヒュース、「東京リベンジャーズ」の黒川イザナ、「ハイキュー!! 」の角名倫太郎など、数えきれないほどの人気キャラを演じています。

「SAKAMOTO DAYS」に「ツイステ」も！今後の活躍にも目が離せない‼︎

2025年には1月放送開始の「SAKAMOTO DAYS」で朝倉シン役を演じることが決定。シンは心を読む特殊能力を持った殺し屋で、原作漫画の連載2周年記念で行われた人気投票で堂々の1位に輝いたキャラクター。島崎さんがシルバー役で出演している、スマホゲーム「ディズニーツイステッドワンダーランド」のアニメ化も先日発表され、大きな注目を集めました。これからも話題作が控えており、大活躍すること間違いなしの島崎さん。あふれるほどの愛で真摯に作品やキャラクターに向き合う姿勢は、支持され続けるに違いありません。