2025年03月27日 17時30分
インタビュー
2025年03月27日 17時30分
インタビュー
アニメ「カラオケ行こ!」で主人公・岡聡実を演じる堀江瞬さん
――堀江さんから見て、アニメ・実写・マンガそれぞれの楽しみ方とは?
メディアミックスって、どの順番で入っても楽しめるのがいいですよね。どれか一つじゃなくて、例えば実写とアニメだったら、役者さんの演技のアプローチとか、マンガのシーンがどう表現されているかとか、そういう違いを見つけるのが面白いんじゃないかなと。
要は、同じ作品でもメディアによって全然違うから、それぞれのよさがあって……その違い探し自体が、もう一つの楽しみ方だと思います。
――全部見て、それぞれのよさをかみしめながら楽しむってことですね。
「カラオケ行こ!」は、特にその違いがハッキリ出ている気がします。映画とアニメがいい意味で全然違うから、それぞれの色を楽しめる。
――全部見て違いごとまるっと楽しむ! ますますアニメが楽しみです。では、「アニメならでは」の注目ポイントや好きなシーンはありますか?
原作を好きで読んでいる方にとって、アニメ化で「おっ」となるポイントの一つは、やっぱりカラオケのシーンですよね。読者の方はこれまで、自分の頭の中で「これは狂児っぽいな」とか、「ヤクザの人たちならこんな感じかな」と想像しながら読んでいたと思うんです。でも、アニメでは “音”がつく。その臨場感を楽しめるのは、大きな魅力だと思います。
あと繰り返しになりますが、狂児との掛け合いを本当に大切にしながら収録しました。だからこそ、聞き応えのあるお芝居と内容になっているんじゃないかなぁと思っているので、ぜひ注目していただきたいです。
――ところで、聡実くんは変声期を迎えて悩んでいるキャラクターですが、堀江さんはご自身の声変わりのときを覚えていますか?
僕自身は、声にポリープができたような感覚になったり、発声がうまくいかなくなったりした記憶があまりなくて……。気付いたら低い声も出るようになっていた、みたいな感じ。ぬるっと移行していった感覚でした。
ただ、僕は別の作品でも声変わりするキャラクターを演じていて。そのときにキッズユーチューバーのチャンネルなんかを見て「こういう感じで声って枯れるんだ」とか「テンション上がったらこうなるんだ」とか……喉の使い方じゃないですけど、めっちゃ見て研究していた時期があったので、収録ではその記憶を使いましたね。
――最後の質問です。「推し楽」は推し活をしている方を応援するメディアなので、それにちなんで最近推していることがあれば教えてください。
旅ですね。今年は旅をマイブームにしようとしています。いろいろなところに出かける1年にしようと思います。
――旅は元々お好きなんですか?
前からちょくちょくプライベートでも香港に行ったりニューヨークに行ったりしていたんですけど、また時間を見つけて日帰りで韓国に行ったりとかしたいなと思っています。なぜかというと、本当に旅先って思わぬ出会いがあったりするんですよ。声優界隈以外の友達が欲しい願望があって、もう全然この業界をかじっていない、なんならアニメとかも見たことのない友達がほしいです。
――いいですね。香港といえば、他にもハマっているものがあるとか?
映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」がすごく面白くて、2回見に行きました。香港が舞台で、また行きたくなりました。でも、いろいろなところに旅をしたいので、「次はどこに行こうかな」って考えています。
取材・文:野辺五月
撮影:丹野雄二
2025年7月放送スタート
出演
岡聡実:堀江瞬
成田狂児:小野大輔
二階堂明:岡本信彦
目高優一:小野友樹
スタッフ
原作:和山やま「カラオケ行こ!」
監督:中谷亜沙美
助監督:塚原佑希子
シリーズ構成:成田良美
キャラクターデザイン:松浦麻衣 / 谷口淳一郎
音楽:伊賀拓郎
アニメーション制作:動画工房
1993年5月25日生まれ。大阪府出身。ラクーンドッグ所属。主な出演作は、「ドラゴン、家を買う。」(レティ役)、「蜘蛛ですが、なにか?」(シュン役)、「アイドルマスター SIDE M」(ピエール役)など。2018年に第十二回声優アワード「新人男優賞」を受賞。2019年にはKiramuneレーベルの音楽ユニットSparQlewのメンバーとしてメジャーデビュー。2025年公開作にアニメ「カラオケ行こ!」(岡聡実役)が控えている。
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