2025年02月27日 11時46分
レポート
2025年02月27日 11時46分
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編集長として出版業のシビアな部分も学んだという佐藤大樹
EXILE / FANTASTICSの佐藤大樹が、自ら編集長として企画・構成などを担当した雑誌「TAIKI MAGAZINE」をワニブックスから出版しました。発売日当日の2月26日には、東京・SHIBUYA TSUTAYAにて発売記念イベントが開催され、イベントに先立って取材会も行われました。
「TAIKI MAGAZINE」は、佐藤大樹が編集長となり、親交のある俳優や注目のアーティストなど、幅広い人物を取材しまとめた渾身の一冊です。表紙巻頭を川西拓実(JO1)が飾るほか、高橋恭平(なにわ男子)、三山凌輝、萩原利久、佐藤流司ら多彩な表現者たちが登場。さらにはサッカー選手の小野伸二やお笑い芸人兼作家の又吉直樹など、多ジャンルの豪華なメンバーがずらり並びます。もちろん、八木勇征らFANTASTICSのメンバーも参加!
出来上がった本を手にした佐藤は「500点満点です! 構想から実現まで約1年という長い期間をかけ、魂を込めて作った一冊なので、実際に仕上がったものを見たときは本当に感無量でした」と満足げ。
注目ポイントについては「JO1とBE:FIRST、そしてなにわ男子とFANTASTICSという、ボーイズグループの夢の共演が実現したことです。最近は映像での共演はありますが、この一冊で全員のカッコいい姿、普段は見せないような姿を見ることができるのは大きなポイントだと思います」とのこと。普段から幅広い交友関係を誇る佐藤だからこそ実現した企画をしっかりアピールします。
その一方で、同じFANTASTICSのメンバー・木村慧人には、赤ちゃん、お父さん、奥さんの一人3役で撮影するなど無茶振りも⁉︎ さらに「八木勇征と一緒にやった、雑誌ならではの禁断の袋とじページも見どころです(笑)。購入した方だけが封を切って見ることができる内容になっています」とニヤリ。遊び心たっぷりの内容に自信を覗かせます。
佐藤自身、実際に“編集長”としてしっかり制作に携わっており、「撮影日、カメラマン、衣装、ページの構成など、最終決定をすべて僕に委ねていただいたので、毎日グループメールが鳴り止まなかったのは大変でした。他のアーティスト活動や俳優業と並行しながら常に携帯がブーブー鳴っていて(笑)。編集長の仕事の大変さを痛感しました」としみじみ。
また、サポートしてくれた“副編集長”は、ページの予算や、ゲストにかけられる費用などを包み隠さず教えてくれたそうで、出版業のシビアな部分も学び「勉強になりました」と佐藤。加えてインタビュアーとしての仕事もこなしたそうで、「撮影が始まる前からスタジオに入って、撮影風景や雰囲気を見ながら、最後の何分かでインタビューして。前日までに各事務所に質問リストを送ってNG事項を確認したりとか、たくさんの苦労があるんだと知りました。いつもお疲れ様です」と、この日集まった記者にも改めて感謝の意を表しました。
ほぼ全員の撮影に立ち会った中、特に印象に残っているのは三山凌輝との撮影だとか。「凌輝くんが、今回参加してくれた中でも一番ポーズ(衣装)数があったんですけど、2時間半ぐらいで撮影とインタビューをしなきゃいけなくて。でも、僕はせっかちな性格なので、カッコいい写真が撮れたと思ったらすぐOKを出して、テンポよく撮影が進みました。実は彼も同じタイプだったみたいで、『大樹くんはベストなタイミングでOKを出してくれる』と言ってくれて、それがうれしかったですね」とニッコリ。
表紙に登場した川西拓実とは、「逃走中 THE MOVIE」の共演で出会い親交を深めた間柄。「彼の持つポテンシャルとかカリスマ性に惹かれていて、『TAIKI MAGAZINE』を発売すると決まったとき、真っ先に頭に浮かんだのが彼でした」と、その存在感にベタ惚れです。「表紙は、僕の好きな色でもあり、店頭に並んだ時に一番インパクトのある赤い色がいいと思っていて。その赤が一番似合って、かつ画力もあるのは彼しかいないと思いました」と、イメージの中の赤い色にピッタリ似合うということでの人選だったと明かしました。
佐藤は川西に「令和のナポレオン」というキャッチコピーをつけており、その理由については「建国しそうじゃないですか(笑)?」と笑わせつつ、「異端児であり、革命家だと思うんですね」と称賛。「言葉数は少ないけれど、闘志を燃やしている姿や、一緒に芝居したときに感じた彼のエネルギーを『TAIKI MAGAZINE』の中で表現したいと思ったので、このキャッチコピーになりました」と、“一瞬で降りてきた”というフレーズについて熱く語ります。
さらに、「彼とデニムのセットアップコーデを着て撮影させていただいたんですけど、そのときは本当にカメラが向いていることを忘れて、普段会話しているような雰囲気で撮ってもらいました。今日も『発売おめでとうございます』っていうメールをもらって。またどこかで仕事したいです」と、ラブコールを送っていました。
完成した雑誌はまだ参加ゲストに渡せていないそうですが、なんと今回出ていない幼なじみで親友のFUMINORI(BUDDiiS)から、書店で本誌の発売フェアを撮影した写真が送られてきたそう。「誰にも渡せてないし、僕も本当は店頭で直接自分の目で見たかったんですけど、僕の親友が一番先に見てしまいました(笑)。FUMINORIも出たいと言ってくれていたので、次号が出せるならぜひ呼びたいなと思います」と、早くも次を見据えます。
編集長としての今回の売り上げ目標を尋ねられると、「FANTASTICSメンバー全員で1泊2日のハワイ旅行に行けるくらいの売り上げを立てたいと思っています」と自信ありげ。「もし赤字になってしまったら僕が責任を取りますが(笑)、売り上げ好調なら、第2弾のオファーをお待ちしております!」と、やる気をみなぎらせていました。
取材・文:高瀬純
撮影:藤木裕之
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