2024年10月18日 17時30分
特集
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「Re:Born」MCを務めるチャン・グンソクの登場シーン
12組のK-POPボーイズグループが日本デビューを懸けて戦いを繰り広げるリアリティサバイバル番組「Re:Born」。9月27日の放送スタートからK-POPファンの熱い注目を集めてきた番組は早くも#3の放送が終了し、最終戦に臨む5チームが選抜されました。優勝を懸けさらに激しさを増すバトルを前に、改めて今回の出演に名乗りを上げた12組のボーイズグループと、彼らのパフォーマンスを振り返ってみましょう。
「Re:Born」#1では各グループが1組ずつ登場して自己紹介を行い、自身のグループをキーワードで紹介するほか、事前に実施されたアンケートの結果も発表されました。この記事では番組での登場順に各グループを紹介します。
トップバッターは2020年6月にデビューしたE'LAST。多彩なコンセプトを完璧に昇華する実力の高さから「万能コンセプトアイドル」と呼ばれる彼らは、自身を「強力な優勝候補」というキーワードで表現。事前アンケートでも他のグループから「一番強力な優勝候補」に選ばれるなど、その実力の高さは折り紙付き。
2024年1月にデビューしたDXMON。デビュー前からアメリカや日本のダンサーによる猛特訓を受けるなどパフォーマンスに並ならぬ情熱を注いでいる彼らは、「悪魔の才能」というキーワードでみなぎる自信を表現しました。
WAKERも2024年1月にデビューした新人グループ。メンバー全員がサバイバルオーディション番組の経験やアイドルとしての活動歴があり、デビュー前の初来日公演では連日満員になるなど早くも話題を集めていました。事前アンケートでは「最高のビジュアルグループ」に選ばれるなど、ビジュアル力も◎。
2023年4月デビューのXODIACは、韓国出身メンバー6人、香港出身メンバー2人、そしてK-POPボーイズグループ初のインドネシア出身メンバー1人で構成された多国籍グループ。王子様のような純白の衣装で登場した彼らは自身を「グローバル王子様」というキーワードで紹介し、海外での高い人気をアピール。
DIGNITYは2022年のプレデビュー後、サバイバルオーディション番組「PEAK TIME」に出演。実力を磨き多くのグローバルファンを獲得した彼らは、2024年7月に待望の正式デビューを果たしました。メンバー全員がほぼ同い年で、昨今のトレンドであるY2Kをコンセプトにした清涼感あふれるグループ。
BXBは2023年1月にデビューしたグループ。メンバーの4人は以前にTRCNGというボーイズグループのメンバーとして活動しており、グループ解散後にBXBとして再デビューの道を選びました。小学生や中学生の頃から共に過ごしてきており、その絆の深さをステージのパフォーマンスでも見せてくれます。
WEUSは2023年5月にデジタルシングル「Purple Sky」をリリースしてデビューし、これまでに「Starry Dream」「Fate」といったダブルシングルをリリース。当初は8人組だったがメンバーの変遷を繰り返し、現在は4人組ボーイズグループとして活動をしています。
AIMERSは2022年11月にデビュー。2023年には日本公式サイトをオープンしており、日本でのライブツアーやリリースイベントなどを積極的に行っているグループ。自身の武器として「ひときわ目を引くキレキレのダンス」を挙げた彼らのダンスの実力に注目です。
あふれる覇気と共に登場し出演者たちを驚かせたL5STは、実はデビュー前のグループ。「Re:Born」でのパフォーマンスが事実上のデビューステージとなる彼らは、早くも9月から10月末にかけて長期の来日公演を行っており、これからの活躍に期待がかかります。
EASTSHINEは2023年11月にデビューしたグループ。平均年齢は18歳、最年少メンバーのフェニックスはなんと15歳で、今回の出演者の中では最年少グループ。ステージに登場した彼らは「シュッシュ、ポッポ」と汽車のように進むパフォーマンスを見せ、キュートな少年らしさを振りまきました。
対して今回の出演者の中で最年長となるのは、2019年1月にデビューしたBeMAX。6年にわたり活動していた彼らですが、所属事務所が変わったことによりグループ名の変更を余儀なくされるなど、さまざまな苦難を乗り越えてきたグループ。往年の“ドル”のようなビジュアルでベテランの風格を見せました。
そして最後を飾るDKBは、2020年2月にデビューしたグループ。作詞作曲に加えて振付まですべてメンバー自らが手がける「クリエイティブアイドル」として知られています。登場前から「強烈なヒーロー」「パフォーマンスの帝王」とささやかれ、他の出演者から今回の優勝候補と目されている実力派。
数多の苦難を乗り越えてきたベテランからデビューほやほやの新人まで多様なバックグラウンドを持つ12組がそろう中、さまざまなオーディション番組の経験者が数多く出演していることも注目ポイントの一つ。
まずDIGNITY、BXB、AIMERS、DKBは、日本でも人気を集めたサバイバルオーディション「PEAK TIME」に出演。DIGNITYとBXBは「PEAK TIME」で対決したグループ同士で、DIGNITYは8:0で完敗するという苦い経験を味わっています。インタビューパートではDIGNITYのメンバーが当時の思いを語りながら今回の抱負を語る場面も。
オーディション番組の出身者が所属するE'LASTやWAKERにスポットライトが当たる中、最も注目を浴びたのはDKB。ダンスオーディション番組「Dancing High」での優勝経験を持つJUNSEO、オーディション番組「BOYS24」で優勝したE-CHANを擁し、さらにグループとしても「PEAK TIME」で最終順位4位を記録。その証明された実力に他のグループたちは息をのみ、会場には並々ならぬ緊張感が広まりました。
再起を図るために「Re:Born」への出演を志願した全12組のグループ。その中には想像を絶する苦難を経験してきたグループもいます。
#1のグループ紹介でひときわ注目を集めたのはWEUSとL5ST。L5STのメンバーであるCHANWOOKが、実は過去にWEUSのリーダーとして活動していたという驚きの事実を明かすと、会場は「ドラマみたいだ」と騒然。事前アンケートで「共演するのが気まずいグループ」としてWEUSを挙げたCHANWOOKが「競争することになって胸が痛い」と泣きそうな顔になると、WEUSのMINHYUKは「気まずくなる必要はないのに」と応じ、「こうして再会できたのだから互いに切磋琢磨できれば」とコメントしました。
デビュー1年目であるEASTSHINEの練習風景を収めたVTRでは、メンバーたちが汗を流す練習室に所属事務所の代表がひょっこりと登場。差し入れとして暑さをしのぐスイカをもらったメンバーたちは、代表も交えて全員でスイカを分け合って食べる和やかな休憩時間を過ごしました。実は事務所の代表は直腸がんを患っており、手術を経た後も変わらずメンバーたちのために情熱を注ぎ込んでいることを告白。そんな代表に恩返しをするために今回の出場を決めたとメンバーが語ると、その切実な思いに他のグループも審査員たちも目を潤ませました。
そしてベテランのBeMAXは、デビュー間もない新人の頃に大きな交通事故に遭ったこと、そしてその事故で兄のように慕っていたマネジャーが亡くなったことを告白。最も不運な出来事を忘れられず、虚しさに襲われた彼らだが、「それでもマネジャーに届けたいという気持ちでここまで続けてきた」と、涙まじりの声で亡きマネジャーへの切なる思いを語りました。
それぞれの思いを抱え、練習で積み重ねてきたものをパフォーマンスとしてぶつけあった12組のボーイズグループたち。審査は3人の審査員によって300点満点で点数がつけられ、最終戦に臨む5つのチームが決定。ここではめでたく最終戦への切符をつかんだ5チームのパフォーマンスを振り返ってみましょう。
4位:E'LAST(259点)
パフォーマンスでトップバッターを務めたE'LASTが4位で最終戦に進出。一番手という多大なプレッシャーをはねのけて披露した「Thrill」のステージでは、激しさの中にも時に緩やかな線を描く緩急のついたダンスで成熟した魅力をアピール。曲の後半では日本語での歌唱も披露しました。審査員たちは「思った以上にレベルの高いステージ」「J-POP色が強い曲を選曲していたので、日本のファンの心を揺さぶるステージだったのでは」と高評価。日本の音楽市場を強く意識したステージングで鮮烈な印象を残すパフォーマンスとなりました。
4位:EASTSHINE(259点)
新人グループのEASTSHINEがE'LASTと同列4位に。少年らしい爽やかさとパワフルさが共存するナンバー「Double Down」に、他のグループから「SHINeeみたい」という声が。ステージに響き渡るハリのあるボーカル、そして舞台の上でのびのびと遊び回るような余裕さえ感じられるダンスで、見ているほうも思わず体が動き出してしまうステージングを見せました。「舞台を心から楽しんでいた」「互いに目を合わせて笑い合って息を合わせているのがとても良かった」と、審査員も初々しくもレベルの高いパフォーマンスを評価。
3位:DXMON(284点)
「強烈さならDXMON」という前評判通りの圧倒的なパフォーマンスで3位に。MCでは内向的な性格だと話していたメンバーたちがパフォーマンスとなると文字通り目つきが変わり、デビューミニアルバムのタイトル曲「Burn Up」で鳥肌が立つほどの圧倒的な迫力を見せつけました。ハイレベルなスキルを存分に発揮したダンスブレイクでは他グループからも感嘆の声が上がり、クライマックスに向けて会場のボルテージは最高潮に。審査員からは「テクニック的なものも入れていて、それが大きな武器になる」「本当にクレイジー」と称賛されました。
2位:DKB(295点)
登場時から注目度の高かったDKBは「一番強力な優勝候補」の名に恥じぬ2位という結果に。「Sober」を披露する彼らはパフォーマンスの帝王という名にふさわしく、挑発的な表情と激しく躍動するダンスでまたたく間に会場をDKBのカラーで飲み込んでいきます。クライマックスに畳みかけるようなダンスパフォーマンスで決めた彼らは、ステージを終えると「今日は僕たちの公演を見に来てくれてありがとうございます」と余裕の表情。審査員からも「ベテランの風格はさすが」「素敵なな公演を見せていただきありがとうございました」と喝采を受けました。
1位:AIMERS(296点)
DKBとわずか1点差で1位の栄冠に輝いたのはAIMERS。強烈でパワフルなダンスを見せるグループが多い中、AIMERSはドラムビートが特徴的なナンバー「Somebody」を披露しました。まるで6人で1つの体になったかのように足先の角度までもがピタリとそろったダンスはまさに圧巻の一言。直前にパフォーマンスしたDKBに「一発やられた感じ」と言わしめました。そのダンススキルには審査員からも「ハイクオリティーでライブが安定している」「一見簡単に見えるダンスだが、こうしたディティールのあるダンスを簡単そうに踊るのが真の実力者」と絶賛の声が上がりました。
最終5チームが決まり、戦いの舞台は2次競演へ。#3のラストでは中間ミッションとして「J-POP」が予告されており、さらにはメンバーたちを驚かせるベネフィットの存在もほのめかされています。ここからが本当の戦いとなる「Re:Born」、日本デビューを目指す5グループの戦いをぜひ見届けましょう。
文:元永 真
©Re:Born製作委員会
2024年9月27日(金)スタート
出演
MC:チャン・グンソク
出演グループ
AIMERS / DKB / DXMON / EASTSHINE / E’LAST / BeMAX / BXB / DIGNITY / L5ST / WAKER / WEUS / XODIAC
審査員
KARA ギュリ / KARA ニコル / キム・テウ / シン・ユミ / ヒョジン・チョイ
©Re:Born製作委員会
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