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本田響矢が語る、ドラマ「風のふく島」の魅力と“目標を決めない生き方”

2025年02月20日 18時00分

インタビュー

ドラマ25「風のふく島」で田伏武洋(たぶせ・たけひろ)役を演じる本田響矢さん

ドラマ25「風のふく島」で田伏武洋(たぶせ・たけひろ)役を演じる本田響矢さん

福島12市町村に実在する12名の移住者たちにフォーカスした1話完結のオムニバスドラマ「風のふく島」(テレ東系)が毎週金曜24時42分から放送中。2月21日放送の第7話では、福島県・葛尾村(かつらおむら)を舞台に、埼玉県から移住し畜産農家で修業をしている田伏武洋が、自転車で日本横断している三橋修二(栁俊太郎)という人物と出会い、田伏の村に対する思いや、三橋に村のよさを伝える姿が描かれます。今回は田伏を演じる本田響矢さんに、役を通じて感じた葛尾村の魅力や自身の“推し”について語っていただきました!

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動物に囲まれて“優しいけど優しくない”青年を演じる

――舞台となる葛尾村で撮影が行われましたがいかがでしたか?

実際に働いている方がいる職場で撮影をさせていただいたのですが、使っている物が当たり前ですが全てリアルなんです。もちろん動物も本物です。そういう本物から生まれる空気がスッとドラマの世界に入らせてくれました。やはり現地で撮ることにより、葛尾村で生きている田伏という人物をリアルに感じられたのが大きかったです。元々、福島に対して、食べ物がおいしくて人が優しいイメージを勝手に持っていたのですが、それを再確認できた感覚でした。

――田伏というキャラクターはすぐにつかめましたか?

脚本の中で、三橋に「優しいけど優しくないよね」と言われるシーンがあるのですが、そこを表現するのが難しかったです。田伏の行動は基本的に優しいので、「どういうことなんだろう?」って。優しさのあんばいで、「優しいけどそこに愛はある?」みたいな感覚に近いというか。初めて見る三橋がそう感じたのなら、視聴者の方にも同じように伝わらないといけないと思い、いろいろ考えました。そのあたりは役を演じるうえで楽しかったですし、印象に残っています。

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――動物に囲まれての撮影はいかがでしたか?

子どもの頃は動物園とかに行っていましたが、大人になってゼロ距離で動物と触れ合うのは意外と久しぶりだったので感動しました。生命力の強さみたいなものを感じたというか。なによりも牛が大きくて驚きました。想像をはるかに超えていて、引っ張ってもビクともしないですから。毎日その動物たちの世話をしている方たちは本当に大変。僕には到底できないなと思いましたし、本当に尊敬します。撮影自体は、餌を持っていたので言うこと聞いてくれてよかったです(笑)。かなり餌に助けられました。

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葛尾村の星空は忘れられない景色

――ドラマに出てくる石井食堂さんで、三橋と一緒にご飯を食べるシーンが印象的でした。

山盛りのチャーハンとカツ丼と豚汁が最高で。味がおいしかったのは言うまでもないですが、めちゃくちゃ量が多かったんですよ。僕はカツ丼と豚汁が食べたかったのですが、メニューを見ていると豚汁がラーメンの大盛り用の丼くらい大きな器に入っていて。さすがに食べられないと思い、ハーフを頼んだんです。そしたらハーフでさえもかなりの量で。みんなでシェアしながら食べ切りました。おいしくて幸せな思い出です。

――葛尾村で過ごす中で、なにか発見はありましたか?

星空が本当にきれいでした。それに気付くまでに驚きもありましたが(笑)。夜、お店から出て帰るときに、「まぁ大丈夫だろう」と思って一人で出ました。そしたら、まったく街灯がなくて。森とかならわかるのですが、普通の道なのに真っ暗で驚きました。初めてでしたね、こんなに暗いの。すぐに携帯電話のライトをつけて明るくしたのですが、それでも怖くって。大きな声で歌って気を紛らわして帰ったのですが、ふと空を見上げると素晴らしい星空が広がっていて。その吸い込まれるような星空は、今でも忘れられないです。

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――田伏は埼玉県から移住してきた若者でしたが、移住したい場所はありますか?

「住みたい」と思うって、かなりのことだと思うんです。海外も含めて行きたい場所はあるけれど、住みたいとなると結構大きな決断ですから。でも強いて言えば、僕は温泉が好きなので温泉が湧いている土地に移住したいです。家のお風呂から温泉が出てくるとか最高ですよね。田伏みたいに、自分がそのときにやりたいことに通じる場所であれば移住するのもいいなと思います。

――田伏の畜産農業に懸ける思いがそこからも伝わってきますね。

田伏のバックボーンというか、どういう思いで移住してきたのかはドラマで確認していただけたら。すごくしっかりしていると感じました。そして田伏の葛尾村への思いは、田伏が三橋に村を紹介するシーンから伝わってくると思います。そこで出てくる場所や食べ物、人が本当にすてきだと僕も思いましたし、それが純粋に画面を通して伝わるはずなので、ぜひ魅力を感じ取っていただきたいです。ドラマを見た方が一人でも移住してみたいと思ったり、福島に遊びに行きたいと思ってもらえたら。この作品がそんな一歩になれたらうれしいです。

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©「風のふく島」製作委員会

ドラマ25「風のふく島」(テレ東系)

毎週(金)深夜24:42~25:13放送中

東日本大震災の後に東京電力福島第一原子力発電所の事故により避難指示が出た福島12市町村を舞台に、実在する移住者たちの姿を描いたオムニバスドラマ。それぞれの移住者が、福島県の人々との交流を通じて成長していく様子や、課題に挑戦して移住に至る姿などを描く。

 

主演:
佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS) / 駿河太郎 / 桜井ユキ / 豊本明長(東京03) / 渋川清彦 / 北乃きい / 本田響矢 / 三浦貴大 / 青木柚 / 大友康平 / 黒木華 / 小西桜子(話数順)

声の出演:釘宮理恵

 

スタッフ
監督:池⽥千尋 / 川元⽂太(ダブルブッキング) / 住⽥崇 / ⼾⽥彬弘 / ⼆宮健 / 広瀬奈々⼦ / 三⽊聡(50音順)
脚本:⽯⿊⿇⾐ / ⾦⼦鈴幸 / 川元⽂太(ダブルブッキング) / 熊本浩武 / 広瀬奈々⼦ / 深⾒シンジ / 三⽊聡(50音順)
音楽:會田茂一
オープニングテーマ:和ぬか「夢路」(UNIVERSAL SIGMA)
エンディングテーマ:柴田聡子「Passing」(AWDR/LR2)
企画・プロデュース:青野華生子
プロデューサー:梅山文郁(テレビ東京) / 植田郁子(テレビ東京) / 伴健治(さざなみ) / 三好保洋(さざなみ)
製作:テレビ東京 / さざなみ
制作協力:福島イノベーション・コースト構想推進機構 ふくしま12市町村移住支援センター

テレビ東京 ドラマ25「風のふく島」 公式サイト
ドラマ25「風のふく島」(テレ東系)

本田響矢(Kyoya Honda)

1999年6月20日生まれ。福井県出身。
2017年のドラマ「セトウツミ」で俳優デビュー。主な出演作には、ドラマ「青春シンデレラ」(’22年)、「明日、私は誰かのカノジョSeason2」(’23年)、「虎に翼」、ウェブドラマ「恋愛バトルロワイヤル」(共に’24年)などがある。現在放送中のドラマ「私は整形美人」(フジテレビ系)に坂口慧役で出演している。

オフィシャルサイト
本田響矢(Kyoya Honda)

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