2025年03月26日 08時00分
インタビュー
2025年03月26日 08時00分
インタビュー
ベストアルバムや2度目のワールドツアー、今後の展望について語ってくれたAdoさん
――メジャーデビュー時と現在を比べて、「大人になったな」と感じるところは?
変わってきた部分は大きいと思います。自分自身を客観視することが増えましたし、より視野が広がりました。自分のことだけではなく、ファンの皆さまや支えてくださるスタッフの皆さまの存在をはじめ自分がいる環境について1つ1つ見直し、皆さまのご意見を踏まえ、自分自身の歌や活動と向き合う機会も多くなっています。以前よりは、落ち着いた部分も増えてきたのかなと思います。
――ライブについてはいかがでしょうか? 変化や成長を感じる部分はありますか?
ライブパフォーマンスは成長したかなと思います。やはり最初の頃はたどたどしい部分やぎこちない部分がありましたが、ありがたいことに、たくさんのライブを経験させていただいたことで成長できたと思います。一方で、昔のライブからしか感じられない幼さも、ファンの皆さまにとっては成長の過程として楽しめるところもあるのかもしれないなと思っています。
――アーティスト活動を振り返り、歌に対する気持ちにはどのような変化がありましたか。
今は、「いろいろな歌を歌えるようになりたい」という気持ちがあります。最近の楽曲ですと「エルフ」は、より幅広い世代の皆さまに楽しんでいただける楽曲、歌い方になっていると思いますし、日本語だけではなく、さまざまな言語で歌を歌ってみたいという気持ちが高まってきました。メジャーデビューする前やデビュー当初は、「自分の歌を聞いてもらいたい。自分の思いや自分の存在を皆さまに見てもらいたい」という思いが強かったと思います。怒りの感情をそのまま出すような部分もありました。ですが、いろいろな楽曲を歌わせていただくにつれ、その時々の歌い方や寄り添い方をするようになりました。さまざまな感情と向き合う機会も増え、経験を歌に当てはめていくなかで、今は「いろいろな歌を歌えるようになりたい」と思っています。
――プライベートについても少し教えてください。最近、生活においてこだわっていることはありますか?
最近は乾燥がすごく気になるので、寝るときは加湿器をつけるようにしています。あとは、自炊することが多くなりました。食べきれる分だけの食材を買って、食べきれる分だけ作るということを大事にしています。
――今年でデビュー5周年を迎えますが、Adoさん自身が5歳くらいの頃はどんな子どもでしたか?
私は、雪が好きな子どもでした。東京出身で雪を見ることが少なかったので、日頃見ている場所が雪景色になることもうれしかったですし、雪だるまを作ったり雪遊びをしたりすることが好きでした。毎年、「今年も雪降らないかな、今日も雪降らないかな」と天気予報を眺めていたのですが、5~6歳の頃、なかなか降らない年があったんです。そこで私は、自作の“雪降れ降れダンス”を開発して、毎日のように歌って踊って(笑)。そうしたら、本当に降ったんです。それから私は、しばらく自分のことを“雪女”だと得意げに言っていました。周りのみんなは、自分のことを晴れ女とか雨女などと言っているなか、私は「雪女だ」と話していた記憶があります。
――改めて、今年10月にメジャーデビュー5周年を迎えます。ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
「うっせぇわ」から、もう5年も経ったんだというちょっとした衝撃もありながら(笑)、数字としてはまだまだ短いかもしれませんが、5年も活動を続けさせてもらうことができ、たくさんの皆さまにAdoを知っていただくことができている今に、本当に感謝しています。聴いてくださる皆さまに、日々とても支えられております。ありがとうございます。
――最後に。Adoさんの現在の夢はなんですか?
明確な目標は、グラミー賞を獲ることです。そしていずれ、“Hibana”を超える規模の世界ツアーをやりたいです。
取材・文:新亜希子
2025年4月9日(水)発売
完全数量限定:デラックスBOX盤 (2CD +Blu-ray/DVD)
※UNIVERSAL MUSIC STORE(国内)& Ado Official Music Shop (海外)限定販売
初回限定:『喜劇』盤 (2CD + Blu-ray/DVD)
完全数量限定:シャカシャカアクリルチャーム盤(2CD)
通常盤(2CD)
2020年10月リリースのメジャーデビュー曲「うっせぇわ」をはじめ、Adoの楽曲で多く再生されている曲を中心にセレクト。新曲の「わたしに花束」、「ロックスター」のほか、YouTubeおよびニコニコ動画のみで視聴可能だった楽曲「Hello Signals」も収録。2枚組、全40曲。完全数量限定デラックスBOX盤・初回限定『喜劇』盤には、2022年4月4日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催した初ライブ「喜劇」の映像を収録。
CD
DISC1
01.うっせぇわ
02.阿修羅ちゃん
03.夜のピエロ
04.クラクラ
05.ショコラカタブラ
06.unravel
07.私は最強
08.ウタカタララバイ
09.マザーランド
10.向日葵
11.新時代
12.ギラギラ
13.ルル
14.Episode X
15.FREEDOM
16.ロックスター
17.唱
18.いばら
19.Value
20.心という名の不可解
DISC2
01.初夏
02.Hello Signals
03.逆光
04.リベリオン
05.MIRROR
06.アタシは問題作
07.行方知れず
08.愛して愛して愛して
09.Tot Musica
10.DIGNITY
11.会いたくて
12.エルフ
13.永遠のあくる日
14.レディメイド
15.ラッキー・ブルート
16.過学習
17.オールナイトレディオ
18.わたしに花束
19.踊
20.桜日和とタイムマシン with 初音ミク
Blu-ray / DVD
・伝説の初ライブ『喜劇』at Zepp DiverCity
Ado『Adoのベストアドバム』通常盤
22歳の歌い手。2020年に「うっせぇわ」でメジャーデビューを果たし社会現象に。2022年1月に発売した1stアルバム『狂言』や主題歌/劇中歌を含む全7曲の歌唱を担当した映画『ONE PIECE FILM RED』の楽曲を収録したCDアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』もランキングを席巻しロングヒット。2024年2月からは世界ツアー「Wish」、4月には女性ソロアーティストとして初の国立競技場でのライブ、Ado SPECIAL LIVE 2024「心臓」を開催した。7月からは初の全国アリーナツアー “Ado JAPAN TOUR 2024『モナ・リザの横顔』”を開催。7月には自身2枚目となるオリジナルアルバム『残夢』を発売し、10月24日には自身初となるCDシングル『桜日和とタイムマシン with 初音ミク/初夏』を発売。2025年にはメジャーデビュー5周年イヤーを迎え、4月には自身初のベストアルバム『Adoのベストアドバム』発売、自身2度目となるワールドツアー『Ado WORLD TOUR 2025 “Hibana” Powered by Crunchyroll』がスタートする。
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