2025年01月31日 10時19分
THE RAMPAGE川村壱馬がソロアーティスト“零”としてデビュー!1stシングルへの思いを語る
ファーストシングル「Delete / Enter」でソロデビューを果たした川村壱馬改め“零”
THE RAMPAGEの川村壱馬が、1月29日にソロアーティスト・零(レイ)として、1stシングル「Delete / Enter」をリリース。アーティスト名には、川村“壱”馬が“零”から再出発するという意味が込められています。そんな零が本作への思いを語る、オフィシャルインタビューが到着しました。
ソロでやることになったもともとの発端は自分
――ソロでデビューすると聞いたときの感想を教えてください。
聞いたときという感じではなくて。というのも、ソロでやることになったもともとの発端は自分なんですよ。アイデア含めてHIRO(EXILE HIRO)さんには以前から相談していたんです。それが実現に向けて動き出したのは2023年の秋。僕がずっと走り続けてきて疲れてしまい、一瞬活動を止めた時期があったんです。その後THE RAMPAGEの活動でタイに行ったのですが、そのときHIROさんのお気遣いで、二人で食事をさせてもらいました。自然とソロの話になって、自分が生きている中で何に憤りを感じているかとか、その想いを表現するためにも自分にはラップが合っていると思うという話をさせてもらいました。ラップって強い言葉で想いを伝えるじゃないですか。僕はその手法で世の中を変えたいと思った。そういうことをHIROさんに改めて話させてもらって。HIROさんも考えていてくださったようで、そこでガッチリハマって、具体的に動き出しました。
――ソロをやりたいというのはいつごろから考えていたことなのでしょうか?
デビュー前からです。
――そのころから、ソロでやるならラッパーで、ということも?
ラップは好きでしたが、当時はただ“ソロで立つ”ということしかイメージできていなくて。ソロとしてのアーティスト像はグループの活動の中で見つけていけたらと思っていました。
――実際にTHE RAMPAGEとして活動をする中で、自分にラップが合っているなと感じたり、ラッパーとして想いを伝えていきたいと思ったりするようになったのはどのようなタイミングですか?
デビュー曲の「Lightning」でラップをしているのですが、そのころから感じてはいました。あとは山彰さん(山本彰吾)がヒップホップに詳しくて、いろいろヒップホップについて教えてもらっていくうちに。それまでは漠然とラップしか知らなかったのですが、ヒップホップのカルチャーを知るために映画を見たり、国内外のラッパーをディグったりして、いろいろ調べていくうちに「ヒップホップってやべえわ」と気付きました。ラッパーって、飾っていなくてすごくリアルで。僕自身もそういうアーティストでありたいと。もちろん表現として、外見を着飾ったりファンタジックにしたりすることもありますけど、歌詞も含めて、言っていることや生き方は全部リアルでいたいと思いました。そう思ってからは、THE RAMPAGEのレコーディングでもいろいろなラップを試してみるようになって。そうやってどんどんラップやヒップホップへの理解と技術を深めていきました。
一発目だからこそ、この先伝えていきたいことや活動理念を証明したいと思った
――そうしてソロアーティスト・零としてのデビューシングル「Delete / Enter」が完成しました。「Delete」は作詞作曲をご自身で手がけられていますね。
はい。THE RAMPAGEでもラップパートのリリックを書くみたいなことはやってきましたが、今回は1曲まるまるだったのでかなり大変でした。締め切りもかなり延ばしてもらって、限界まで待ってもらいました。それくらい、ソロとして最初の作品だし、妥協したくなかった。伝えたいことがたくさんありすぎるからこそ余計に最初に何を言うかは重要だなと思って。
――伝えたいことがたくさんある中から、<お前らも生きる未来「良くしたい」とは思わないもんか?>というメッセージを込めた楽曲にしたのはどうしてだったのでしょうか?
そのテーマを決めるのにすら本当に時間がかかったんですけど……。一発目だからこそ、自分が零としてこの先どのようなことを伝えていきたいのか、どういう活動理念でやっていきたいのかを証明したいと思った。そのときにいちばん伝えたいことが、世の中への想いでした。
――ではそのテーマが決まってからはスムーズに?
いや……。そこからも時間はかかりました。
――THE RAMPAGEでもラップは書いてきたと思いますが、そこまで大変だったのはどうしてだったのでしょうか?
先に曲のベースができたのですが、その曲があまりにもカッコよくて。そこに自分のラップが乗ったときにカッコよくなるのか? というプレッシャーが大きかった。その時点で完成されすぎていて。
――あまりにもカッコよくなったというトラックは零さんとJUGEMさんによる共同制作。トラック作りはどのように進めていったのでしょうか?
最初にJUGEMくんに世界観を伝えて曲のベースを作ってもらって、そこに乗せるメロディーを二人で考えたという感じです。でも、最初に伝えた世界観も、曲調はさまざまで。ゴリゴリのヒップホップから、神秘的なバラードまで、とにかく零でやりたいことや伝えたいことに合うリファレンスを何十曲も投げて、そこからJUGEMくんがいくつかデモを作ってくれて。その中でも特によかったのがこの楽曲です。曲が短いのもあえてなんです。
――今の時代の音楽の聴かれ方を意識しましたか?
そうです。でも流行っているからというよりは、そうしたほうが伝わりやすいかなと思ったので。あと自分自身も長い曲は「長ったるいな」と思うから。Aメロ、Bメロ、サビがあってDメロで一度下がって……みたいなJ-POP王道の構成はもういいやと思って。それよりも、ずっと平坦でサビがあるみたいな、洋楽っぽい曲にしたいなって。
――とにかく大変だった曲作りを経て「Delete」という楽曲が完成しましたが、今はどのような心境ですか?
安心しました。マジで、安心しました……。
零「Delete / Enter」
2025年1月29日(水)発売
アーティスト盤
01. Delete
02. Enter
03. Delete(Instrumental)
04. Enter(Instrumental)
アニメ盤
01. Enter
02. Delete
03. Enter(Instrumental)
04. Delete(Instrumental)
初回生産限定盤
01. Delete
02. Enter
03. Delete(Instrumental)
04. Enter(Instrumental)
※A-on STORE限定販売商品
初回生産限定盤