2025年03月20日 13時00分
インタビュー
2025年03月20日 13時00分
インタビュー
お互いへのリスペクトを語ってくれた渡邊圭祐さんと綱啓永さん
地味でさえない容姿から別人級メイクで誰もが振り向く“女神”に大変身したヒロインを2人の超絶イケメンが奪い合う胸キュン・ラブコメディー映画「女神降臨 Before 高校デビュー編/After プロポーズ編」が二部作として連続公開されます。
「氷の王子」こと神田俊役には凛とした雰囲気と誠実な演技で確固たる存在感を発揮する渡邊圭祐さんが、また俊のライバル「情熱的な御曹司」こと五十嵐悠役には爽やかな笑顔と表情豊かな演技で人気急上昇中の綱啓永さんが抜擢されました。
そんな個性的な役に挑んだ渡邊さんと綱さんをインタビュー! 撮影秘話や映画のテーマにまつわるエピソード、そして気になる2人の素顔にも迫ります。
──ご出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
渡邊圭祐 いいんですか? という感情が一番最初でした。それは驚きが強い意味での「いいんですか?」でした。高校生役をまたやらせてもらえるんだという喜びと戸惑いがベースにあって、悩みつつ、驚きつつ、そして喜びつつ。さまざまな感情が同時に湧き上がったように思います。
──どのあたりで一番悩まれたのでしょうか?
渡邊 高校生役という点です。とにかくそこだけでした。
──作品ではまったく違和感がありませんでした。高校生のような雰囲気をお持ちの方なのかなと思っていましたが、お会いしてみると大人の雰囲気をお持ちで、よい意味でのギャップを感じました。
渡邊 もしかしたら撮影が終わってから急激に老け込んだのかもしれないです(笑)。例えるなら、ダイエットのリバウンドのような感じで。
綱啓永 あはは。年齢リバウンド(笑)?
──綱さんはご出演が決まって、いかがでしたか?
綱 とてもうれしかったです。僕が演じた悠は、ビジュアルだけではなく、芯があって内面まですごくかっこいい男なんです。こんなふうに純粋にかっこいい役をいただけたのは久しぶりだったので、喜びが大きかったですね。
──すごくお似合いでした。
綱 本当ですか? そう言ってもらえるとうれしい限りです。
──お二人はもともと飲みに行かれる親しい間柄だそうですが、共演されてみていかがでしたか?
渡邊 新鮮でした。こんな感じになるんだなっていう感慨深さもありましたし、もともとの信頼関係があると、演技の面でもこんなにキャッチボールしやすいんだという発見もありました。芝居をする以上はもちろん制約があるものですが、その中にある自由を最大限に生かしながら演じられた気がします。だから綱くんとの共演はやりやすかっただけでなく、すごく楽しいものになりました。
──役づくりにおいて、お二人で話し合うこともあったんですか?
渡邊 話し合ったりはしなかったです。
綱 うん。お互いに持ち寄ったものを演じた感じですよね。
渡邊 それがうまくハマったんだと思います。
綱 僕も圭祐さんと同じ心境でした。心を許せる人がここにいるんだという安心感がありました。現場に心から信頼できる人がいると、落ち着いて芝居に向き合えるんです。大げさな表現かもしれないけど、まるで家族が現場にいてくれているような気がして、すごく心強かったですね。
──視線を交わすシーンで、俊と悠の2人の関係性がしっかり伝わってきたのが印象的でした。もともとの信頼関係があったからなんですね。
綱 そうですね、そうだと思います。
渡邊 もし初対面でクランクインしていたら、きっとこの2人の関係性は成り立っていなかったんじゃないかと思います。
──お二人にとって特に思い入れの強いシーンを教えてください。
渡邊 印象的なシーンは結構ありますが、強いていえば、“俊と悠と楓”という仲良し3人組の回想シーンが印象深いです。過去にバンドを組んでいた頃の3人のシーンを撮ったのですが、それがめちゃくちゃ楽しかったんです。この撮影は余計なことを何も考えずにできたからなのか、すごく楽しくて、まるで本当に部活動をしたような感覚でした。いい時間だったなと強く心に残っています。
──綱さんはいかがですか?
綱 僕は文化祭のシーンです。エキストラの皆さんが心から楽しそうなのがすごくよかったんです。めちゃくちゃ楽しそうにはしゃいでいたりして。僕はその盛り上がりを上のほうから見ている立場だったのでうらやましかったのですが、皆さんがあまりにも楽しそうなので、いつの間にか楽しさをお裾分けしてもらえて、僕まで気分が高揚した瞬間でした。
渡邊 その後は悠がギター1本持って歌うシーンへとつながるんですが、ステージに立つ悠視点での撮影とエキストラの皆さんの歓声だけの録音というのがありました。ところが、その日はカンカン照りの暑い日で、エキストラの皆さんが汗だくで撮影に臨んでくれていた状況で……。出番がなくて休んでいたけど、僕も舞台に上がってめっちゃ盛り上げたの覚えてる?
綱 やってた! めっちゃ盛り上げてたね。懐かしいなぁ。
渡邊 僕も今思い出した。スプリンクラーで水をまいたときのシーンがすっごく楽しそうでうらやましかったから、“僕で盛り上がってる!”みたいにしたかったんだよね(笑)。
──エキストラの皆さんもうれしかったでしょうね。
渡邊 そんなことはないですよ。皆さんは悠の歌で盛り上がりたかったんだから(笑)。
綱 いやいや、そんなことないでしょ(笑)。あのシーンはそこにいた全員が全員、本当に楽しんでいたんじゃないかと思います。
──今回、渡邊さんは笑顔が少なくて知的で寡黙な役どころで、難しい挑戦だったと思うのですが、いかがでしょうか?
渡邊 演じるにあたって僕が考えていたのは、本来の性格は熱いというか、手の届く範囲には愛情を与えるような情熱的な一面も持っているのが俊だということ。ある出来事をきっかけに「氷の王子」と呼ばれるようになり、でも悠や麗奈と出会うことで、徐々にその氷が溶けていく。その溶けていく心情の変化を全編通してちゃんと表現したいと思っていました。そういった意味では苦労はしたし、難しさも伴ったかもしれません。ただ、挑戦だったのかと言われると、確かにそうなんですが、そもそもすべての役において当てはまるので、今回に限った話ではないというのが正直な感想です。でもこの俊は演じていて、とても楽しかったです。
──綱さんの劇中歌「特別なんて」について教えてください。悠の優しさや迷い、情熱といった感情が聴く側の心に真っすぐ届く歌声でした。どのように向き合われたのでしょうか?
綱 まさにそういう思いでした。この役のオファーをいただいたときから歌のシーンがあることを聞いていました。お芝居ってどの役でもやることは一緒なんですよね。ただただ、その役のためにやるべきことをすべてやる。今回は歌という“やるべきこと”が増えたわけで、でもそのために芝居そのものがおろそかになるのは絶対に嫌でした。だから、いわゆる隙間時間を見つけてはちょっとした瞬間も歌と向き合う時間に使ったんです。曲をひたすら聴きこんで、自分の心にも体にもなじませるようにしていました。
──今後シンガーとしても活動したい気持ちはありますか?
綱 現状はないですね。遠い将来とか、いつかという意味での未来はわからないけれど、今はそのタイミングではないと思っています。この作品と配信で楽しんでもらえたらうれしいです。
前編「Before 高校デビュー編」3月20日(木)公開
後編「After プロポーズ編」5月1日(木)公開
二部作連続公開
地味でさえない容姿の麗奈がひょんなきっかけでメイクに興味を抱いた結果、誰もが憧れる“女神”へと大変身を遂げる。転校して心機一転、再スタートしたはずが、「氷の王子」こと頭脳明晰(めいせき)で寡黙な神田俊にすっぴんを見られてしまう。さらには歌手を目指す情熱的な「御曹司」こと五十嵐悠も現れて──? 「なりたい自分」をかなえるために、メイクで人生を一変させた女の子の恋と夢と成長を描く、17 歳から9 年間の物語。
韓国発の大ヒット WEB マンガ「女神降臨」(yaongyi 著)を原作に、日本オリジナル要素を加えて映画化。監督に映画「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」など手がけた星野和成、脚本を第30回フジテレビヤングシナリオ大賞で史上最年少受賞した鈴木すみれが担当する。二部作での連続公開となる。
出演
Kōki, / 渡邊圭祐 / 綱啓永 / 菅井友香 / 宮世琉弥 / 鈴木えみ / 津田健次郎 / 佐藤二朗 ほか
スタッフ
監督:星野和成
脚本:鈴木すみれ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©映画「女神降臨」製作委員会
1993年11月21日生まれ。宮城県出身。地元仙台でのモデル活動を経て、2018 年「仮面ライダージオウ」で俳優デビュー。その後、映画やドラマ、舞台での出演を重ね、その幅広い演技力と華やかな存在感が見る人を引きつけ人気を博す。映画「三日月とネコ」、「八犬伝」(共に’24年)、NHK大河ドラマ「光る君へ」(’24年)など多くの話題作に出演し、活躍の枠をますます広げている。
1998年12月24日生まれ。千葉県出身。2017年、第30 回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリ獲得でデビュー。ドラマ「366日」(’24年)、映画「恋わずらいのエリー」(’24年)など多くの作品に出演。俳優として活躍するほか、劇中で見せた表情豊かな歌唱力とギター演奏、アクセサリーブランド「Rich Feeling」のプロデュースも手がけるなど多才ぶりを発揮している。3月に「ネムルバカ」、4月に「#真相をお話しします」と出演映画の公開が続く。
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