2024年11月12日 15時30分
レポート
2024年11月12日 15時30分
レポート
11月11日、「anan AWARD 2024」授賞式が開催され、大賞に輝いたSnow Manの渡辺翔太ほか受賞者が登壇しました。
フォーカス部門を受賞したのは、乃木坂46の5期生である五百城茉央、井上和、菅原咲月。シックなブラックコーデに身を包み、大人っぽい表情でフォトシューティングに応じました。井上は「私たち5期生は、乃木坂46の先輩方のおかげで、加入してからいろんなことに挑戦させていただきました。その中で私たちのこと知ってくださったり、好きになってくださったりした方がたくさんいらっしゃって、こんなすてきな賞までいただけてすごく恵まれているなと思いますし、うれしいです」と喜びのコメントを。五百城は、冒頭で行われたフォトシューティングについて「黒の衣装やすごくすてきなアクセサリーを身にまとわせていただいたので、それを身に着けた私たちをかっこよく表現できていたらいいなと思います」と笑顔を見せました。また、今年2月21日発売のananで5期生が表紙を飾ったことについては、菅原が「5期生全員そろって表紙をさせていただくのがananさんが初めてだったので、私たちにとって思い出に残った撮影でしたし、ものすごくうれしかったです」と振り返りました。
白い花束を手にエレガントな佇まいで登場したのは、アクター部門を受賞した塩野瑛久。フォトシューティングではクールな表情だけではなく、柔らかな笑顔も見せていました。フォトシューティングの感想について聞かれると、「どういうテンション感でいればいいのかなというのが率直な気持ちで(笑)。直前に白い花束を持たされたんですけど、僕は結構白い花を持たされがちなので、そういうイメージなのかなという気がしています」と照れ笑い。受賞については、「俳優として認められたといいますか、賞をいただくというようなことが実は初めてで、とても光栄に思っております」と喜びの思いと共に、「下積み時代があったからこそ、大河ドラマだったりで自分の今まで積み上げてきたものをぶつけられることができたかなと思っております」としみじみと語りました。
NHK大河ドラマ「光る君へ」の一条天皇役への反響について聞かれると「自分自身も、今までのものを全部ぶつけようと思っていた作品で、そういったものが伝わっていたらいいなとずっと思っていましたが、視聴者の方からうれしいお声をたくさんいただいて。やはり圧倒的に、“一条天皇”って声をかけられることが多くなった気がします。同年代の方からも『母親がすごい好きで』とか『父親がめちゃくちゃ見てて』とか、そういったお声もすごくいただけて、うれしいですね」と、幅広い世代から一条天皇役が愛されたことについて喜びをあらわにしました。
今後挑戦してみたい役については、「教師役」と回答。「今までいわゆる“学園モノ”にあまり出演したことがなくて。とはいえ、もうその(学生役の)年齢は過ぎてしばらく経つので、次は教師かな」と意欲を見せます。司会の上重聡から「教科によっても先生のイメージって変わってくると思んですよ」と振られると、「何がいいんですかね? なんだろう? 国語とか、そっちですかね」とニッコリ。塩野は最後まで気品あふれる佇まいを崩すことなく、ステージを後にしました。
クリエイティブ部門を受賞したのは、今年作家活動20周年を迎えた小説家・辻村深月。小説「傲慢と善良」の映画化にあたり、主演の藤ヶ谷太輔とananで対談したことを振り返り、「まず藤ヶ谷さんが『傲慢と善良』を読んでくださっているというのも、実は藤ヶ谷さんがananのインタビューで答えていらっしゃるのを読んで初めて知ったんです。その後、藤ヶ谷さんが何かでご活躍されるたびに、私の中でも(小説の主人公である)架に見えてきて。実際に映画では藤ヶ谷さんに主演していただいたので、対談できたというのもすごく幸せな時間になりました」と語りました。
ドラマティック部門に輝いたAぇ! groupは、この日はグループを代表して小島健が登壇しました。グレーのロングコートに手袋、サングラス姿でバチバチにキメた小島は、フォトシューティングでもさまざまなポーズを堂々と披露。華麗にコートを脱ぎ手にかけてキメ顔をしたかと思えば、そのコートをさっと投げ捨てクールな表情を見せたりと、ノリノリで撮影に応じます。
2年連続で「anan AWARD」を受賞するのは、Aぇ! groupが史上初。小島は「2年連続でしかも昨年はジュニア最後の年で、今年はデビューした年で連続っていうのは本当にうれしいですね。メンバーみんなで喜びました」と笑顔を見せました。
今年は一人で登壇してフォトシューティングに応じたことについては「『5人分背負ってやるんだからね』っていうのをすごい言われて。だからサングラスやったりロングコートやったり手袋やったりつけて、ほんまに5人分は動いたかなというのは実感しているんですけども。去年は末澤(誠也)がサングラスをつけていたりしたので、代表としてみんなの要素を取り込めたんじゃないかなと思います」と、メンバーの気持ちも背負って撮影に応じたことを明かしました。
ananでは各メンバーと2ショット撮影をしたことを振り返り「僕とリチャード(草間リチャード敬太)って、コンビ名が“リチャ島”なんですけど、唯一、うちの事務所で需要がないコンビなんです(笑)。なので、“需要がない部門”があれば、『anan AWARD』さんでぜひ“リチャ島”を呼んでいただければ」と“リチャ島”をアピールし、会場の笑いを誘いました。
さらにananで初の女性誌連載が決定していることについては「まだ一回しか打ち合わせできてないんですけど、いろいろアイデアが出て。とりあえず末澤は『海外の海に行かせてくれ』って。多分個人的に行きたいだけだと思いますけど(笑)。あとはまだ確定ではないですけど、バイトじゃないですけどいろんな職業を僕たちが体験しているのを撮っていただくなどの意見も出ています。媒体だからこそできる、SNSではないよさを出していけたらいいなと思っています」と、期待を募らせている様子。最後は「2年連続初はうれしいんですけど、3年連続いったらこれも初ですよね? 3年連続の受賞も、次は大賞も目指していきたいと思います!」と、堂々とアピールしました。
MEGUMIはエンパワメント部門の受賞者として、きらびやかなシルバーのタイトなロングドレスを身にまといステージに登場しました。俳優業やプロデュース業などさまざまな分野で活躍の場を広げているMEGUMIは、「2022年ぐらいに、日本人女性の自己肯定感が世界に比べて低いというニュースを見て。なんでそうなのかなと疑問に思うのと同時に、ちょっと気持ちもわかるというか。私自身、女性という立場で母でもありますし、こういう仕事の世界にずっといてある程度サバイブしてきたので、女性に勇気を与えるとか、もう少し楽になれるようなメッセージを全部の仕事において発信していきたいなと考えています」と、女性へ希望を与えるメッセージを発信し続けることへの思いを、力強く語りました。
そして最後は、大賞に輝いた渡辺がステージへ登壇。スタイリッシュなブラックスーツに身を包んだ渡辺は、クールな表情でフォトシューティングに応じました。その後、金のパンダトロフィーを渡しにやってきた“ananパンダ”が渡辺の汗をパンダ柄のハンカチで拭う微笑ましい仲良しツーショットを披露! ギャップで魅了しました。
「感謝の気持ちとともに、僕でいいんでしょうかっていう恐縮な気持ちもありながら、うれしいと照れが交錯しているような……。でも本当に、うれしい気持ちでいっぱいです」と、受賞への喜びを語った渡辺。2020年8月発売のソロ表紙は、なんとanan創刊以来初となる発売前重版が決定したことについては「テレビで紹介していただいたりとか、結構パワーワードとして使っていただいたので、デビュー年を盛り上げていただいて、後押ししていただいたなと感じております」と振り返ります。
anan名物企画「愛とSEX特集」に登場したことについては、「お話をいただいたときから食事と筋トレをこの日に向けて調整して、なるべくきれいな身体を見せたいなという思いでした」と振り返りました。司会の上重から「首から胸筋にかけての2本の筋、セクシーすぎません!?」と振られると、「すっごいエッチですね!」と自信たっぷりに即答。「本当に際どいところまで、見せられる限界値まで見せているんですけど、全然いやらしくない。ちゃんと上品さも出てました。僕、結構『品がある』って言われるんですよ」と自画自賛しました。今年はananでソロ表紙含め4回表紙を飾りましたが、「やっぱりどの表紙も基本脱いでるのが気になりますね(笑)。anan、脱がしがちっていう。脱がせ上手。気づいたら脱いじゃいますね」とニヤリ。
最近の美容事情については、「ロケとか紫外線を浴びるシチュエーションも多いので、IPL光治療とかでちゃんと肌のケアをして、色のムラやくすみを取るようにしています。自宅でのスキンケアと、頼れるものは美容医療に頼ると割り切るというのを、両方やっています」と明かしました。
今年はドラマ主演2本、舞台主演1本と、俳優としても大忙しだった渡辺。「難しさもありながら、だんだん楽しい気持ちも乗っかってきて。充実した1年になったかなと思います。演じるっていうことが楽しかったです」と回想します。また、「人それぞれキャパが違うと思うんですけど、僕はやっぱり年にドラマ、舞台3本で、今グループでライブもやってるので、このスケジュールだとちょっと厳しいかなと感じましたね。なので、今後のスケジュールはマネージャーさんと調整しようかなと……(笑)」といたずらっぽく答えつつ、「とはいえ、本当に充実した2024年だったかなと思います」とはにかみました。
11月9日からSnow Manの5大ドームツアーがスタートしていることについても触れ、「初めて北海道のプレミストドームに足を運ばせてもらったんですけど、初日も大盛り上がりで、皆さんのエネルギーを感じて逆に元気をもらっちゃうくらいの、本当にいいスタートを切れました!」とうれしそうに語っていました。「やっぱりメンバーと一緒にいられる時間っていうのは、本当に貴重だなと思いました」と、メンバー愛を感じられるコメントも。
さらに来年挑戦したいことについては、「来年はSnow Manデビュー5周年という節目を迎えますので、なるべくグループで一緒に一年を過ごしていたいなって気持ちでいますね。テレビもいっぱい全員で出て、いろいろできたらいいなと思いますし、ライブも今年来られていない方もいるので、そういう方たちにも会いたいなと思います。グループ活動優先!」と力強く宣言! 最後は「やったぜ!」とトロフィーを高々と掲げ、颯爽とステージを後にしました。
授賞式後には受賞者が改めてステージへ登壇し、囲み取材に応じました。「来年はやるであろうことは?」という質問には小島が、「関西でめちゃめちゃ来てるものでまだ東京に来てへんものがあって。それが、僕が関西のテレビ番組でやってる食リポギャグでして(笑)。今ジェスチャーでやるんですけど……『これまさにうまいの王様! うまキング!』」と渾身のギャグを披露。小島のギャグを「天才!」と絶賛した渡辺でしたが、「ぜひSnow Manでもやってください」と振られると「あぁ……やります。『天才!』だっけ?」と聞き返し、「全然聞いてないじゃないですか!」と小島からツッコまれていました。
続いて乃木坂の3人がインタビューに応じた後、渡辺は「ちょっといいですか?」と挙手。「乃木坂の皆さんがしゃべりだした瞬間、男性カメラマンのシャッター数の音がすごい増えた気がしたんですけど。ちょっと、平等にお願いしますね!?」と切実なお願いを(笑)。最後まで会場の笑いを誘い場を盛り上げてくれていた渡辺のおかげで、会見は終始和気あいあいとした空気のまま幕を閉じました。
取材・文:紺野真利子
撮影:古賀良郎
©anan FES 2024
フォーカス部門:乃木坂46 / 5期生( 五百城茉央 / 井上和 / 菅原咲月)
アクター部門: 塩野瑛久
カルチャー部門:雨穴
クリエイティブ部門: 辻村深月
アスリート部門:比江島慎 / 川村勇輝
ヴォイス部門:津田健次郎
ドラマティック部門:Aぇ! group( 小島健)
エンパワメント部門:MEGUMI
大賞:渡辺翔太(Snow Man)
©anan FES 2024
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