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本田響矢が語る、ドラマ「風のふく島」の魅力と“目標を決めない生き方”

2025年02月20日 18時00分

インタビュー

ドラマ25「風のふく島」で田伏武洋(たぶせ・たけひろ)役を演じる本田響矢さん

ドラマ25「風のふく島」で田伏武洋(たぶせ・たけひろ)役を演じる本田響矢さん

パワーが切れたら温泉でチャージ

――田伏は23歳で将来についていろいろ考えていましたが、本田さんは将来のビジョンを明確に持っているタイプですか?

僕は先々どうしていきたいかなどはあまり考えないようにしています。もちろん、「30歳にはこんなことをしている」……みたいな目標やイメージはあったほうがいいとは思うのですが、僕はそれができなくて。「目の前にある作品や役に向き合うことに精一杯で考えられない」というのがリアルなところですが、達成できなかったときに無駄に悲しい気持ちになるのが嫌というか。もちろん悔しいと思ってさらに燃える人もいるかもしれませんが、僕は無理かも。あと、ゴールを作ってしまったら、それが達成できたときにやめてしまう気もしていて。だからあまり将来のことは考えず、これからも目の前のことに向き合っていきたいです。

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――その考えは昔からですか?

子どもの頃から「先々のことをしっかり考えて!」って言われてきたような気がする(笑)。学生の頃も、僕は「警察官になりたい」と言っていて、「本当になりたいなら大学に行ってからにするのか、高校卒業後にすぐに就職するのかどっち?」と親や先生から何度も聞かれていたんです。でもそんなことを言いながら、俳優の仕事を始めるようになって今があるわけですから……。考えても思い通りにならないことも多いのが現実で。なので、目の前のことに向き合うのが一番かなと。で、パワーが切れたら大好きな温泉に行ってリフレッシュして。その繰り返しです。

――どういう温泉地が好きなのですか?

ここからお湯が湧いていると実感できる場所が好きです。温泉街の中で、ボコボコとお湯が湧き出ているところが見えたりするとゾクゾクして(笑)。兵庫県の有馬温泉とかまさにそうなんですが、金の湯は茶色っぽいお湯で、匂いを含めて「温泉街にいるな~」と感じさせてくれるんですよ。そういうところが魅力的です。あと最近は群馬県の草津温泉にも行ったのですが、よかったです。いずれ大分県の別府温泉にある泥湯や海外の温泉にも足を延ばしてみたいです。

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知らない世界をのぞけることが俳優の魅力

――今回は役でロードバイクに乗っていましたが、作品で出合ったものが趣味になっていくこともありますか?

もちろんあります。以前、「ジャックフロスト」(MBS)でイラストレーターの役を演じたのですが、それがきっかけで絵を描き始めました。最初はデジタルだったんですが、ちょっとハマってキャンバスを買ってきて絵の具で描いたりして。ただ今回、初めて乗ったロードバイクはなかなか怖くて趣味にはならないかも(笑)。タイヤが細くて車体も軽くて、いつも乗っているような自転車とはまったくの別物なんですよ。田伏は毎日ロードバイクに乗って出勤している設定だったので乗りこなしているようにしなきゃと練習したのですが、かっこいいけど怖い気持ちのほうが勝ちました(笑)。

――作品から知らない世界を見られるのは俳優の仕事の面白さですね。

俳優の仕事をしていて楽しいところです。なかなか体験できないことも役として経験できることもありますし。高校時代になりたかった警察官も役としてだったらなれちゃうわけですから。いつか警察官の役を演じて、高校時代の思いを昇華できたらと思います。

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――最後に今の“推し”を教えてください!

ロバートの秋山(竜次)さんです。さまざまなクリエイターに扮する「クリエイターズ・ファイル」も秋山さんしかできない世界観だと思いますが、一番のおすすめは「ロバート秋山の俺のメモ帳!on tuesday」(BAYFM)というラジオです。毎週火曜に放送しているので、ぜひ聞いてください。めちゃくちゃ面白いです。

――ラジオは昔からよく聞いているのですか?

毎週欠かさず聞くのはこの番組が初めてかも。お風呂に入るときに音楽を聴いていたのですが、「ラジオもいいかな?」と思って出合ったのがこの番組で。秋山さんの面白さが詰まっていて“唯一無二”なんですよ。番組宛てにメールを送ったことはあるのですがまだ読まれたことはないので、いつか読まれるように送り続けたいです!

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取材・文:玉置晴子
撮影:鈴木寿教

©「風のふく島」製作委員会

ドラマ25「風のふく島」(テレ東系)

毎週(金)深夜24:42~25:13放送中

東日本大震災の後に東京電力福島第一原子力発電所の事故により避難指示が出た福島12市町村を舞台に、実在する移住者たちの姿を描いたオムニバスドラマ。それぞれの移住者が、福島県の人々との交流を通じて成長していく様子や、課題に挑戦して移住に至る姿などを描く。

 

主演:
佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS) / 駿河太郎 / 桜井ユキ / 豊本明長(東京03) / 渋川清彦 / 北乃きい / 本田響矢 / 三浦貴大 / 青木柚 / 大友康平 / 黒木華 / 小西桜子(話数順)

声の出演:釘宮理恵

 

スタッフ
監督:池⽥千尋 / 川元⽂太(ダブルブッキング) / 住⽥崇 / ⼾⽥彬弘 / ⼆宮健 / 広瀬奈々⼦ / 三⽊聡(50音順)
脚本:⽯⿊⿇⾐ / ⾦⼦鈴幸 / 川元⽂太(ダブルブッキング) / 熊本浩武 / 広瀬奈々⼦ / 深⾒シンジ / 三⽊聡(50音順)
音楽:會田茂一
オープニングテーマ:和ぬか「夢路」(UNIVERSAL SIGMA)
エンディングテーマ:柴田聡子「Passing」(AWDR/LR2)
企画・プロデュース:青野華生子
プロデューサー:梅山文郁(テレビ東京) / 植田郁子(テレビ東京) / 伴健治(さざなみ) / 三好保洋(さざなみ)
製作:テレビ東京 / さざなみ
制作協力:福島イノベーション・コースト構想推進機構 ふくしま12市町村移住支援センター

テレビ東京 ドラマ25「風のふく島」 公式サイト
ドラマ25「風のふく島」(テレ東系)

本田響矢(Kyoya Honda)

1999年6月20日生まれ。福井県出身。
2017年のドラマ「セトウツミ」で俳優デビュー。主な出演作には、ドラマ「青春シンデレラ」(’22年)、「明日、私は誰かのカノジョSeason2」(’23年)、「虎に翼」、ウェブドラマ「恋愛バトルロワイヤル」(共に’24年)などがある。現在放送中のドラマ「私は整形美人」(フジテレビ系)に坂口慧役で出演している。

オフィシャルサイト
本田響矢(Kyoya Honda)

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