2025年02月28日 16時00分
インタビュー
2025年02月28日 16時00分
インタビュー
「聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE」で主人公・デュランを演じる小笠原海さん
――本作のキャストにはEBiDANの後輩にあたる阿久根温世さん、山本龍人さん(共にICEx)、高尾颯斗さん(ONE N’ ONLY)も名を連ねています。
そうですね。きっと彼らは僕を頼ってくれていると思うんですよ。はっきりと言いたい。俺が頼ってるぞ、と(笑)。僕、潜在的人見知りなので……。
――まったくそんなふうに見えません。
人見知りじゃないと思われがちなんですけど、めっちゃ人見知りなんです。ある程度関係性が続く相手だと特に、変に気を使ってしゃべれなくなります。なのであいつらがいてくれると助かりますね、心強いです。というか僕が一番その心強さを感じてると思います。後輩たちよりも確実に(笑)。特に颯斗は何回かご飯に行ったりもした仲なので。さすがに温世とか龍人は年齢が下なので、そこまではまだないんですけど、去年あたりからEBiDANの現場が増えたので、会えばしゃべったりしてました。
――小笠原さんは畏れ多いくらいの大先輩として見られているようなイメージがあります。
勝手にビビられてるんですよ(笑)。不服だと伝えたい。基本的に僕とタクヤ(草川拓弥 / 超特急)はビビられてます。威厳、ヤダ(笑)。
――今回の舞台できっと距離が縮まると思います。それでは、舞台を見に来られる小笠原さんのファンの方々と、作品のファンの方々へ、メッセージをお願いします。
原作に触れたことのある方は、皆さんがプレイしたキャラクターたちが手を離れて舞台の上で動き出すという、新鮮な体験を楽しんでいただけると思います。原作ではキャラクターを3人までしか選べないですが、舞台では6人全員が密接に絡み合います。デュランを含めた主人公6人が、それぞれの目的を持って関わり合って、仲間になって……という展開は、この舞台でしか見られないと思うので、そこはぜひお楽しみに。自分で自分にプレッシャーを与えるようですが、ぜひ期待して見に来ていただけたらなと思います。
原作に触れたことのない方や、キャストのファン、僕のファンだったり、制作チームのファンだという方もきっといらっしゃると思います。僕は原作があるものを実写化するにあたって、何よりも“原作に帰着すること”が重要だと思っているんです。だから観劇してくださった方々が帰り道に「原作面白そうだな、プレイしてみようかな」と思ってくださることが、一番のゴールだと思っています。原作へのリスペクトと愛情を持って、大切に演じて、原作に触れる方々がもっと増えるきっかけの作品になればうれしいなと思います。
――最後に「推し楽」は“推し活する人を応援するサイト”ということで、小笠原さんの今の“推し”を教えてください。
「ラブライブ!スーパースター!!」です。
――即答ですね。きっかけは?
去年くらいから、アニメやドラマ、映画、音楽などなんでも、今まで触れてこなかったジャンルにちゃんと触れよう! というシーズンを設けているんです。僕はけっこう好きなジャンルが固まっているほうで、それしか見なかったりしていて。たとえば映画だったらノーラン(クリストファー・ノーラン監督)作品ばっかり見るとか、音楽はK-POPとか。でももう少しいろいろな文化に触れたいなと思って、好き嫌いせずにたくさんの作品を見るっていうのを今も続けていて。それでアニメが好きな友達に「アニメ見ようと思うんだけど、何がいいかな?」って聞いたら、これをおすすめしてもらいました。で、見たら、めっちゃハマりました。
――小笠原さんの心に刺さったポイントはどんなところですか?
「ラブライブ」っていうのは、甲子園とかインターハイというような大会の名前なんです。すごく簡単に説明すると、高校生の子たちが部活で「スクールアイドル部」を作って、大会に出るために活動していくお話です。その感じが、スポーツ漫画にも近しいものがあるというか。“高校生の3年間にしかない青春”みたいなものがすごく、刺さりましたね。あと、カワイイ。
――なるほど! 多忙な合間を縫って鑑賞されているんですね。
そうですね、暇を見つけて。あと楽曲がめっちゃよくて、移動中によく聴いてます。制作陣がかなりガチで、ラッパーのKEN THE 390さんが作詞作曲された曲もあるんです。音楽面でもすごく力が入った、クオリティーの高さを楽しめるので、そこも面白いなと思ってます。
取材・文:篠田冴
撮影:瀬津貴裕(biswa.)
スタイリスト:東正晃
ヘアメイク:今津那保
©︎SQUARE ENIX
世界が闇に閉ざされていたころ、マナの女神は「マナの剣」で神獣を打ち倒し、「マナストーン」に封印。世界に平穏が訪れた。しかし、時が流れ、魔法の源であるマナが減少し、再び混乱の渦に巻き込まれようとしていた。
この運命に翻弄されるのは、草原の国フォルセナの傭兵・デュラン(小笠原海)を始めとする6人の若者たち。彼らはそれぞれの思いを胸に、運命に抗うために「マナの剣」を求めて奮闘する。果たして暗躍する悪の存在から世界を救うことができるのか!?
会場 東京都 サンシャイン劇場
2025年3月7日(金)~16日(日)
※3月11日(火)は休演
会場 大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
2025年4月4日(金)~6日(日)
スタッフ
原作:聖剣伝説3 TRIALS of MANA(スクウェア・エニックス)
音楽:菊田裕樹
脚本・演出:松多壱岱(ILCA)
美術:松生紘子
殺陣:安田桃太郎(BRATS)
衣装・特殊造形・小道具:勝又睦実(atelier mucci)、やっほーいとう(BOILING)、山田菜生(Nebe)
メイク:佐藤健司
ウィッグ:清水智也(UNDERGROUND)
音響:田中慎也
映像:曾根久光、御調晃司
レーザー:御調晃司
照明:新里翼(マーキュリー)
演出助手:荻原秋裕
舞台監督:田中聡
プロデューサー:河野英明(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)
企画協力:スクウェア・エニックス
主催・企画・製作:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
出演
デュラン:小笠原海(超特急)
ケヴィン:青柳塁斗
アンジェラ:飯窪春菜
リース:礒部花凜
ホークアイ:阿久根温世(ICEx)
シャルロット:宮崎あみさ
理の女王:最上もが
紅蓮の魔導師:高尾颯斗(ONE N' ONLY)
獣人王:桜庭大翔
美獣イザベラ:野本ほたる
ヒース:山本龍人(ICEx)
英雄王/リチャード:石坂勇
黒耀の騎士/ロキ:高木トモユキ
死を喰らう男:原西孝幸(FUJIWARA)
竜帝:合田雅吏
ほか
©︎SQUARE ENIX
1994年9月27日生まれ、神奈川出身。メインダンサー&バックボーカルグループ超特急のメンバー。グループの冠番組「VS.超特急」(日本テレビ)が2025年4月にスタートするほか、番組連動ライブが4月19日、20日にKアリーナ横浜にて開催。
個人の活動としては、映画「告白」(‘10年)、映画「サイドライン」(’15年)、映画「東京喰種」(‘17年)、映画「東京喰種 トーキョーグール 【S】」(‘19年)、ドラマ「御社の乱れ正します!」(’24年)、朗読劇「ROOMS」(’24年)など、アーティスト活動以外に俳優業など幅広く活躍。
75
この記事はいかがでしたか?
1記事10回までリアクションできます
RECOMMENDED TAGS
REAL TIME RANKING
CHEER RANKING