推し楽
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吉野北人が主演映画「遺書、公開。」と主題歌で挑戦した新たなアプローチ

2025年01月31日 11時00分

インタビュー

髪型も顔も雰囲気も、あまり存在感を出さないよう意識したという吉野北人さん

髪型も顔も雰囲気も、あまり存在感を出さないよう意識したという吉野北人さん

主題歌は力強い歌声を求めて試行錯誤した

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――地味な高校生役を演じるというのは、普段アーティストとしてステージに立って存在感を示すこととは逆の魅せ方だと思いますが、演じるうえで難しさは感じましたか?

いや、そんなことなかったです。ライブは演出やお客さんの声援が「自分はスターだ!」って気持ちにさせてくれるんです。映画の現場は雰囲気が全然違うので自然と入り込めました。ただ、地味にしなきゃいけないけど、主演という立場で全体を見ていなきゃいけないことは難しかったですね。

――共演されたキャストの方々から受けた影響はありましたか?

皆さんの演技がすごくて衝撃でした。本読みの段階からすごく仕上がっていたので、圧倒されちゃって。キャラクターも個性的だし、感情をむき出しにするシーンも多かったので、僕自身は一歩引いて周りを見ているような感じで、あまり感情を出し過ぎないようにしていたんです。でも、リアクションや表情を撮っていただくことが多かったので、そこで心境を伝えられるよう意識しました。

――主題歌「Drown Out The Noise」には制作から関わられたそうですが、どんな曲にしたいと考えていましたか?

映画の世界観に合うようホラーチックなものもいいのかなと思ったんですけど、感情がむき出しになるようなストーリーだったので、強い楽曲のほうがいいなと考えていました。そこで「ロックだ」と思って。One Directionさんのような、ボーカルがしっかり歌い上げながら、サウンドも強めなイメージが頭の中にありました。

――イメージどおりのものができましたか?

そうですね。最後にエンドロールで曲がかかる流れもバッチリだなと思いました。

――ボーカルとして、ロック調の曲を歌うのはいかがでしたか?

僕の声はそんなにハードではないので、ロック向きかっていわれるとそうではないんです。なので、なるべく曲調に合うよう自分で試行錯誤しながら進めたので初めてやるアプローチが多かったと思います。例えば「座ってやってみていいですか?」って相談してみたら、それがうまくいったんですよ。より喉に力が入って力強い声が出せました。

――歌詞の中には映画のキーワードである「序列」という言葉も出てきますが、今回の作品や楽曲を通して、どんなメッセージを伝えたいですか?

この作品は人の気持ちや思っていることがすごくリアルに出てきますが、それとの向き合い方が大事なんだと教えてくれている気がします。裏表があることよりも、それに対して自分はどうしていくか。人に惑わされるのか、それとも自分を持って自分らしく突き進んでいくのか。僕は「あなたならどうする?」って問われていると思いました。だから、これを見た方には自分を持ってほしい。周りの人の目や数字の高い低いは関係なくて、 “自分”という信念があれば惑わされないと思います。

大量のおにぎりを握ってくれるおばあちゃんに感謝

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――秘めていた思いや欲望が露わになっていく今作ですが、吉野さん自身は今この場を借りて思いを伝えるとしたら、誰にどんなことを伝えたいですか?

……おばあちゃんですかね。80歳を超えているんですけど、帰るたびに大量のおにぎりを握ってくれるんです。そんなおばあちゃんに感謝の気持ちと「またおにぎり作ってね」って伝えたいですね。

――すてきなメッセージですね。ちなみに、おばあちゃんが作るのは何おにぎりなんですか?

塩です。具はなし(笑)!

――では最後に、「推し楽」は“推し活するあなたを“推す”メディア“ということなので、吉野さんの最近の“推し”を教えてください。

最近はDua Lipaさんの曲をたくさん聴いています。去年来日されていたんですけど、ちょうど仕事が重なってしまってライブには行けなかったんですよね。でもそれをきっかけによく聴くようになりました。めっちゃかっこいいんですよ!

――お気に入りの曲はありますか?

全部いいからなあ~。「New Rules」や映画「バービー」のサウンドトラックに使われた「Dance The Night」も好きだし、去年出た「Training Season」もいいですね!

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取材・文:久野麻衣(t-press)
撮影:興梠真穂
ヘアメイク:大木利保(CONTINUE)
スタイリスト:吉田ケイスケ

吉野北人(Hokuto Yoshino)

1997年3月6日生まれ。宮崎県出身。総勢16名からなるTHE RAMPAGEのボーカルとして、2017年1月25日、1st シングル「Lightning」でメジャーデビュー。2018年からは演技にも挑戦し、映画「私がモテてどうすんだ」(’20年)、「HiGH&LOW THE WORST X」(’22年)、ドラマ「魔法のリノベ」('22年)、配信ドラマ「1122 いいふうふ」('24年)などに出演。2025年1月24日に2nd写真集「Orange」を発売。

吉野北人 | ARTIST | LDH  - LOVE + DREAM + HAPPINESS TO THE WORLD -
吉野北人(Hokuto Yoshino)

遺書、公開。

2025年1月31日(金)全国公開

 

新学期がスタートする朝、私立灰嶺(かいれい)学園2年D組の生徒24人と担任教師に「2-D序列」と書かれた序列が届く。そこには1位から25位まで、生徒と担任の全員の明確な順位が示されていた。誰が何のために決めたものなのか、犯人がわからないまま半年が過ぎたある日、誰もがうらやむ序列1位の姫山椿(堀未央奈)が学内で自殺した。衝撃の事態にクラスの全員が動揺し、気持ちの整理ができないまま葬儀後に教室に立ち寄ると、24人の机の上にそれぞれ文面の違う姫山からの遺書が置かれていた。死んだ姫山の遺書がなぜ教室に? そもそも1位の彼女がなぜ自殺したのか? 遺書は本当に姫山が書いたものなのか? その真相に迫るべく、24人全員が自分の遺書をクラスメイトの前で公開することになる──。

 

出演

吉野北人 / 宮世琉弥 / 志田彩良

松井奏(IMP.) / 髙石あかり / 堀未央奈 / 忍成修吾

上村海成 / 川島鈴遥 / 荒井啓志 / 松本大輝 / 星乃夢奈 / 榊原有那 / 藤堂日向 / 菊地姫奈 / 大峰ユリホ / 阿佐辰美 / 兼光ほのか / 日髙麻鈴 / 大東立樹 / 金野美穂 / 鈴川紗由 / 浅野竣哉 / 青島心 / 楽駆

 

スタッフ

原作:陽東太郎「遺書、公開。」(ガンガンコミックスJOKER/スクウェア・エニックス刊)

監督:英勉

脚本:鈴木おさむ

企画製作:HI-AX

製作プロダクション:ダブ

配給:松竹

映画『遺書、公開。』公式サイト

©️2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©️陽東太郎/SQUARE ENIX

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