2025年04月03日 17時00分
インタビュー
2025年04月03日 17時00分
インタビュー
土曜ドラマ「地震のあとで」で小村役を演じる岡田将生さん
――いろいろな角度からの阪神・淡路大震災が描かれていますが、本作に出演したことで印象は変わりましたか?
当時、僕はまだ子どもであまり記憶がなかったのですが、大人になりこうして仕事で関わらさせていただいたことで、年月が経っても地震は人間一人一人をこんなにも揺らすのだと感じました。距離も時間もあるけれど、みんな同様に揺れている……。そんなことを感じながら演じました。
――小村は阪神・淡路大震災のニュースを見つめる妻の姿を見て、次第に心に変化が見られましたが、岡田さんご自身は大きな出来事と出会ったときはどのような行動を取ると思いますか?
きっとこういうときに人間性が出ると思います。自分がどういう人間なのか、実はまだわからないんです。真っ先に自分の命を優先するのか、人のために動くのか、状況を見据えて動き出すのか……。実際に直面してみないとわからないですね。だからこそ人間って面白いのだと思います。
――妻・未名を演じた橋本さんとのお芝居はいかがでしたか?
橋本さんとは15年前の映画「告白」('10年)で出会ったのですが、また共演させてもらうのは大変うれしかったです。僕自身の変化を彼女に見せたいと少し緊張しました(笑)。橋本さんはセリフがない難しい役でしたが、橋本さんのお芝居を見ていると、彼女が見ているテレビの先に何があるかをずっと考えさせられて。小村の内部に何かが起きるきっかけになるシーンなので、それを見事に演じている姿は大変素晴らしかったです。橋本さんだったからこそ、僕が小村としてあの空間でしっかりと立つことができたと思います。
――今回は釧路でも撮影されたんですよね。
釧路で撮影できたのは本当によかったです。東京から釧路に行って非日常を味わって……。環境が変わると内側も変化していくので、かなり役とリンクする部分が多かったです。釧路では唐田(えりか)さんとのシーンが多かったのですが、2人で迷いながら、撮影の合間も「このシーンの意図は何なんだろう?」と話し合いながら作ったのが印象的でした。その瞬間でないと成立しないことも多かったので、現地で撮影できて小村の気持ちをより深く探ることができました。ただ気持ちはずっとここにあらずで、小村のようにさまよっていました(笑)。
――今回のような役を演じているとき、撮影が終わってすぐに気持ちを切り替えられるものですか?
釧路ではホテルに戻ってもずっと意識は小村のままで、頭の中は作品のことがぐるぐると回っていました。いつもは家に帰ると自然と自分に戻っていくので、そう考えると家という存在は自分を取り戻すのにすごく大事な居場所なのかも。家だと家事を含めて日常に追われるので必然的に戻される部分も多いのだと思いますが(笑)。昔は、プライベートでも演じている役や作品に影響を受けている自分が好きだったんです。何かをずっと考えているのが楽しくて。ただ同時に常に役に引きずられていると、自分が見えなくなるしんどさもあって。でも30代後半になってきて切り替えがつくようになってきました。やっぱり年を取るって自分を知ることなんだと思います。
©NHK
2025 年4月5日スタート 毎週(土)22:00~22:45
1995 年に発生した阪神・淡路大震災の後、作家村上春樹が著した4つの短編を、震災から30 年を迎える2025年の節目に連続ドラマ化。年代も舞台も異なる4つの物語を通し、“地震のあと”の30年間を描く。阪神・淡路大震災の影響を、現地ではなく遠い場所で受けた人間たちの“喪失”を伴う奇妙な物語。
岡田将生主演の第1話は、「UFOが釧路に降りる」。
1995 年、東京。阪神・淡路大震災のニュース映像を見続けていた未名(橋本愛)は、突然家を出て行く。夫の小村(岡田将生)は、妻の行方もわからないまま、後輩に依頼された“届け物”をするため釧路へ赴く。妻はなぜ出て行き、どこに行ってしまったのか? 小村は、釧路で出会った女性たちに奇妙な旅へと導かれていく。
出演
第1話:岡田将生 / 橋本愛 / 唐田えりか / 北香那 / 吹越満 / 泉澤祐希
第2話:鳴海唯 / 黒崎煌代 / 堤真一
第3話:渡辺大知 / 井川遥 / 渋川清彦 / 木竜麻生 / 黒川想矢
第4話:佐藤浩市 / のん(声) / 錦戸亮 / 奥野瑛太 / 津田寛治
スタッフ
原作:村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」より
脚本:大江崇允
音楽:大友良英
制作統括:山本晃久 / 樋口俊一 / 京田光広
プロデューサー:訓覇圭 / 中川聡子
演出:井上剛
1989 年8月15日生まれ。東京都出身。
2006 年にデビュー。近年の出演作に、「ザ・トラベルナース」('22年、'24年)、連続テレビ小説「虎に翼」(’24年)、「御上先生」('25 年)、映画「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」('24年)、「ゆきてかへらぬ」('25年)などがある。
©NHK
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