2024年11月26日 17時00分
インタビュー
2024年11月26日 17時00分
インタビュー
ショートドラマ「最期の授業-生き残った者だけが卒業-」で丸山武役を演じる八木勇征さん
日本テレビのオリジナル企画「最期の授業―生き残った者だけが卒業―」が、本日11月26日よりショートドラマアプリ「UniReel」(ユニリール)で全話一挙配信されます。同僚である恋人を死に追い込んだ未来高校3年F組の担任となった音楽教師が、卒業式の前日に“最期の授業”として生徒たちを教室に閉じ込め、デスゲームを敢行する物語です。今回は、復讐の鬼と化した教師・丸山武を演じる八木勇征(FANTASTICS)さんに撮影秘話や個人活動&グループ活動に対する思い、自身の推し活事情についても語っていただきました!
――今回演じる丸山の役柄は“狂気に堕ちた教師”ですが、演じるうえで心掛けたことを教えてください。
僕は今まで共演者の方と積極的に会話をしてしっかりとコミュニケーションを取ってきましたが、今回はクランクインする前にプロデューサーや監督と話し合い、生徒役の子たちとの関係を一切断つことにしたんです。4日間の撮影では、より深く役に入り込むためにカメラが回っていないときもあまり会話をしないように意識しました。僕にとって初めての挑戦だったのですが、それがいい意味で緊張感を生み出せていたと思います。あまり深く話していないからこそ、生徒役の皆さんの素のリアクションを出すことができたのではないかなと感じています。寂しかった面もあったのですが、意識してよかったなと思っています。
「最期の授業―生き残った者だけが卒業―」より ©「日本オリジナルショートドラマ」製作委員会
――公開されている予告編では、丸山の「日本刀を持つビジュアル」や「返り血を浴びた姿で銃を構えるシーン」が印象的ですが、八木さんが思う丸山はどんな先生なのでしょうか?
担任になった丸山が生徒たちに最初のあいさつをするシーンがあるのですが、誠実だし、優しいし、思いやりもあるし、もし本当にこんな先生がいたらすごく人気のある先生だと思います。その丸山が憎しみを持つようになるのですが、それでも優しい部分は残っていて、生徒たちと本音で向き合うので、やはり愛が本当に深い人なのだなと僕は思いました。
――丸山を演じてみて、教師という職業は自分に向いていると思いましたか?
ちょっと学力の面においては自信がないんですけど(笑)、“僕が経験してきたことを教える”というよりは“一つの考え方として捉えてほしい”という感じで伝えることはできるのかなと思います。担任の先生ではなくて“特別講師”ですね。
――もし、教えるとしたら科目は何がいいですか?
体育か国語です。
――学生時代も得意な科目だったんですか?
古文や漢字が好きだったんです。国語のテストは答えが一つじゃないところがいいなと思っていました。ある物語を読んで、この人物にどういう心境の変化があったのかを文章の中から抜粋するようなテストの問題は同じ答えがないというか、自由さがあって面白い。だから、答えが一つしかない数学や算数は苦手でした(笑)。
――今回演じた役は教師でしたが、個人的に興味がある職業はありますか?
サッカー選手もそうですし、アスリートには憧れがあります。僕は歌やダンス、お芝居を通して誰かの感情を動かせるような仕事をしていて、アスリートの方々も自分の体一つでいろいろなことを表現していますよね。ある意味、エンターテインメント的な部分もあって。改めてすごいなと思いますし、リスペクトしています。
――個人でも俳優として活動されていますが、FANTASTICSでの活動と意識的に区別しているところはありますか?
個人の活動もグループとしての活動も、そんなに違いはないと思っています。アーティストとして自分が得た経験や引き出しを個人活動に生かすことができるし、個人活動で吸収したものをグループに持ち帰ることもあったりして。届け方は違っても、ほぼ同じという感覚です。それぞれの活動でいろいろトライしていく中で、“2つの脳”に分けるというのではなく一つの大きな脳にすれば、より一人の人間として大きくなれるんじゃないかなと。だから、自分の中で大きく分けてはいません。
――ほかのメンバーの個人活動は気になりますか?
お芝居をやっているメンバーが多いので、みんなのことを応援しています。出演している作品はチェックしていますけど、何か本人に言おうと思って見ているわけではないです。ふとしたタイミングで「そういえば、あれ見たよ。面白かった」って声を掛けるぐらい。自分もほかのメンバーから言われることもありますし、そういう反応はやっぱりうれしいですね。
――今回の作品について、メンバーからどんな反応がありましたか?
メンバーは縦型ドラマという新しいスタイルにすごく興味を持ってくれました。作品が決まったときはいつも声を掛けてくれるのですが、教師役という僕がこれまでに演じたことのない役柄に挑戦することもあって、より気になっている様子でした。特に(佐藤)大樹くんは「縦型って、どういう感じになるの?」と前のめりになって聞いてくれました。みんなUniReelをダウンロードして見てくれると思います。
――撮影はスマホで行ったのですか。
はい。スマホで撮りました。
――「スマホで撮りスマホで観る縦型本格ドラマ」ということで、撮影で特に気を付けたことはありますか?
アングルや画角の調整はありますが、基本的に僕はカメラをあまり意識しないほうです。スマホで本格ドラマを撮ったのは初めてなのですが、今回もほとんど意識していなかったです。ただ、撮る側であるスタッフの皆さんはすごく難しいのだろうなと思う部分はたくさんありました。スマホを縦にして撮ると画面の横幅の部分が極端に狭くなるので、普段のドラマ撮影とは違うのだろうなと感じていました。
――2025年、個人的にやってみたいことはありますか?
何か大きな買い物をしたいです。まだ具体的に決まってはいなくて、自分の中で欲しいものが出てきたらどんなに高くても思い切って買ってみようかなと。「これ、欲しい!」というものに出合えるかどうか。それも含めて楽しみにしています。
――最後に、八木さんの今の“推し”を教えてください!
最近、以前よく見ていたサッカーの試合をまた見るようになったんです。毎回見られるわけではないのですが、自分の今できるMAXで推し活しているつもりです。子どものころからニューカッスル・ユナイテッドFCのユニフォームが好きで、久しぶりに見たらやっぱりいいなと。アンソニー・ゴードンやアレクサンデル・イサクといったうまい選手も増えてきて、チームとしても力をつけているので本格的に推し始めようかなと思っています。
――どんなところに注目しながら試合を見ていますか?
もちろんボールを持っている選手を見ているんですけど、攻撃のスイッチが入るタイミングも面白くて。ロングフィードから展開していくときに逆サイドの選手が必ず動き出すんですよ。その駆け引きが見ていて楽しいです。一人の選手の動きにほかの選手が連動して、それがつながっていく。一つ一つの動きで全体が変わるからこそ、そのプレーが得点につながったときの興奮と衝撃はクセになりますね。
取材・文:小池貴之
撮影:中川容邦
スタイリスト:中瀬拓外(PICK)
ヘアメイク:福田翠(Luana)
2024年11月26日(火)配信スタート
未来高校3年F組の担任教師・丸山武(八木勇征)は、生徒に寄り添うことが絶対である学校教育の現場のせいで、同僚で恋人であった今泉理恵(堀未央奈)を失う。復讐を誓った丸山は、卒業式の前日に“最期の授業”と称して恋人を死に追いやった生徒たちを音楽室に閉じ込め、生き残った者だけが卒業できるデスゲームを仕掛ける。
出演
八木勇征 / 菊池日菜子 / 田鍋梨々花 / 山中柔太朗 / 星乃夢奈 / 志田こはく / 大倉空人 / 加部亜門 / 松本怜生 / みとゆな / 松本大輝 / 藤本洸大 / 今森茉耶 / 木下暖日 / 葛西杏也菜 / 向井怜衣 / 小田惟真 / 吉田叡史 / 中島結音 / 伊藤愛依海 / 八神慶仁郎 / 堀未央奈
スタッフ
脚本:鈴木努(日本テレビ)
監督:松永洋一(R.I.S Enterprise)
監修:鈴木勇馬(日本テレビ)
主題歌:「最期の約束」ちゃんゆ胃
プロデューサー:原浩生(日本テレビ) / 久保真一郎(日本テレビ) / 鈴木努(日本テレビ) / 松永洋一(R.I.S Enterprise) / 坪ノ内俊也(R.I.S Enterprise)
制作:吉田絵(日本テレビ)
企画・制作:日本テレビ
制作協力:R.I.S Enterprise
©「日本オリジナルショートドラマ」製作委員会
1997年5月6日生まれ。東京都出身。
2018年にFANTASTICSのボーカルとしてメジャーデビュー。俳優としては、2021年の「美しい彼」でドラマ初出演。以降、ドラマ「ばかやろうのキス」(’22年)、「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(’23年)、「婚活1000本ノック」(’24年)、「南くんが恋人!?」(’24年)など、多くの人気作に出演している。映画出演作は「イチケイのカラス」(’23年)、「劇場版 美しい彼〜eternal〜」(’23年)などがあり、現在「矢野くんの普通の日々」(’24年)が公開中。2025年2月21日に公開される「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」に主演・アキト役で出演する。
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