2025年02月25日 11時46分
レポート
2025年02月25日 11時46分
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終始朗らかな表情で取材会に登壇した、THE RAMPAGE・陣
THE RAMPAGEのパフォーマーで、LIKIYAと共にリーダーを務める陣が、2月22日、ファーストエッセイ「JOKER」の発売記念イベントに登場。イベントに先立って行われた取材会で、本書の見どころを語りました。
「JOKER」は、幻冬舎とTHE RAMPAGEがタッグを組んで12カ月連続で刊行する「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS」の8作目。オーディションからグループ結成にかけての思い、リーダーとしてのメンバーへの接し方、先輩やさまざまな恩人との交流……。愛されリーダー・陣がTHE RAMPAGEを愛情たっぷりに語った、THE RAMPAGEをもっと好きになるようなエッセイ本です。
「30歳の、グループのリーダーをやっている人間がこういうことを考えてるんですっていうことを、今のこの時代を生きている人たちに向けて発信したいなと思いました。読んだ方がいろんな感想を抱けるように、押し付けがましくならないようにという、その辺のバランスはすごく意識しています。自叙伝でもなく、自己啓発本でもなく、フラットに今自分が思っていることを伝えたいなと思いました」と語った陣は、「完成してほっとした」と笑いながら「自分にしか書けない、最高の1冊ができたと思います」と。貴重なエピソードを盛り込むために、「今までどこでも出したことのないような内容やトピックを自分の中から切り出して話すということを頑張りました」と、充実の内容に自信をのぞかせます。
地元・大阪での下積み時代の話もたくさん登場する本書ですが、中でも印象に残った企画は、中学時代の恩師・坂井先生との対談だそう。最初の授業で、アメリカの実業家、アンドリュー・カーネギーが墓碑に刻んだ「自分より優れたる人を自分の周りに集めたる人、ここに眠る」という言葉を先生から教わり、それが刺さったと話す陣。「自分より優れてる人、才能がある人……僕で言うTHE RAMPAGEの他の15人ですよね。僕にないものを持っている15人が今自分の周りにいて、僕をリーダーって言ってくれている環境って、そのとき先生が大事にしろよと教えてくれたことに近しいものがある。周りの人たちをリスペクトしながら一緒に夢を追っていける今にすごくつながっている」と、改めて先生からもらった言葉に感謝します。
また、本書には、メンバーと陣の、揺るぎない絆や培ってきた関係性が分かるページが盛りだくさん。そんなメンバーたちに、陣はさっそく出来立てほやほやの1冊を名前とメッセージ付きで渡したものの、その反応はさまざまだったとか。武知海青は、本を受け取ったその場ですぐ目を通し、メンバーと陣がそれぞれメッセージ交換をしているページを見て、「かわいい、かわいい」とニコニコだったそう。「誰よりも困らせたと思うし、誰よりも叱られた。ごめんなさい! 陣さん」(鈴木昂秀)、「陣さんと僕は正反対、仲良くできないと思ったけどいい感じで過ごしてます」(藤原樹)など、メンバーからのほのぼのしたコメントに和んでいたそうで、これには陣も大喜びでした。
川村壱馬は目次に目を通してパッと本を閉じ、「これ絶対オモロイから家でゆっくり読もう」と言ってくれたとのことで、「あの熱量はホンマでしたね」と陣はご満悦。一方、マイペースな神谷健太は、もらった本をテーブルの端に置きっぱなしにしていたそうで、ちょっぴり不満げな陣は「ブログでこの本のことを書いて、『そういえば陣さんからもらった本、読んでみよう』とサブリミナル的にメンバーに思い出してもらおう」とニヤリ。何としてでもメンバーに読んでもらいたい、けなげなリーダー・陣なのでした。
記者からは、THE RAMPAGEという個性豊かなメンバーたちをまとめあげてきた陣に対し、リーダーとして大事にしていることについての質問が投げ掛けられます。「上司が部下の意見を取り入れている会社はいいなと思う」という陣が大事にしているのは、やはり風通しの良さ。「メンバーが『陣さん、これどうですか』っていう軽い提案ができる雰囲気を作るのが大事。同じグループでやっているので、みんなの意見を平等に取り入れたいし、フラットに意見できる環境を作るということは意識しています」と、自身のモットーを語ります。そんな陣が抱くTHE RAMPAGEとしての野望は、一つの時代を作ること。「例えば30年後に、『30年前のあの時代はTHE RAMPAGEすごかったよね』とか『時代を彩ってたよね』と言ってもらえるようなグループになりたい」と熱い思いを明かしました。
なお、本書のタイトル「JOKER」には、“ジョークを言う人”という意味に加え、グループの“切り札”という意味も含まれており、「どんな面で切り札なのか?」という質問も。「メンタルめっちゃ強いんです」という陣は、「考えすぎたり、真面目すぎたり、自分で速度制限できなかったり、そういうメンバーの支えにはなれているのかな」と自己分析。「それから、外交ですよね。THE RAMPAGEってちょっといかついのかな、とっつきにくいのかなと思われがちですが、実はそんなことないんですということを伝える、外交官みたいな立場です(笑)」と、外交担当らしい親しみやすい笑顔で語りました。
また、1000個以上の雑学を持つことで知られる陣に「今日にふさわしい雑学を」といきなりの無茶振りも飛びますが、「今日(2月22日)、猫の日じゃないですか」と咄嗟に対応。「猫と犬はもともとミアキスという同じ動物が先祖です」と、さすがの雑学を明かし、記者陣を感心させていました。
最後には、「この『JOKER』がTHE RAMPAGEというグループをより深く知っていただけるきっかけになるんじゃないかなと思います」と、本書をPRした陣。さらに、「答えが見つからない悩みを抱えてる人もたくさんいると思いますけど、この本のなかで自分が今持っている、自分の中の答えみたいなものを書かせてもらっています。理不尽なことにぶち当たっているという方たちにこの本を読んでもらえたら、たぶんスッキリすると思います。『こういうやり方もあるのか』とか、何でもいいんですけど、何か1つ持ち帰っていただけるような本になっているので、ぜひ一度読んでください」と、力強くアピールしていました。
取材・文:高瀬純
2025年2月20日(木)
幻冬舎刊
ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEでパフォーマーを務め、グループのリーダーの一人として16人をまとめている陣の1stエッセイ。トーク力に定評があり、ラジオやバラエティー番組でも活躍、グループ内でもMCを担当することが多い陣がTHE RAMPAGEの10年を語り尽くす。熱血で人情味にあふれ、時に涙もろい……そんな愛されリーダー・陣が見つめるメンバーたちの素顔とは。これまで明かされることのなかったグループの歴史や、メンバーとの関係性、今だから話せるマル秘エピソードなど、グループのことを誰よりも熱く思い続けてきた陣だからこそ知る、THE RAMPAGEの裏側が明らかに。笑って、泣けて、THE RAMPAGEのことがもっと好きになる、ファン必読の一冊。
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