2024年10月04日 16時45分
レポート
2024年10月04日 16時45分
レポート
「外道の歌」で復讐屋コンビを演じるW主演の窪塚洋介&亀梨和也
10月2日、DMM TVの新作ラインナップ発表会「DMM TV まつり ORIGINAL Content Lineup」が開催。今後配信されるDMM TVオリジナル作品に出演する窪塚洋介、亀梨和也、のん、藤ヶ谷太輔、伊藤英明が登壇し、作品の魅力や撮影の裏側について語りました。
壮絶な過去を背負う復讐屋コンビを描く大人気コミックの実写化「外道の歌」でW主演を務めるカモ役の窪塚とトラ役の亀梨。ステージへ登場すると、初共演とは思えない息のあったやり取りで会場を和ませます。窪塚が「亀ちゃんが一緒に仕事をしたがっているとプロデューサーの方からお伺いした」と今回のオファーの裏側を明かすと、亀梨も「窪塚さんとは念願だった」と共演の喜びを語りました。
また、演技について窪塚が「僕、ほとんど何もやってないんですよね」とコメントすると、亀梨が「メリハリの役ですから(笑)」とフォローを入れる一コマも。「セリフも亀ちゃんの10分の1ぐらいなんですよ。しかも、色の濃いサングラスをかけているんで、何にもしなかったな~っていう印象の日もあったぐらい。(そのぶん)亀ちゃん頑張っていました」と語る窪塚に対し、「いやいや、でも、ちゃんと起きていてくださったんで! いびきをかいてなかったんで、きっと起きていたはず……。僕らも(窪塚さんの)目がなかなか見えなくて、ミステリアスな役柄でもあったので(笑)」と冗談混じりに答える亀梨。そんな二人のやり取りから、共演を通して心を通わせた様子が伺えました。
さらに、作品の見どころを聞かれると窪塚は「亀ちゃんの関西弁じゃないですか」と亀梨の関西弁を称賛! 亀梨は「撮影期間中、(寝る直前まで)方言指導の先生からいただいたデータをずっと枕元において聞いてた」と役作りのエピソードを披露してくれました。
撮影現場に訪れた原作者から「僕が描いたトラがここにいます!」と言われるほどの再現度だったという亀梨は、タトゥーのメイクなどを含め、撮影時に2時間以上も準備に要していたとのこと。ファーストルックビジュアルが解禁されると、迫力のある二人の姿に会場からも「お~!」と声が漏れます。
「自分はちょっと中性的というか、“超、漢(おとこ)”なイメージはあまり持たれないですけど、今回はそういった部分も一生懸命やってみました」と話す亀梨から、気合いの入りぶりが伝わります。窪塚も「たまに現場で『あれ? すげえいい女いんな』と思ったら亀ちゃんで(笑)。ロン毛だから、ちらっと視界に入ってきたときに『なんだ、亀ちゃんかよ!』っていうのが何回かあったくらい(普段は)中性的なんだけど、(演技に入ると)すごく無骨で関西ノリな漢の役を素晴らしく体現していたと思うんで、そこも本当に楽しみにしていただけたらなと思います」と亀梨の変貌ぶりを明かしました。「きっと僕も自分で見たことのないような表情で芝居してるんだろうな」と亀梨自身も語る演技に要注目です。
続いては、ブラック企業から超ホワイト待遇な殺し屋に転職した主人公を描いたコメディーマンガの実写化「幸せカナコの殺し屋生活」より、主人公・西野カナコを演じるのんと不愛想ながらカナコを心配し見守る殺し屋の相棒・桜井役を演じる藤ヶ谷が登場。
自身の役柄について聞かれると、藤ヶ谷は「ブラックコメディーっていうのが、個人的にもなかなか経験がないですし、僕が演じる桜井はほとんど『……』で、こんなにセリフのない作品も初めてだったので、それもすごく面白くて」と振り返ります。そんな藤ヶ谷とバディを組むのんは「セリフごとに感情が飛んだり、バタバタするような役だった」と語り、ワイヤーや爆破などを用いたアクションシーンについても強くアピール。藤ヶ谷も「これだけ大きい声でのんちゃんが言ってますから!」と続くと、自身も練習を重ねたことでいいアクションシーンが撮れたと満足した表情を見せてくれました。
また、撮影を終えても藤ヶ谷を“先輩”と呼んでいたというのんは、藤ヶ谷について聞かれると「優しい方で、人との垣根がまったくないというか、どんな方と話していてもフラットな方なので、すごくすてきだなって思いました。セリフの少ない役も、自分がやるってなったら難しいだろうなって思いながらご一緒していて。表情が雄弁ですごいなって思いました」「何から何まで先輩」と答え、“藤ヶ谷先輩”呼びをする理由を明かします。
それに対して、藤ヶ谷は「ベースとしてはふわっとしているイメージではありますけど、“この芝居のここ”っていうポイントで、びしっと集中力で標準を合わせてくるところがすごくて。ご一緒させていただいたのは初めてでしたけど、才能豊かな方で、一緒にお芝居を作れたことがすごくうれしかったです」とのんの魅力を語り、二人がどんな化学反応を起こすのか、作品への期待を高めてくれました。
そして、イベント中に情報解禁となった人気極道マンガ「ドンケツ」実写化に主演する伊藤英明がシークレットゲストとして登場!
敵対組織にロケットランチャーをぶちこんで以来、通称“ロケマサ”と恐れられながらも、傍若無人な性格で40代後半になっても出世の見込みがない“ドンケツ”ヤクザ・沢田マサトシを演じる伊藤。「根強いファンの方がいらっしゃるので、 その方々の期待に応えられるかどうか、プレッシャーを感じています」と主演オファーを受けての思いを明かします。
なお、撮影スタートは1カ月後ということで、現在は役作りのためにトレーニング中。「なるべくビジュアルを近づけられるように、今は1日2時間、週5日間やっています。今までの体の作り方とちょっと違って、効率よく筋肉をつけるには身体操作を学ぶ必要があったので、ボディービル界で有名なナルシス山本さんと格闘家の高阪剛さんの元でトレーニングしてます」と、そのストイックさに会場も驚きの様子。
「マンガが持ってる緊張感や荒々しさをどうやって映像にするのか、監督がどのように捉えていくか自分自身も楽しみです。原作のいい部分を大切にしながら、魅力的な作品にしたいと思っていますので、ぜひご期待ください。そして、応援してください」と真摯(しんし)に作品と向き合う伊藤。こちらも話題を呼ぶ作品となりそうです。
イベントの最後にはこの日の登壇者が全員集合し、今回のラインナップ発表で気になる作品をそれぞれがピックアップしました。
窪塚は「ドンケツ」のファンで今回の実写化への期待を高めており、亀梨はこの日公開された「幸せカナコの殺し屋生活」の場面写真から、カラオケのシーンでカナコが何を歌ったのかに注目。のんはイベント内で発表された東京03主演のコントとドッキリが融合したオリジナルバラエティー番組「鬼のドッキリで涙」を挙げ、バディとして「のんちゃんを1人にするのあれですからね」と藤ヶ谷も同作を選びました。
最後、伊藤のコメント前に亀梨が「僕ら(の作品)言われてないんで……(笑)」とまだ誰からも気になる作品として選ばれていない「外道の歌」を薦めるも、伊藤は「本当に選ぶの難しかったんですけど……『ドンケツ』ですね!」と自身の作品を挙げ、会場からは大きな笑いが起こります。
亀梨は続けて伊藤の隣にいた藤ヶ谷にも「同期ですから、そのへんお願いしますよ! 1998年11月でオーディションもまるっきし同じ日で」と絡み、なんとか自身の作品を誰かにアピールしてもらおうとするなど、作品の垣根を超えたやり取りが生まれ、和やかな空気の中イベントは終了しました!
取材・文:久野麻衣(t-press)
撮影:福嶋哲平(t-press)
©DMM TV
17
この記事はいかがでしたか?
1記事10回までリアクションできます
RECOMMENDED TAGS
REAL TIME RANKING
CHEER RANKING