2024年11月08日 10時00分
特集
2024年11月08日 10時00分
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テレビアニメ「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」キービジュアル ©金城宗幸・ノ村優介・講談社/『ブルーロック』製作委員会
そして、双方のコンビが二次選考で迎える“別離”は、関係性萌えが好きな人にとってたまらない展開に。
やむを得ない状況で起こってしまった潔と蜂楽の別れ。しかしそこには“ブルーロック(青い監獄)”で初めて出会った、まだそこまで多くの時間を共有していない2人の関係ながら、蜂楽の潔に対する期待と信頼を感じさせるせりふがあります。それは「花いちもんめ」形式の二次選考で、蜂楽が凛のチームに引き抜かれた際に潔に向けた言葉「俺が欲しけりゃ奪いに来い」です。これは短いながらも密度の濃い時間を過ごした相手に「自分をさらいに来て」と、略奪をあおるかのような強気の口説き文句といえるでしょう。
一方で凪と玲王の別れは、告げられた玲王の闇落ちを案じてしまうほど唐突で一方的です。自分をサッカーに導いてくれた玲王に対し、凪は「初めて感じたこの悔しさってやつの正体を知るために俺はコイツとサッカーがしたい」と告げ、他の選手と組むことを選ぶのです。“ブルーロック(青い監獄)”以前に多くの時間を過ごしてきた相手に「お前じゃなく、あいつと一緒にやりたくなった」と、裏切りにも受け取れる別れのせりふです。
凪と玲王の別れは、アニメ第1期を視聴しただけでは凪の真意を汲み取ることはできません。「エピ凪」を見て初めて分かる、凪が言葉にしなかった部分。これを知ることで「ああもう、ちゃんと伝えないからこうなっちゃうのに!」という、もどかしい気持ちに浸ることができるのです。
テレビアニメ「ブルーロック」を視聴するうえで、劇場版「エピ凪」を見ないことは確実に“損”といえます! まだ間に合いますのでBD/DVDや配信サイトなどで視聴しておきましょう!
糸師凛 ©金城宗幸・ノ村優介・講談社/『ブルーロック』製作委員会
糸師凛(CV:内山昂輝)は糸師冴(CV:櫻井孝宏)の実弟です。1期では深堀りこそされませんでしたが、回想や描写から何やら確執が、それも弟の凛のほうに強く思うところがあることを予感させます。
糸師冴 ©金城宗幸・ノ村優介・講談社/『ブルーロック』製作委員会
潔が凛に兄弟仲を尋ねると、凛は冷静に「俺が勝ちゃ解決するだけの、不自由で良好な関係」と答えました。この言い回しには根が深く、そして屈折した凛の負の感情が漂っています。
さらに1期の最終話では三次選考の対戦相手の一人として姿を見せた冴に、凛はこれまでの冷静さを欠いたただならぬ表情を見せています。これらのことからも、相当な因縁がこの兄弟にはあることがうかがえるでしょう。
潔と蜂楽、凪と玲王とも違う、この暗くたぎる青い炎のような関係性はどうでしょう。血を分けた兄弟の対決が2期ではどう展開していくのか。骨肉の争いとも言える関係性への期待と妄想に胸が膨らみます。
それではここからは、2期から登場する新キャラクター(1期最終話登場キャラクターを含む)を抜粋して紹介します。
士道龍聖 ©金城宗幸・ノ村優介・講談社/『ブルーロック』製作委員会
逆立てた金髪と褐色の肌、赤みを帯びた虹彩と見るからに攻撃的なビジュアルの士道龍聖(しどう りゅうせい、CV:中村悠一)。圧倒的な身体能力と“超空間感覚”によって、いかなる状況・体勢からでも視覚に頼ることなくゴールの位置を把握してノールックでシュートを決めることができる、ゴールを決めることに能力のすべてを全振りしたかのような超攻撃型のストライカーです。
氷織羊 ©金城宗幸・ノ村優介・講談社/『ブルーロック』製作委員会
水色髪が名前の通り涼やかな印象の氷織羊(ひおり よう、CV:三上瑛士)は、中性的なビジュアルの京都弁キャラ。抜群のボールキープ力で前線でのタメを作り、敵の動きを読んで高精度のパスを出すことのできるテクニシャン。両親は元アスリート。
七星虹郎 ©金城宗幸・ノ村優介・講談社/『ブルーロック』製作委員会
ヘアバンドがトレードマークの七星虹郎(ななせ にじろう、CV:波多野翔)は、突出した能力こそ持っていないものの、三次選考まで進んできた実力派。プレースタイル以上に独特のなまりが入ったしゃべり方が特徴で、三次選考で潔&氷織とチームを組み、殺伐とした“ブルーロック(青い監獄)”の中で“やさしい世界線”を構築しています。
2024秋アニメとして10月から放送中のアニメ第2期「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」では、運命のU-20戦に臨む選手を絞り込む三次選考“適性試験(トライアウト)”が開催中。第1期からのレギュラーキャラクターに加え、新たな選手も登場する展開からますます目が離せません。
「ブルーロック」31巻
第1期と劇場版も各配信サイトで視聴が可能ですし、原作コミックスも10月に「ブルーロック」31巻が発売されたばかり。そして「ブルーロック -EPISODE 凪-」も最新5巻まで発売中で大ヒットを飛ばしています。
さらに「ブルーロック キャラクターブック EGOIST BIBLE」では各キャラクターのパーソナルデータが紹介されており、長所・短所から好きな音楽・映画・漫画。さらには“BESTごはんのお供”や“何フェチ”など、かなり細かなキャラクター解説がなされているのも、より“推し度”が増すポイントかと思います。
“史上最もイカれたサッカー漫画”「ブルーロック」。これまでのサッカー作品にはなかった異常なまでの闘争心とむき出しの利己主義、そしてその中でも芽生える友情の関係性に大注目です!
文:三平×2
©金城宗幸・ノ村優介・講談社/『ブルーロック』製作委員会
10月5日(土)スタート 毎週(土)23: 30~
日本をW杯優勝に導く世界一のストライカーを育てるため、日本フットボール連合は“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトを立ち上げる。
プロジェクトに招待されたのは300人の高校生。しかも全員FW(フォワード)。
脱落すれば将来、サッカー日本代表へ入る資格を失うという極限状態の中、選ばれし才能の原石たちは、ストライカーとしてのエゴを次々と覚醒させていく。
時に他人を蹴落とし、時に自らの進化を以て、過酷なセレクションを生き残ったのは35人。
エゴが渦巻く熱狂のサバイバルを乗り越えた彼らは、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの存続を賭けて、U-20日本代表との史上最もイカれた大一番(ビッグマッチ)へと挑む!
出演
潔世一:浦和希
糸師凛:内山昂輝
蜂楽廻:海渡翼
凪誠士郎:島崎信長
士道龍聖:中村悠一
烏旅人:古川慎
乙夜影汰:河西健吾
雪宮剣優:江口拓也
氷織羊:三上瑛士
七星虹郎:波多野翔
千切豹馬:斉藤壮馬
御影玲王:内田雄馬
馬狼照英:諏訪部順一
二子一揮:花江夏樹
鰐間淳壱:鈴木崚汰
蟻生十兵衛:小西克幸
我牙丸吟:仲村宗悟
雷市陣吾:松岡禎丞
五十嵐栗夢:市川蒼
剣城斬鉄:興津和幸
時光青志:立花慎之介
帝襟アンリ:幸村恵理
絵心甚八:神谷浩史
糸師冴:櫻井孝宏
オリヴァ・愛空:日野聡
閃堂秋人:若山晃久
※島崎信長の「崎」は、たつさき
スタッフ
原作:金城宗幸 漫画:ノ村優介(講談社「週刊少年マガジン」連載)
総監督:生原雄次
監督:井之川慎太郎
シリーズ構成・脚本:岸本卓
ストーリー監修:金城宗幸
キャラクターデザイン・総作画監督:田辺謙司
総作画監督:もりともこ、清水空翔
アクションディレクター:興村忠美
チーフ3Dレイアウター:佐久間澪
プロップ・衣装デザイン:もりともこ、飯田香帆
作画特殊効果:あかね
色彩設計:小松さくら
美術設定:佐久間澪
美術監督:三宅昌和
背景:Creative Freaks
撮影監督:浅黄康裕
撮影:チップチューン
3DCGディレクター:山下智基・生原雄次
3DCGチーフアニメーター:広沢範光
3DCG:オーラスタジオ
スペシャルコンポジター・グラフィックワーク:生原雄次
特殊効果処理:山田可奈子
編集:長谷川舞(エディッツ)
音響監督:郷文裕貴
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:村山☆潤
プロデューサー:有澤亮哉、佐藤尚哉、川勝宥典、岩田皐希
アニメーションプロデューサー:小菅秀徳
アニメーション制作:エイトビット
製作:「ブルーロック」製作委員会
©金城宗幸・ノ村優介・講談社/『ブルーロック』製作委員会
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