2024年08月24日 20時00分
インタビュー
2024年08月24日 20時00分
インタビュー
THE RAMPAGEが幻冬舎とタッグを組み、12カ月連続でメンバーをフィーチャーした書籍を刊行する企画「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」。その第2弾となる、神谷健太さんと与那嶺瑠唯さん、いわゆる“ハイサイコンビ”による「THE RAMPAGE うちなーぐちかるた ハイサイコンビの想い出ガイドブック付き」が発売中! THE RAMPAGEメンバーにまつわるエピソードをうちなーぐち(沖縄の方言)で表したかるたと、ハイサイコンビ思い出の地で撮影を行ったガイドブックがセットになったスペシャルな1冊です。
小学生の頃に知り合い、それぞれ違う道のりをたどりながらも偶然同じグループに所属することになった神谷さんと与那嶺さん。そんな2人に、本書の見どころに加えて、ハイサイコンビならではの独特の距離感についても語ってもらいました。果たして2人は通じ合っているのか、いないのか……!?
——今回、かるた+ガイドブック という少し変わった形式になった経緯をお聞かせください。
与那嶺瑠唯 元々は旅行ガイドブックにしようかという話もあったんですけど、せっかくなら沖縄の方言も入れたくて、うちなーぐちを使ったかるたを作ろうと。それに加えて、自分たちが生まれ育ってきた思い出の地を巡って、普通のガイドブックには載っていないような場所を紹介したいということで、こういう形になりました。
——かるたの読み札はどうやって決めていったのですか?
与那嶺 スタッフさんとかメンバーにTHE RAMPAGEに関するエピソードを出してもらって、それをうちなーぐちにしていって。
神谷健太 そのメンバーの特徴に合ったうちなーぐちを探していく作業が結構大変でしたね。
与那嶺 表現が難しい部分もあったんですけど、本当に自分たちが普段使っている方言に変えていきました。
神谷 だから若者にウケると思います。
——お2人で話すときは読み札のような言葉で?
神谷 最近はもう標準語になりました(笑)。でも、沖縄から帰りたてのときはこういう感じでしゃべることはありますね。
与那嶺 あと、親と電話したときとか。今、沖縄にいる人たちに触れたら戻りますね。
——テレビで聞いたことがある言葉や、横に書いてある“標準語訳”を見て初めて意味がわかるような言葉もありました。
与那嶺 普通に話をしているようなうちなーぐちなので、沖縄の人たちにも喜んでもらえると思いますし、THE RAMPAGEのファンで沖縄に興味があるという人にも「こういう言葉を使ってるんだな」と楽しんでもらえると思います。しかもそれがメンバーのエピソードだから、何倍も楽しいかるたになっているんじゃないかな。
——好きな読み札は?
与那嶺 いっちゃん(藤原樹)の「記憶力よすぎてどぅまんぎたー! はっさ、お酒飲むとAI壊れがちね? ひーじー?」っていうのがあるんですけど、これめっちゃ好きですね。“どぅまんぎた”は「驚いた」で、“はっさ”はびっくりしたときに言う……。
神谷 英語で言う「Wow!」みたいな。
与那嶺 で、“ひーじー”は「大丈夫?」っていう意味で。沖縄の人がこれを見たら、もう腹抱えて笑うと思います。
神谷 (ほかの読み札の)“ばっぺーた”も結構くだけたうちなーぐちで、普通の方言ガイドブックには載ってないと思います(笑)。
与那嶺 「間違えちゃった」っていう意味なんですけど。
神谷 あと、「無茶ぶりが多い自由な先輩」って訳した“やっけーしーじゃーパワー”。
与那嶺 これも若者がよく使う言葉ですね。厳密に言えばヤバい先輩って感じの意味なんですけど、柔らかく訳させていただきました(笑)。
神谷 これは沖縄の人にウケると思います!
——箱の装丁にも、沖縄の紅型が使われていてとてもかわいいです。
神谷 これは自分たちの意見を反映してもらって。最初のデザインはなんというか、シンプルな 感じだったんですよ。今の時代って、CDもそうですけど皆さん部屋に飾ったりするじゃないですか。なので、パッと見て派手なほうがいいなと思って、沖縄っぽさを取り入れたデザインにしてもらいました。
——ガイドブック 「CHURATIONAL」の写真もすごく自然な感じですてきでした。撮影はいかがでしたか?
与那嶺 僕たちが育ってきた思い出の場所ばかりなので、撮影しながらいろいろ思い出すものがありました。
神谷 (ページをめくりながら)見てるだけで沖縄に帰りたくなりますね。子供の頃から行っている場所とか、ゆかりの地とか……。今まで公に話していないところでも撮影してます。
与那嶺 通ってた話はしていたけど、ここまでガッツリ場所を明かしたことはなかったからね。
——住所が書いてあるから、ファンの方は聖地巡礼ができますね。
与那嶺 すぐ見つけられますよ。
神谷 僕らが(沖縄に)帰ったときは大体このあたりに行ってます(笑)。
——個人的な話で恐縮ですが、この間野球を見に初めて沖縄に行きまして。沖縄セルラースタジアム那覇のある奥武山公園がガイドブック に出てきていてうれしかったです。
与那嶺 ああ~。そこでずっとダンスしていましたよ。球場のすぐ隣に僕らの通っていた小禄高校(沖縄県立小禄高等学校)があるんですよ。
——学校内で撮影されたショットは青春を感じさせますね。
神谷 (教室で座っている写真を見ながら)これは当時、実際に座っていた席です。
与那嶺 びっくりするくらい“匂い”がそのままでした。こんなに変わらないんだ、っていう。
神谷 そうそう。もうちょっと跡を残しておけばよかったな~。
与那嶺 でも健太、いいもの残したじゃない。今回、生徒に向けたメッセージを色紙に書かせてもらったんですけど、健太は「世界はひろいよ!!」って書いていて。いろいろ見てきたんだなって思わされましたね。
神谷 恥ずかしいからもう回収してほしい……。
与那嶺 図書室に飾られてるみたいだけど、話題にはなってないですね(笑)。
神谷 あ、でもちょっと前にTHE RAMPAGEのリリースイベントで沖縄に行ったとき、「小禄高校出身です!」って声かけてきてくれた方が結構いましたね。
与那嶺 いたねー!
神谷 「一緒の先生に習ってます!」って人もいたり。この写真は小禄高校出身の人が見たら懐かしくて感動すると思う。僕もこの写真、高校時代の友達に送りましたもん。
——他にガイドブックに載っているところでおすすめの場所はありますか?
神谷 コザ・ミュージックタウンっていう場所が載っているんですけど、ここはゲート通りといって、外国の方と日本人が入り混じったエリアで。音楽も盛んだし、ファッションとか街並みも外国っぽくて面白いと思います。
与那嶺 ゲート通りから1本入ったところの中央パークアベニューもいいよね、おいしいタコライス屋さんがあったりして。本当に、おすすめの場所がいっぱいあります。
——あとはお2人のなじみのローカルフードもたくさん載っていたのが興味深かったです。
与那嶺 みんなが沖縄に行ったときのお土産の参考にしてもらえたらなって。よく「沖縄で何を食べたらいい?」って聞かれるので、沖縄そばだけじゃないよという思いでいろいろ挙げさせてもらいました。
——沖縄限定のミルクティーが気になります。
与那嶺 UCCさんの「霧の紅茶」っていうミルクティーですね。ありんくりんのひがりゅうたさんがやっている、“まさとし先輩”っていうキャラクターが毎回飲んでるんです。
神谷 沖縄で有名な、YouTubeもやっている面白い芸人さんです(笑)。
与那嶺 僕らも、おすすめのローカルフードを皆さんに買ってもらって、その企業さんからCMをいただけたら……(笑)。
——お2人自身のことについても少しお聞かせください。THE RAMPAGEには幼なじみコンビが何組かいらっしゃいますが、その中でハイサイコンビならではの特徴というと?
神谷 地元に帰ったときだけしかちゃんとしゃべらない(笑)。
与那嶺 グループではこうやって2人になる時間があんまりないんですよ。
神谷 共演NGなんで(笑)。
与那嶺 出されてるんですよ、プライベートNG(笑)。
神谷 こうやって“共演NG”って言っていたら、その噂がいろんなところで出回って。UVERworldさんは僕ら2人とも交流があるんですけど、僕のほうが後から知り合ったんですよ。初めてお酒を一緒に飲もうとなったとき「あっ、瑠唯もいるんだけど大丈夫? 共演NGなんでしょ?」って言われて(笑)。そんな、先輩たちに気を遣わせるほどのものじゃないんですよ(笑)。
与那嶺 共通の友達まで「今から健太来るけど大丈夫?」って聞いてきます(笑)。
——そこまで本気のNGではない、と(笑)。
神谷 はい、もう持ちつ持たれつで。
与那嶺 どういうこと(笑)? 僕は健太に関してのNGは全然何もないですからね。もう全部受け止める。
——ずっと一方通行の愛という感じですもんね(笑)。
与那嶺 そうですね。しかも、一方通行がすっごい長いんですよ。バックすることもできないくらい長い一方通行です。
——神谷さんとしては、昔からお互い知っているだけにちょっと照れくささみたいなものがあったり?
神谷 照れはないんですけど……やっぱり長く一緒にいすぎたからっていうのはあるかもしれないですね(笑)。そういえば今年、びっくりしたことがあって。THE RAMPAGE結成したての頃は一緒に帰省していたんですけど、最近はそれも別々で、いつ帰るかの話も全然してないんですよ。でも、今年の年始は偶然同じ飛行機で。
——すごいですね! どこで気づいたんですか?
神谷 搭乗口のところです。この人、ヤバいですよ(笑)!? 僕は、沖縄行きの飛行機だからバレるかなと思って、マスクして帽子かぶって、変装まではいかないですけどちょっと気を付けていたんです。でもこっちはこの紫色の髪のまま椅子に座ってて「与那嶺やん!」って(笑)。
——声はかけましたか?
神谷 「(ぶっきらぼうに)おう」って。
与那嶺 ずっと前に人が立ってるなと思ってパッと顔を上げたら、健太でしたね。すごい変装してるなって思いました(笑)。
——すごい偶然ですね。やっぱり何か通じるものが……。
(2人同時に)
与那嶺 ありますね。
神谷 ないと思いますね。
——では最後に、“推し楽”にちなんでお2人の今の推しについてお聞かせください。
神谷 僕の推しは木下晴香さん。歌が上手な人はこれまでたくさん見てきたんですけど、久しぶりにびっくりしました。「ここは引いて歌ってるな」とか、勉強をしていたらわかるうまさなんですよ。しかも、それをひけらかさない歌い方というか。
——木下さんの歌にはどうやって出会ったのですか?
神谷 僕、なかなか寝付けないときはディズニーのオルゴールを聴いてるんですけど、その流れで木下さんが歌うディズニーの歌を聴いて知りました。今、めっちゃ聴いてます。YouTubeの再生回数はかなりの数が僕なんじゃないかと思うぐらい(笑)。今一番会いたい方ですね。
与那嶺 僕は、最近アイドルですごいと思った子がいて。THE SUPER FRUITっていうグループの小田惟真くんです。すごいなと思って全部ディグっていって、YouTubeも見てます。僕の最近の推しですね。
——どういった魅力があるのですか?
与那嶺 ダンスもうまいし、見せ方もうまくて。しかも17歳なんですよ。
神谷 2007年生まれ!? オカザイルの年じゃん!
与那嶺 中学校を卒業したのが2019年くらいで、「えっ?」ってなった(笑)。今、47都道府県でフリーライブをしているらしいので、どこか行ってみようかなと思ってます。
神谷 そこは沖縄って言っとけよ〜。
与那嶺 確かに(笑)。この本、持っていってプレゼントしようかな。THE SUPER FRUITは7人組なんですけど、みんな仲が良さそうなので、かるたで遊んでくれたらうれしいですね!
取材・文:高瀬純
撮影:後藤倫人
ヘアメイク:AKI(KIND)
スタイリング:山田莉樹
1995年5月27日生まれ。沖縄県那覇市出身。2010年、EXPG STUDIO OKINAWAに入学。2014年、「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」を受け、合宿審査で落選するもTHE RAMPAGEの候補メンバーに。後に正式にTHE RAMPAGEのパフォーマーとなり、2017年に1stシングル「Lightning」でデビュー。2021年放送のドラマ「3Bの恋人」で初のドラマ出演を果たす。グループ派生ユニット・MA55IVE THE RAMPAGEとしても活動。
1995年8月16日生まれ。沖縄県豊見城市出身。2013年、EXPG STUDIO OKINAWAに入学。2014年、「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」を受け、最終審査で落選するも、THE RAMPAGEの候補メンバーに。後に正式にTHE RAMPAGEのパフォーマーとなり、2017年に1stシングル「Lightning」でデビュー。2022年、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)にシーズンレギュラーとして出演。
2024年8月20日(火)発売
幻冬舎刊
沖縄出身の“ハイサイコンビ”、神谷健太と与那嶺瑠唯がプロデュースしたかるた+ガイドブック 。グループやメンバーにまつわるエピソードを沖縄方言に変換した「うちなーぐちかるた」の取り札はフォトカード風仕様で、THE RAMPAGEメンバー16人が全員登場。読み札にはメンバーやスタッフだからこそ知るマル秘エピソードが満載で、読み札と取り札どちらも楽しめる仕上がりとなっている。また、2人のルーツをたどるガイドブック 「CHURATIONAL」は、ゆかりの地で撮影されたグラビアをメインに、沖縄のローカルグルメや、2人の年表なども掲載。美ら海よりも深い沖縄愛や、2人の出会いからこれまでを語ったロングインタビューも必見!
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