推し楽
powered by 楽天ブックス

Da-iCE「もう一回レコード大賞を!」“大きな夢”をファンと共に。記念公演詳細レポ

2025年01月16日 12時59分

レポート

「Da-iCE DAY 2025」1月15日公演の模様

「Da-iCE DAY 2025」1月15日公演の模様

2011年1月17日に結成され、2014年1月15日にメジャーデビューを果たしたDa-iCEが、結成日・デビュー日を祝した記念公演「Da-iCE DAY 2025」を神奈川・Kアリーナ横浜にて開催。本イベントは1月15日から3日間行われ、15日と17日はLIVE DAY、16日はトーク&ゲームの「a-i contact」DAYとし、全日程がオリジナル公演となります。ここでは、初日を飾った15日の公演をレポートしていきます!

Da-iCE250115-11190.jpeg
(左から)岩岡徹、花村想太、和田颯、大野雄大、工藤大輝

ライブは「WELCOME!」で華々しくスタート。キラキラと光る紙吹雪と共にステージの上に設置されたゴンドラに乗った5人が登場すると、会場は喜びの大歓声に包まれました。ゴンドラから降りたメンバー達は花道を通り、センターステージへ移動して、ファンの近くへ。ボーカルの大野雄大・花村想太の美声が会場いっぱいに響き渡る中、パフォーマーの工藤大輝・岩岡徹・和田颯は笑顔でキレッキレのダンスを披露。あっという間に会場中をDa-iCEの世界へと誘いました。

YH250115-01007.jpeg

イントロの時点で歓声が沸き起こったのは、工藤が作詞・作曲・編曲を担当した「オレンジユース」。 “まだ知らないばかりで楽しいな… 見たことない景色が眩しいな…”という、前向きな気持ちになれるフレーズが胸に刺さります。そんなすてきな歌詞にちなんで「最高の景色、上もちゃんと見えてるよ!」と花村がめいっぱい叫ぶと、メンバーの想いが会場全体に伝わり、一体感が生まれました。

その後行われたMCでは、「実はDAY1、圧倒的過去最多入っております!」(花村)と、Da-iCE恒例の周年イベントでは過去最多となる2万人の動員となったことに、メンバー全員が喜んでいました。今年でデビュー11周年、結成して14年を迎えるDa-iCEは、「14年も一緒にいるわけでしょ? 信じられないよね」(工藤)、「家族よりも一緒にいる時間が長いよね。朝昼晩いますから」(花村)と、しみじみ。また、「WELCOME!」で初めてステージ上空から登場したことについて触れ、和田が「ちなみに、(ゴンドラに)14時からいましたから」とボケると、花村が「嘘つけ! 30秒前だよ(笑)!」とすかさずツッコミを入れるなど、Da-iCEらしいテンポの良い掛け合いで、ファンを楽しませます。さらに大野が「滑る可能性があるから」と床に落ちている紙吹雪を片付け始めると、他のメンバーも「これって自分たちで片付けるもんなの〜(笑)!?」と言いつつ、みんなで紙吹雪を掃除する一幕もありました。

YH250115-02053.jpeg

また、ライブ後半では大野がDa-iCEの代表曲のひとつでもある「CITRUS」の曲紹介を大真面目に始めた瞬間、岩岡が突然「雄大くんごめん……俺、すごいことに気付いちゃった……ここ、着替えの時間だよ」と、まさかのメンバー全員がMC中に着替え忘れていたことが発覚(笑)! 「誰か言ってよ〜!」、「やばい、やばい」と焦りながら、花村&大野&和田が慌ただしく着替えへ向かい、その間は工藤と岩岡でトークを繋ぎました。5人の中で1人だけ着替え忘れていることに気付いた岩岡に対し花村が、「こういうところに大卒が出てるわ〜」と言うと、「大卒とか関係ない(笑)」と岩岡が笑います。すると大野が「確かに、中学じゃ着替えって習わなかったから……」とボケを重ね、会場は笑いに包まれました。

工藤&岩岡も着替えが終わり、気を取り直して、大野が “エモいMC=エモシー”(花村命名)を再開。大野は、「コロナ禍の打撃を受けて活動が全くなくなってしまい、この先どうするのかなって思った時に出会った曲が『CITRUS』でした。大輝くんと想太が作詞に加わり、今では僕たちDa-iCEの大事な代表曲となっています。皆さんにとっても大事な曲だったらいいなという思いで歌わせていただきます」と、しっかりと曲紹介を行いました。2020年11月に発売した「CITRUS」は、日本人男性ダンス&ボーカルグループ史上初のサブスク1億回再生を突破し、2021年には「第63回日本レコード大賞」を受賞した楽曲です。この曲をきっかけに、Da-iCEのファンになった方も多いのではないでしょうか。大野の言葉にもあったように、Da-iCEというグループを日本中に広めた大切な一曲を、力強く歌い踊る彼らに、会場中から大きな拍手が贈られました。

また、「LOVEダン -高校ダンス動画フェス2025-」の課題曲でもある「I’ll be your HERO」も披露。本企画のために花村が作詞作曲を担当し、書き下ろした楽曲です。ダンスブレイク では、楽しそうに軽やかに踊る5人が印象的でした。最後、後ろ向きで“決めポーズ”をバッチリと決めた5人はまさにヒーローさながら! かと思えばその後のMCでは花村が「もう早くも終盤戦でございますよ」とステージに呼びかけるも会場の反応が薄く、「でしょうね、みたいな中途半端な反応やめて!」と笑いを誘い、さらに工藤が「まあ、大きな歓声が上がっても別にもう一曲増やすわけでもないんですけどね(笑)」と、まるでファンと友達のように話します。カッコいいパフォーマンスと親しみを感じられる楽しいトークのギャップは、Da-iCEの大きな魅力のひとつだと改めて感じました。

続いて工藤が、「スターマイン」の曲紹介を。「遊びに遊んで、楽しい楽曲ということで、僕らを知らない方々にも認知していただけて、非常にありがたい気持ちでいっぱいなんですけども」と前置きしつつ、「でも僕らにとっては、インディーズから出してきた曲たち全てが、大事な曲です。いっぱい曲を作って、ボツになった曲もたくさんあります。今まで何十曲も作ってきた道のりがあるのは皆さん知ってくれてると思うんですけど、有名になった曲たちがやっぱりフォーカスされることが多くて……。でも僕らがやっていることは、単発じゃなくて連続打ち上げ花火なんです。そんな真意を込めて『スターマイン』という曲を作りました。大きかったり小さかったり、いろんな形の花火があって、そのどれもが皆さんに楽しんでほしいという意味をこめています。(真意を知っているのは)ここにいる人たちだけでいい。フェスに行ったらワイワイしてくれていい。僕らメンバーはそういう制作をしてますので、ちゃんと歌詞を読んでいただけたら、3倍も4倍も5倍も楽しくなると思います」と、「スターマイン」に込めた熱い想いを話しました。工藤が「本当の意図を理解したうえで、楽しめますか!?」と会場に呼びかけると、そんな工藤の気持ちに応えるかのように「イェーーーイ!」と会場中から大きな歓声が上がります。さらに花村が、「Kアリーナ、ブチ上げていこうぜ〜!」とめいっぱい叫び、「スターマイン」のパフォーマンスが景気良くスタート! 見ているだけでパワーをもらえる楽しいパフォーマンスですが、歌詞をよく理解したうえでじっくりと曲を聴くと、ただ楽しく元気になるだけじゃなく、思わず胸も熱くなりました。

さらにアンコールでは、なんと和田アキ子がサプライズで登場! 「Da-iCE DAY 2025」の開催に合わせてリリースした最新シングルのタイトル曲「FUNKEYS」を初披露しました。全員色違いのド派手なジャケットに身を包んだDa-iCE&和田の圧巻のパフォーマンスに、観客も大盛り上がり! さすが貫禄たっぷりの歌声を披露した和田でしたが、歌い終わると「緊張した〜」とほっと胸を撫で下ろしていました。また、6人で記念撮影をすることになり、「アッコにおまかせ〜!」と叫びながら全員でピースサインを。和田は会場をうれしそうに見渡しながら、「ありがとう! 正直言うと、もっと歌いたかった」と話し、名残惜しくもステージを後にしました。

OK写真③.jpg
OK写真④.jpg
OK写真②.jpg
YH250115-09414.jpg

そしてラストソングは、昨年の「第75回NHK紅白歌合戦」で披露した「I wonder」。パフォーマンスを前に花村が最後のあいさつを。「ファンの皆さんに助けられ、スタッフの皆さんに助けられ、我々はずっと同じ形で11年間、そして14年間続けてこれたことは、奇跡に近いなと思っております。そんな中で去年、自分たちが一番理想としていた年末を過ごすことができました」と、昨年、念願の紅白に初出場できたことを改めて振り返ります。そして、「今年はちょっと夢はでっかく、もう一回レコード大賞を取りたいと僕は思っています!」と堂々と宣言! 会場からは歓声と共に大きな拍手が沸き起こりました。「(「CITRUS」で大賞を)取った時きっとファンのみんなは、『なんでこの曲が取ったんだ』って言われてしまって、悔しい思いをしたと思います……。だから今年は、『この曲でしょ!』と言われるような曲でレコード大賞を取りたいと思うし、そういう思いで楽曲作りをしていきます。だから一つになって、また『I wonder』のように僕たちを助けてください」と目に涙を浮かべながら、力強く語りました。

デビュー10周年の節目の年に日本中を虜にした大ヒット曲「I wonder」を、5人はステージの端から端まで移動しながら笑顔で楽しくパフォーマンス。5人のこれまでの歩み、ファンへの感謝の気持ち、そして音楽に対する真摯で熱い想いが存分に伝わる約2時間半の公演は最初から最後までずっと楽しく、あっという間でした。最後は全員で手を繋ぎ「DAY1、お疲れさまでした〜!」と叫ぶDa-iCE恒例のスタイルでライブを締めくくりました。

取材・文:紺野真利子

関連するタグ

この記事の画像

  • 「Da-iCE DAY 2025」1月15日公演の模様
  • Da-iCE「もう一回レコード大賞を!」“大きな夢”をファンと共に。記念公演詳細レポの画像2
  • Da-iCE「もう一回レコード大賞を!」“大きな夢”をファンと共に。記念公演詳細レポの画像3
  • Da-iCE「もう一回レコード大賞を!」“大きな夢”をファンと共に。記念公演詳細レポの画像4
  • Da-iCE「もう一回レコード大賞を!」“大きな夢”をファンと共に。記念公演詳細レポの画像5
  • Da-iCE「もう一回レコード大賞を!」“大きな夢”をファンと共に。記念公演詳細レポの画像6
  • Da-iCE「もう一回レコード大賞を!」“大きな夢”をファンと共に。記念公演詳細レポの画像7
  • Da-iCE「もう一回レコード大賞を!」“大きな夢”をファンと共に。記念公演詳細レポの画像8

みんなの心の声

163

この記事はいかがでしたか?
1記事10回までリアクションできます

あなたの想いをシェアしよう

関連記事

特集・レポート・インタビュー

おすすめの推しタグ#

おすすめの推しタグ#
「推しタグ#」をフォローして
メニューをカスタマイズ!

フォローした推しタグ#はページ上部に追加されます。「マイページ」から並び替え・削除が可能です。

推しタグ#をもっと見る

記事アクセスランキング

みんなの心の声ランキング

推し楽の公式SNSをフォロー
タイムリーに最新情報をゲット!!