2025年02月27日 17時00分
インタビュー
2025年02月27日 17時00分
インタビュー
社内恋愛中の恋人に浮気されて別れて、イケメン社長から持ち掛けられたのが、偽装恋人となって復讐すること……。27日スタートのドラマ「復讐カレシ~溺愛社長の顔にはウラがある~」に、鈴木仁さんが紺野彩夏さんと共にW主演します。大企業の御曹司で、自身も母親の決めた婚約相手から逃れるために復讐に協力しながら、別の思惑もあるという役どころ。嘘から始まった関係から次第に惹かれ合い、溺愛ぶりも見ものとなるようです。
――「復讐カレシ」の佐鳥駿は台本に「整った顔立ちで華やかさをまとった」とあり、「すれ違う女性社員が見とれる」というキャラクター。ハードルが高い感じはしますか?
恥ずかしさがありますね(笑)。現場に入れば何も思いませんけど、台本を読んで「この役をやるのか?」という感覚になりました。あまり慣れてなくて。
――女性社員を振り向させるくらいに見えるよう、何かを意識したりも?
たぶん駿も何も意識せずに振り向いてもらっているので、そこはありのまま、変な顔をしてなければいいだろうと、スッとしています。かっこつけて何かしようとはせず、逆に無駄を省いている感じです。
――鈴木さんも学生時代に駿と同じような経験をされましたか?
どうだろう。高校時代からメンノン(MEN’S NON-NO)のモデルになっていたので、そういう目線で遠巻きに見られている自覚はありました。でも、直接話しかけられることはなくて、ちょっと駿と近かったかもしれません。
――バレンタインデーにはチョコをいっぱいもらった思い出などはありますか?
何もなかったです。本当に。弟は両手とランドセルに手持ちのカバンにも入れるくらい、チョコを持ち帰ってきてましたけど、兄弟でまるで違っていて。悲しいですよね(笑)。
――そうなんですね。鈴木さんは高嶺の花すぎたとか?
そういうことにしておきましょうか(笑)。性格もあったと思います。僕は親しみやすいというより、勝手に活発に動いていた感じだったので。
――「復讐カレシ」というタイトルを聞いて、どう思いましたか?
ドロドロしたものが来るのかなと思って台本を読んだら、「えっ? これ、かわいくない?」という(笑)。恨みは持っていますが、相手と接していくうちに影響を受けて、昔の自分を取り戻していく。純粋な心を持った人たちの話だと感じました。物語が進むにつれて、同じ感想を持つ人が多いと思います。
――復讐ものの作品をご覧になってはいたんですか?
海外作品で観ていました。殺人が絡んだりするものが多いですけど、最近だとNetflixの「殺人者のパラドックス」。殺された親の復讐という展開がありました。そういう作品を見るのは好きです。普通の生活では見えない心理や人の闇がどんどん表に出てきて、「やっぱりそう思うよね」となって。それを行動に移す物語が人間らしくて、見入ってしまうことが多いです。
――「復讐カレシ」でも”見返したい”というような感情はわかりますか?
わかりますし、行動や態度にも出ているなと。そこは見る方にも伝わらないといけないですけど、復讐を題材にした作品の中でも、今回は私生活に近いような、かわいらしい人間味があふれる内容だと感じます。
――そんな中で、駿をどう演じようと考えたんですか?
最初はより若手社長らしく、キリッとした見た目で無口なほうが、駿の変化や成長を感じていただけるかなと思っています。恋人と別れた舞香と出会って溺愛して、かわいらしさがちゃんと見え始める。だから、序盤の駿は冷たい感じになっていると思います。
――駿にご自身と重なるところもありますか?
周りからちょっと怖そうとかクールに見られがちな部分は、僕にもあります。でも、話したら結構おしゃべりだし、超アクティブで子どもっぽいところもあって。そこは駿と近いかもしれません。でも、僕は人に恨みをぶつけるタイプではなくて。ケンカもあまりしたことはなくて、自分の中で静かにくぐり抜けます。
――誰かにイヤなことをされたりしたら?
仕返しはしません。その人に得がないようにはするかもしれませんけど(笑)、言い合いになるのも疲れるから、黙って周りを見ています。「ああ、そうなっているんだ」と思いながら。だから、ケンカにはなりません。
2月27日(木)スタート
MBS 毎週(木)24:59~ほか
ホテルを運営する会社で働く服部舞香(紺野彩夏)は、社内の結婚間近の交際相手に二股をかけられてしまう。廊下でひとり泣いていたところを目撃されたのは、社長の佐鳥駿(鈴木仁)。大企業の御曹司で誰もが振り返るほど容姿端麗な彼から「嘘の恋人になって復讐しよう」と持ち掛けられる。駿も婚約相手から逃れるために協力が欲しいらしく、舞香は偽装恋人を演じることに。やさしい励ましや甘いささやきは全部演技のはずなのに、勘違いしそうになる。しかし、駿にはまだ秘密があるようで……。
1999年7月22日、東京都出身。
2014年に「アミューズオーディションフェス」でファイナリスト。2016年に「第31回メンズノンノモデルオーディション」で準グランプリから、「MEN’S NON-NO」専属モデルに。2017年にドラマ「リバース」で俳優デビュー。主な出演作はドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、「モトカレ←リトライ」、「さらば、佳き日」、「素晴らしき哉、先生!」、映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」、「からかい上手の高木さん」など。
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